今日の難読漢字は
「俚諺」
「北叟笑む」
「旋風」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「俚諺」!
「俚諺」の読み方、大ヒントを差し上げます!
「り●ん」
●に当てはまるひらがなを考えてみましょう!
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「俚諺」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「りげん」
です!
「俚諺」は、
「世間に言い伝えられることわざ」のこと。
実は「諺」の方は、訓読みでは「ことわざ」と読みます。
また「俚」は「いなかじみている」「俗っぽい」という意味の漢字。
「俗っぽいことわざ」=「俚諺」ということが
漢字それぞれの意味からわかりますね。
ことわざといえば、
「猫の手も借りたい」「犬も歩けば棒に当たる」
などは有名ですね。
そのほか、その地域にだけ伝わることわざも「俚諺」と表されます。
たとえば私が住む北海道には、
「雪虫が飛んだら初雪が近い」という言葉があります。
晩秋になると「雪虫」という、白い綿のようなものがついた虫が現れるのですが、
その雪虫が飛んでから1〜2週間ほどで初雪が降ることが多いのです。
このように、その地域に伝わる教えのことも「俚諺」と言います。
身近な存在なのに、意外と知らない言葉の「俚諺」。
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
次の難読漢字は「北叟笑む」!
「北叟笑む」は、
中国の故事「人間万事塞翁が馬」の主人公が、
嬉しい時も辛い時も笑うことが由来となった言葉。
つまり、笑うことを表現した言葉です。
みなさんがご存知の言葉で、
この漢字に合てはまりそうなものはないでしょうか…?
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「北叟笑む」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「ほくそえむ」
です!
「北叟笑む」は、
「うまくいった満足感で、ひそかに笑う」という意味の言葉。
「ライバルがミスをして北叟笑む」
「限定のシュークリームがラスト1個で手に入って北叟笑む」
など、さまざまな場面で使われます。
「やったー!」という満面の笑みというよりかは、
「計画通り…!」という感じのニヤリとした笑いをイメージするとわかりやすいかも。
何人かで笑うときにも使わない言葉なので、
使い方には注意しましょう!
ビジネス上ではなかなか使う機会がない言葉ですが、
新聞や雑誌などの文言としては頻出用語。
漢字で書かれていることは少ないながら、読めれば鼻高々!
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
最後の難読漢字は「旋風」!
「旋風」の読み方1つ目は、音読みの「せんぷう」です。
もう一つの読み方も、意味は同じ。
旋風を、より身近な言葉に言い換えてみると…?
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「旋風」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「つむじかぜ」
です!
「旋風」は、
「渦を巻いてふきあげる風」のこと。
竜巻よりも小規模のものを指します。
暖かい日、枯れ葉などが風でぐるぐると回っている様子を見たことはないでしょうか。
砂が巻き上げられて、砂嵐のようになっていることも。
旋風は、強い日差しで地表が温められたことで生まれた上昇気流と、
建物などに当たった風とがぶつかり発生する現象です。
渦巻き状の風というと「竜巻」もあります。
一見すると「旋風」が成長して「竜巻」になるように感じますが、これは誤解。
竜巻は、非常に発達した積乱雲に伴って発生。
積乱雲から出る冷たい風と、暖められた空気がぶつかることで起きます。
台風の時期には特に注意が必要ですよ。
竜巻のミニサイズと思われがちで、
漢字の読みも間違われがちな「旋風」。
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!
出典:コトバンク
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