今日の難解漢字は、
「落葉松」
「盈ちる」
「目敏い」
「謀」
「破綻」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「落葉松」です!
「〇〇まつ」と読むことは想像がついても、いったい何と読むのでしょうか?
松の種類はたくさんありますが、盆栽が好きな方にとってはサービス問題かもしれませんね。
「落葉松」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 最初の文字は「か」です。
ヒント➁ 落葉針葉樹で、主に東北・関東・中部地方に生息している松です。
「落葉松」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「からまつ」です!
「唐松」とも表記される「落葉松」は、木の高さが30m前後にもなる大きな落葉針葉樹です。
日本固有の松であるほか、針葉樹の中で「落葉松」はただ一つの落葉性の高木という特徴があります。
育苗が簡単で、成長が速い落葉松は、昔から薪の材料として親しまれていて、各地で大規模な植林がされてきました。
現在では、薪はあまり使われなくなりましたが、建築材やパルプ材のほか、その生育のしやすさから盆栽の分野で多くの人に親しまれていることで有名ですね。
2つ目の漢字は「盈ちる」です!
「盈ちる」
この漢字、何と読むかわかりますか?
あまり見かけない漢字ですので、
読めなかった方も多いのではないでしょうか。
わからなかった方は、下記の解説を参考にしてくださいね。
「盈ちる」の読み方のヒントはコレ!
まずはヒントとして「盈ちる」の意味を紹介します。
- ヒント1:「次第にいっぱいになること」
- ヒント2:「たっぷりとあること」「あふれる」
そろそろわかりましたか?
「盈ちる」の読み方!正解は…?
「盈ちる」の読み方、正解は……
「みちる」です!
「盈ちる」の意味は、
- 「満ちる」「次第にいっぱいになる」
- 「たっぷりとある」「あふれる」
つまり、「満ちる」と同じ意味です。
「盈ちる」の同訓意義語は?
「みちる」と読む漢字は、
「盈ちる」「満ちる」の他にもあります。
せっかくですので、「みちる」の
同訓意義語とその違いについて見ていきましょう。
- 満ちる:「いっぱいになる」
- 充ちる:「基準に達する」
- 盈ちる:「たっぷりとある」
- 実ちる:「中身がつまっている」
このように、使用する漢字によって
意味も若干異なってきます。
詩、文学に触れることが好きな方や、
日記をつける習慣がある方などは、
意識して使い分けてみると面白いかもしれません。
まとめ
「盈ちる」は「みちる」と読み、
「たっぷりとある」「あふれる」「満ちる」
などの意味を持つ漢字です。
なお、「満ちる」「充ちる」「盈ちる」「実ちる」など、
「みちる」と読む同訓意義は4種類あります。
意味が多少異なりますので、
あわせて覚えておくと役に立つことがあるかもしれません。
3つ目の漢字は「目敏い」です!
2文字目の「敏」という字は、「はやい」や「かしこい」といった意味を持つ漢字です。
「俊敏」や「敏感」という言葉にも使われているので、イメージがつきやすいと思います。
そんな「すばやい」意味の漢字に「目」が加わった「目敏い」は、まさに「目がキョロキョロ動く」様子と予想できますね!
さあ、このキョロキョロした様子はどんな言葉なのでしょうか!?
「目敏い」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 最初の文字は「め」と読みます。
ヒント➁ 「めうるさい」ではありません。
ヒント③ 「め〇〇い」の3文字です。
「目敏い」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「めざとい」です!
「目敏い」とは、本来、「感覚が鋭い」や「ある分野に対して造詣が深い」ということを根底に、「見つけるのが早い」や「本質を見抜く」様子を表す言葉です。
ですが、普段使うシチュエーションは、「目敏くおやつを見つける」や「へそくりを目敏く見つける」などのように、探偵のごとく「盗み見」したり探したりするようなときに使われますね。
一見、悪口や悪い意味で使われることが多い言葉のように思えますが、「目敏い」は「目聡い」とも書くように、「よく気がつき、気が回る」という良い意味でも使われます。
4つ目の漢字は「謀」です!
「謀」の読み方をご存じでしょうか?
「ぼう」や「む」とも読みますが、それは音読みですね。
今回は訓読みで読んでください。
たった一文字ですが、意外と長い言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「謀」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 意味は、策を練ったり、悪事をたくらんだりすること
- 謀は密なるを良しとす
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「謀」の読み方!正解は!?
正解は「はかりごと」です!
「謀」だけで5文字の言葉を表すことができるのは、漢字ならではですね。
「はかりとごと」いうと、悪いたくらみのようなイメージを持たれる場合が多いのですが、悪事に限った言葉ではありません。
ヒントでも紹介しましたが「謀は密なるを良しとす」とは、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」でも出てきた、中国の兵法書の言葉です。
意味は「計画や作戦は、秘密にしていないと成功しない」ということ。
計画を外に漏らしてはいけないのは、悪事とは限りません。
ビジネスやスポーツなど人と競う場において、大切なことだといえますね。
5つ目の漢字は「破綻」です!
「破綻」の読み方をご存じでしょうか?
「破錠(はじょう)」と少し似ていますが、よく見ると「錠」ではなくて「綻」ですね。
「綻」という字には「ほころびる」という意味がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「破綻」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 関係性が修復できないほど壊れてしまうことです。
- 「結婚生活は破綻した」「会社が破綻の危機に陥っている」などと使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「破綻」の読み方!正解は!?
正解は「はたん」です!
「破」はやぶれたり壊れることで、「綻」は、縫い目がほどけて離れてしまうこと」です。
これらの2つの字を合わせた「破綻(はたん)」という言葉は、修復できないほどに壊れてしまうことだとわかりますね。
類義語としては、「破滅」「破産」「失墜」などがありますが、少しずつ意味が異なるため、使い方には注意が必要です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!