漢字読み講座

「廉価」「安普請」「卓子」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「廉価」「安普請」「卓子」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「廉価」

日常的によく見る「廉価」という漢字。

 

ニュースなどでもよく耳にする言葉でもありますが、漢字になると意外に読めないもの。

 

経済関係の勉強をしている人にとっては簡単な問題ですが、社会人として読めないと恥ずかしいレベルの漢字でもありますので、分からない人はこの機会に覚えてしまいましょう!

 

意味としては「安い」という言葉ですが、「あんか」ではありまんよ!

 

「廉価」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② 「安い価格」という意味です。

ヒント③ 3匹の子豚の三男が作った家は「レンガ」ですが・・・。

 

「廉価」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「れんか」です!

 

「廉価」とは、「値段が安いことや安い値段」を表す言葉です。

 

そのままシンプルに「安価」とも表現しますが、「廉価」の方が知的な言い回しですね。

 

ちなみに、「廉価」といえば「値段が安い」ことですが、英語の「リーズナブル」とはどう違うのかご存じでしょうか?

 

「廉価」とは、単純に「値段が安い」ことを表すのに対し、「リーズナブル」とは「その性能・価値からしたら安い」という意味があります。

 

そのため、「この外車はすごくリーズナブルだね」と言われても金額は一千万円を超えていることなんてザラですが、「この車は廉価だね」となれば百万円くらいのものを指すということです。

 

「廉価」の読み方だけでなく、意味もしっかり覚えてしまいましょう!

2問目はこの漢字!「安普請」

 

「安普請」

これ、何と読むかわかりますか?

 

一文字一文字はおなじみの漢字ですよね。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「安普請」読み方のヒント!

あまり見慣れない言葉ですが、

近現代文学ではよく見かける言葉なんです。

 

ヒントは「建物に対して使う言葉」。

 

さて、読めましたか?

ちなみに「あんふせい」ではないですよー!

 

「安普請」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「やすぶしん」

です!

 

「安普請」は、

「安い費用で家を建てること」または「そうして建てた粗雑な家」を表す言葉。

あまりいい言葉ではありませんね笑

 

例文としては

「急ごしらえの安普請」

「地震が来たら倒れてしまいそうな安普請」

というように使われます。

 

家を建てた時に自虐や謙遜として使う方がいるかもしれませんね。

 

「普請(ふしん)」という言葉が「建物」や「土木工事」を表すため、

「安普請」という言葉も、建物に対して使われます。

 

服や物に対して「安普請」とは言わないのでご注意を!

 

「安普請」の対義語には「大名普請(だいみょうぶしん)」という言葉があります。

こちらは「費用を惜しまずに作られた豪華な家」という意味です。

 

聞きなれないですが、太宰治や芥川龍之介の作品にも出てくるこの言葉。

一般教養として覚えておいて損はありませんよ!

最後はこの漢字!「卓子」

はい、そのまま「たくし」と読めるからって、「タクシー」ではありません!

 

「卓」の字は、卓球の「卓」や「雀卓」、「食卓」などの「机」を意味するもので、「子」はそのまま子どもの「子」。

 

そのままの意味で考えれば「ミニ卓球」、もしくは「子ども用の小さなテーブル」といったところでしょうか。

 

今回はこのイメージも大切にして、正解に迫ってみましょう!

 

「卓子」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① ずばり「食卓」ですね。

ヒント② カタカナ表記です。

ヒント③ 「〇ー〇〇」の4文字です。

 

「卓子」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「テーブル」です!

 

「テーブル」は、どこの家にも必ずある食事をとったり作業をする上でなくてはならない家具ですね。

 

構造がシンプルなことから、昔からその形は変わることなく現代にも受け継がれていて、素材は石や木、金属など多岐に渡るほか、デザインもシンプルなものから奇抜なものまでありとあらゆるものがあります。

 

この「テーブル」の語源は、フランス語の「table」と古英語の「tablee」の両方であり、ラテン語で「板」を意味する「タブラ」の派生とのことです。

また一つ、勉強になりましたね!

ABOUT ME
mint_02
ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!