今回は「應える」「賞でる」「労い」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「應える」
難読漢字クイズで気分転換しましょう。
今回は「應える」の読み方です。
この漢字を使う機会は少ないと思いますが、この言葉を使う機会は多いはず!
「應える」の読み方のヒントは?
3つのヒントから考えてみてください。
1.「應」は、ある漢字の旧字体です。
2.日本の難関私立大学といえばどこですか?
3.「應える」をひらがなにすると4文字になります。
正解は…
正解は「こたえる」でした!
「應える(こたえる)」とは、何らかの働きかけに対する反応や応答、相手の要望を叶えたり期待に報いることをいいます。
また、「寒さが骨身に応える」のように、外からの刺激を強く感じる場合にも使われます。
近年の小説では「骨身に堪える(こたえる)」といった表現をよく目にしますが、正しくは「堪える」ではなく、「應える」もしくは「応える」が正しい表記です。
「應」の読み方
「應」の音読みは「オウ」、「慶應義塾大学」の「應(オウ)」ですね。江戸時代最後の元号も「慶應」です。
「應える」の訓読みは「こたえる」と「いらえる」です。
「應」は「応」の旧字体なので、「応える」と同じように使います。
「いらえる」は古典日本語「いらう」の連用形で、返事や返答を意味します。
『いとはづかしと思ひて「いらへもせで」ゐたるを』伊勢物語
2問目はこの漢字!「賞でる」
今回の漢字クイズはこちら。
「賞でる」という漢字、読むことができますか?
「賞品」「一等賞」などの「しょう」という読みが定着している私たちが真っ先に思いつくのは「しょうでる」という読みですが、これは漢字クイズ。
それで正解できるほど甘くはありません。
ぜひ頭をフル回転させて考えてみてください!
「賞でる」の読み方のヒントは?
「賞でる」という言葉はあまり日常生活で目にすることはありませんが、「観賞」や「鑑賞」という言葉は一般的に使われます。
実はこれらの単語が「賞でる」の読み方を紐解く手がかりとなります。
「鑑賞」や「観賞」は、対象こそ違えど、どちらも美しいものを深く味わうという意味を持ちます。
言い換えれば対象を「愛でる」ことなのです。
今のが大ヒントです。
もうわかってしまいましたか?
正解は…
正解は…
めでる
でした!
一般的には「愛でる」という漢字の方が良く使われるため、「賞でる」という言葉があること自体がほとんど認知されていないように思います。
ただ、知っておくと教養が深まるかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「労い」
「労い」
「労働(ろうどう)」
「疲労(ひろう)」などのように、日常でよく見るこの漢字。
「労い」の場合は、何て読むのでしょう。
「労い」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は「相手の労苦に対しての感謝」という場面で使われます。
類語としては、
「慰労」や、
「いたわり」などが挙げられます。
「労い」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ねぎらい」
です!
「労いの言葉をかける」のように、相手の苦労や頑張りに対しての感謝の言葉として使います。
自分と同等もしくは、下の人に対して使うのがベターなので、目上の人に対しては使わない方が良いでしょう。
また「労」は、
「労い」「労う」だと、「ねぎらい(う)」
「労わる」だと、「いたわる」と読みます。
送り仮名によって読み方が変わってくるので、注意してくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!