今日の難解漢字は、
「行脚」
「果物時計草」
「松明」
「耳朶」
「狼狽える」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「行脚」です!
「行脚」
普段からよく見かける二つの漢字。
「修行(しゅぎょう)」「健脚(けんきゃく)」などのように使われることが多いことから、「ぎょうきゃく」と読んでしまった方も多いのではないでしょうか。
「行脚」読み方のヒントは?
ヒントは、「ある目的のために巡り歩くこと」を表す言葉です。
また「修行のために、僧侶が諸国を歩き回ること」を指す、仏語でもあります。
「雲水行脚」という4字熟語が有名ですね。
類語には
「巡覧」「ツアー」などが挙げられます。
「行」という字の読み方をすべて思い出せれば、おのずと答えがでてきますよ。
「行脚」の読み方、正解は…
正解は……
「あんぎゃ」
です!
「支援者に感謝の気持ちを伝えるため、全国行脚をおこなった。」
などのように使います。
「行」を「あん」と読むことを知らなかった人にここで豆知識。
「あん」という読み方は唐音と呼ばれ、江戸時代初期の唐(中国)の発音が元になっています。
ちなみに「行」の読み方一覧はこちら。
【音読み】
・コウ … 実行、横行など
・ギョウ … 修行、行事など
・アン … 行脚、行灯(あんどん)など
【訓読み】
・い(く) … 行くなど
・ゆ(く) … 行く、行方など
・おこな(う) … 行うなど
よく使う漢字なので、この機会にしっかり覚えてくださいね!
2つ目の漢字は「果物時計草」です!
今回は摩訶不思議な漢字をご紹介します。
「果物時計草」
なんだか見当もつきませんね。
もちろん難読漢字クイズですから、「くだものとけいぐさ」ではありません。
この漢字、読むことができるでしょうか?
「果物時計草」の読み方のヒントは?
実はこれ、ある果物の名前なんです。
といっても日常的に食べる人は少ないと思います。
南国を象徴するようなフルーツで、ジュースにすることが多いです。
外見は黒っぽい紫、実を割ってみると中はオレンジ色。
分かりましたでしょうか?
続いて、正解発表です!
正解は…
正解は…
パッションフルーツ
でした!
「なんでこの漢字に!?」と思ってしまいますが、実は単純明快。
パッションフルーツはトケイソウ科に属する植物なんです。
時計草の果物だから「果物時計草」なんです。
正直日常生活でパッションフルーツに出会う機会は少ないです。
だからこそ、この漢字を覚えておけばふとした時に雑学を披露できるかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「松明」です!
そのまま音読みにすると「しょうめい」、もちろん正解です!
でも、もっと馴染みのある他の読み方があるんですが、何か分かりますか?
「松の明かり」と書くこの漢字、そもそも「松」って光るのか疑問ですがいったい何のことを示しているんでしょうか。
予想するとしたら、松からは「松ヤニ」が採取できるので、その線が怪しいですね!
さあ、疑念を確証に変えていきましょう!
「松明」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 洞窟の中ではこれがないと始まりません!
ヒント➁ 1文字目の読み方が、2文字目になります。
ヒント③ 現代でいうところの「ランプ」です。
「松明」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たいまつ」です!
「松明」とは、探検ゲームではお馴染み、棒の先に布が巻いてあって火をつければしばらく燃え続けるアレです。
持ち運びができる明かりで、まさに「照明(しょうめい)器具」の「松明(しょうめい)」。
現代ではより効率良く燃える油を使ったものが主流ですが、昔は「松ヤニ」を用いた照明器具が一般的でした。
キャンプなどで本物の松ヤニを使って火を起こしたら、人気者間違いなしです!
4つ目の漢字は「耳朶」です!
「耳朶」の読み方をご存じでしょうか。
「じだ」とも読みますが、今回はもう一つの方の読み方を正解とします。
ごく一般的な言葉でも、漢字にするとわからないものって多いですよね。
「耳朶」もその一つかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「耳朶」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 人の体の一部の名称
- ここが大きいと金運があると言われます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「耳朶」の読み方!正解は!?
正解は「みみたぶ」です!
耳という字が使われているので、予想のついた方が多かったかも知れません。
冒頭で書いたように「じだ」と読むこともできますが、意味は同じく「みみたぶ」のことです。
「耳」という字は誰でも知っていますが「朶」という字にはどういう意味があるのでしょう?
「朶」は「枝や花などがたれさがる」といった意味を持ちます。
耳から垂れ下がっているから「耳朶」と書いて「みみたぶ」と読むのですね。
5つ目の漢字は「狼狽える」です!
「狼狽える」の読み方をご存じでしょうか?
「狼狽」と書いて「ろうばい」と読みますが「ろうばいえる」と読むのはもちろん間違いです。
「と言われても、他に読み方がわからない…」という方もいらっしゃるかも知れませんね。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「狼狽える」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇える」の5文字です。
- 不意打ちされたり、想定外の出来事にあったりして焦ること。
- 彼は浮気がばれて狼狽えた。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「狼狽える」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「うろたえる」です!
よく耳にする言葉なのに、漢字になると非常に読みにくい言葉だといえます。
冒頭で「狼狽(ろうばい)」という言葉について書きましたが、意味としてはまさに狼狽と同じですね。
類義語としては「動転する」「慌てふためく」「面食らう」などがあります。
漢字で書くことが少ないため、つい「ろうばいえる」などと読んでしまうことがないように要注意ですね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!