今日の難解漢字は、
「禍」
「冶かしい」
「鬼灯」
「適う」
「狭間」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「禍」です!
禍
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「わ」ではありません。
コロナが流行って急に出てきた漢字、コロナ禍の「禍」です。
コロナ禍が読める人は読めるのですが、どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!
「禍」読み方のヒントは?
禍は訓読みではわざわいと読みます。「禍を転じて福と為す」という慣用句などが有名ですよね。
しかしこの「禍」という漢字一文字でも読めるんです。コロナ禍が読める人は読めますよね。時勢的に覚えておきたい漢字の1つです。
ここで大ヒント!ブーンブーンと夏場にうっとおしいあの虫と同じ読み方です。
「禍」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はかでした。
正解を知っている人からすると「なんだ、やっぱりそうか」という感じで拍子抜けかもしれませんね。
ただこの禍という字の読みの正解率、コロナが上げているようで心境は複雑ですよね。「禍を転じて福と為す」というように早く福が来てほしいものです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「冶かしい」です!
「冶かしい」
この漢字、何と読むかわかりますか?
漢字検定準1級レベルの問題ですので、
読めない方も多いかもしれません。
わからなかったという方は、
以下の解説を参考にしてくださいね。
「冶かしい」の読み方のヒントはコレ!
まずはヒントとして「冶かしい」の意味を紹介します。
- ヒント1:「美しいさま」
- ヒント2:「色気があるさま」
意味から読み方を連想してみると
正解がわかってくるはずです。
「冶かしい」の読み方!正解は…?
「冶かしい」の読み方、正解は……
「なまめかしい」です!
「冶かしい」の意味は、以下の通りです。
- 「落ち着いた気品があり、色気の漂うさま」
- 「艶っぽいさま」「美しく、色気があるさま」
なお、通常は「艶めかしい」と書きます。
「冶」を用いる熟語は?
「冶」を「なまめかしい」と読むことがしっくり
来ない人もいるでしょう。
そこで、「冶」を用いる熟語をご紹介します。
- 遊冶(ゆうや):遊びにふけり、着飾ること。
- 妖冶(ようや):なまめかしく美しいこと。 妖艶。
- 艶冶(えんや):なまめいて美しいこと。また、そのさま。
このように、「冶」という字は「艶っぽいさま」や
「なまめかしさ」を表現するときに使われる漢字です。
谷崎潤一郎の小説『二人の稚児』にも登場する漢字ですので、
少なくとも50~100年前には使われていたということになります。
現代の小説にも十分出てくる可能性がある漢字ですので、
これを機に覚えておくといいですね。
まとめ
「冶かしい」は、「なまめかしい」と読み、
「艶っぽいさま」「美しく、色気があるさま」
といった意味で使用される漢字です。
慣れない漢字かもしれませんが、
「遊冶(ゆうや)」「妖冶(ようや)」「艶冶(えんや)」など
「冶」の漢字を用いた熟語も複数あり、
「なまめかしさ」を表現するときに使われます。
知らなかったという方は、これを機に覚えておくといいでしょう。
3つ目の漢字は「鬼灯」です!
この漢字が使われているタイトルのアニメがあるとおり、「鬼灯」の読み方は一躍有名になりましたよね!
アニメを見ない人にとっては、そのまま「おにび」と読んでしまいそうな難しい漢字ですが、読んで字の如く、その姿形はまさに「鬼火」そのものです。
ということで、少しヒントになってしまいましたが、この「鬼灯」、あなたは読めますか?
「鬼灯」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 見た目はイチゴや柿やのような形をしていて、中に実があります。
ヒント➁ 浅草の浅草寺には「鬼灯市」が開かれます。
ヒント③ 仏壇にお供えされる植物です。
「鬼灯」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ほおずき」です!
「鬼灯」は、昔は薬として食されてきた植物の実ですが、現在ではその毒性から口にすることはありません。
見た目はイチゴのような柿のような殻の中に、熟すとオレンジ色の、大きさはサクランボ程度の小さな実が成ります。
この実は、ぶにぶに揉んでいると柔らかくなり、中に入っている果実を取り除くと風船のようになって遊ぶことができるんですが、最近の若者は知らないでしょうねwww
お仏壇にもお供えされるので、お盆などで帰省したときに目にする方も多いと思います。
でも、「鬼火(おにび)」と読める「鬼灯」を仏壇とセットにしてしまうと、少し怖い感じもしてきますね・・・。
4つ目の漢字は「適う」です!
「適う」の読み方をご存じでしょうか?
「適当(てきとう)」の「適」ですが「てきう」と読んでしまうと、ちょっと恥ずかしいかも。
「適」という字は小学校で習う、ごくありふれた漢字です。
しかし「適う」が読める方は少ないかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「適う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇う」の3文字です
- 「適している」「当てはまる」という意味
- 「それは理屈に適っていますね」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「適う」の読み方!正解は!?
正解は「かなう」です。
意味は、ヒントで書いたように、適している、当てはまる、適合するなど。
使い方としては「道理に適う」「お眼鏡に適う」などがあります。
「かなう」という言葉には「叶う」や「敵う」もありますが、それぞれ少しずつ意味が違います。
- 叶う:願いが実現すること「夢が叶う」「叶わぬ恋」
- 敵う:匹敵する、力が互角だという意味で、打消しの言葉を後に続けて使う「彼には到底敵わない」「子供の理屈には敵わない」
読み方が同じな上に意味も似ているため、注意が必要です。
5つ目の漢字は「狭間」です!
「狭間」の読み方をご存じでしょうか?
「狭」という字は「きょう」と読めるため「きょうま」と読んでしまいそうですが、それは間違いです。
では、正しい読み方があなたにはわかりますか?
「狭間」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 物と物の間にある狭い場所という意味。
- 「木々の狭間から光が差し込んだ」のように使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「狭間」の読み方!正解は!?
正解は「はざま」です!
ヒントに示したように物と物の間という意味になりますが、ここで言う「物」とは「目に見える物」だけではありません。
例えば「生死の狭間(はざま)」や「愛と憎しみの狭間(はざま)」のように、目に見えないものや人の感情を表す場合もあるからです。
ちなみに「きょうま」は漢字で「京間」と書き、関西地域で使用されている畳のサイズのことです。
「狭間」を「きょうま」と勘違いされている方も多いようなので、間違えないように注意しましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!