今日の難読漢字は
「柔弱」
「襤褸」
「贖う」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「柔弱」!
「柔弱」は、誤読の多い漢字です。
「なんじゃく」は、間違った読み方ですよ!
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「柔弱」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「にゅうじゃく」
です!
「柔弱」は、
「気力や体が弱々しいことや、そのようす」という意味の言葉です。
「甘やかされて柔弱に育ってしまった」
「運動を怠り、柔弱な体になった」
など、弱ってしまったようすを表現するときに使います。
よく読み間違えられる「なんじゃく」は、
漢字で書くと「軟弱」です。
意味が似ているように感じますが、
「軟弱」は「意志や態度がしっかりしていないこと」を表します。
「彼は軟弱でいつも怒られている」など、
態度に対しての言葉として使われます。
単純に「物の性質が柔らかいこと」にも使われるので、
「ここは地盤が軟弱だ」などとも言いますよ。
ところで「じゅうじゃくって読むんじゃないの?」と思った方はいませんか?
確かに辞書では「じゅうじゃく」でも「柔弱」が出てくるのですが、
正しい読み方は「にゅうじゃく」です。
あまりにも読み間違いが多いので、辞書にも載るようになったのだそう。
読み間違えることが多いぶん、スマートに読めると嬉しいもの。
ぜひ覚えて役立ててくださいね!
次の難読漢字は「襤褸」!
「襤褸」には、実は2種類の読み方があります。
どちらもわかる!という方はかなりの漢字の達人です!
まずは一般的ではない方の読みを、ヒントとしてお教えします。
読み方のうち、ひとつは…「らんる」です!!
さて、あなたはもう一つの読み方がわかるでしょうか?
「襤褸」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「ぼろ」
です!
「襤褸」は、
「使い古して役に立たない布」や「ぼろきれ」を表す言葉です。
「着古して破れたり、つぎはぎのある服」のことを指す場合もあります。
「窓掃除に襤褸を使う」
「襤褸で靴を磨いた」
など、例文はちょっとエコな感じがしますね笑
有名な言葉に、
「襤褸は着てても心は錦」というものがあります。
これは「見た目はみすぼらしくても、心が豊かで気高いこと」を表した言葉。
「心は気高く誇りを持って生きましょう!」という鼓舞の言葉でもあります。
錦は豪華な絹織物のことなので、
襤褸と錦を対照的に使った慣用句ですね。
かなり特徴的な漢字である「襤褸」。
書くのは難しくても、読みはぜひ覚えてくださいね!
最後の難読漢字は「贖う」!
「贖う」で読み間違えがちなのは「つぐなう」です。
でも「つぐなう」だと漢字は「償う」になります。
確かに似たような言葉ではあるのですが…
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「贖う」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「あがなう」
です!
「贖う」は、
「罪をつぐなうこと」という意味の言葉です。
読みは「あがなう」なのに
意味は「つぐなう」なのはちょっと理不尽ですよね!笑
贖うには、ほかにも「何かを代償に手に入れること」という意味もあります。
「すべての貯金を使って、レア物のレコードを贖う」
このように使われます。
「贖う」と「償う」の違いですが、
「贖う」は実際の罪のつぐないだけではなく、
罪悪感があることに対してのつぐないにも使われます。
それに対し「償う」は、
罪や損害の埋め合わせとして、金品の支払いや労働を行うことに使われます。
「賠償金」の言葉にも、同じ「償」の字が使われていますね。
贖ったり償ったりすることとは縁のない暮らしがしたいですが、
漢字の読みや意味は知っていて損がありません。
すべて正解できた方は素晴らしい!
かなりの漢字好きですね!
間違えてしまった方も、大丈夫。
しっかり覚えて漢字マスターを目指しましょう!
出典:コトバンク
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