今回は「交譲葉」「気触れる」「丁稚」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「交譲葉」
「交わりながらも譲る」。
そんな葉があるのならば、随分お人好しというか協調性の高い葉とも言えますね!
今回の漢字は「交譲葉」。音読みにしたら「こうじょうは」や「こうじょうよう」でしょうが、これらはもちろん違います。
意味からきている当て字になりますので、その形などを思い浮かべて考えてみてください!
「交譲葉」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 縁起の良いものとして新年に飾られたりします。
ヒント② 「〇〇〇は」と読みます。
ヒント③ 若い葉の後、次の葉が出るときには若い葉は落ちます。
「交譲葉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆずりは」です!
これはそのまま、「春に若葉が出たあと、次の年に葉のときには前年の葉は譲るように落葉する」様子から、「交譲葉」という漢字が当てられています。
また、この生態は「親が子どもを育てて、代々続いていく」ことから、「家が繁栄して代々続くこと」を連想させる縁起の良い木とされ、お正月の鏡餅のお飾りや、玄関を飾る木としても親しまれるようになりました。
日本でも、北から南まで広範囲に自生している丈夫な樹木ですので、ガーデニングに挑戦してみるのもいいかもしれませんね!
2問目はこの漢字!「気触れる」
「気触れる」の読み方をご存知でしょうか?
「きふれる」と読むのは、もちろん間違いです。
そんな日本語はありませんからね…
なかなかの難読漢字ですが、あなたには読むことができますか?
「気触れる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 「刺激物に触れて皮膚が炎症をおこす」ことをいいます。
- 「何かの影響を強く受けて行動や考え方が変わる」という意味もあります。
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「気触れる」の読み方!正解は!?
正解は「かぶれる」です!
ヒントで紹介したように、うるしや薬品などの刺激物が肌に触れることで、赤くなったり、かゆくなったりすることをいいます。
また、何かの影響を強く受けて行動や考え方が変化することも「かぶれる」といいますね。
普段の生活の中でよく耳にする言葉が、漢字で書かれると何のことかわからなくなることもしばしば。
この機会に「気触れる」の読み方を覚えておくと、ちょっとしたネタとして使えるかも知れませんよ。
最後はこの漢字!「丁稚」
「丁稚」と書いて、なんと読むか分かりますか?
昔の言葉ですが、今でも使われています。
根拠のない事を言われた時など「丁稚上げだ!」と怒ってもいいです!
さて、「丁稚」と書いてなんと読むでしょうか?
「丁稚」読み方のヒントは?
大昔は、少年少女たちが職人や商人の家に「丁稚奉公」するのが当たり前だったのだとか。
下働きの丁稚には少しの小遣いをくれるだけでしたが、
衣食住を約束してくれるありがたいものだったのだそうです。
そして弟子として職人の技を盗み、一人前になっていったのだとか。
今では住み込みの従業員なんかは少なくなっていますね。
そう考えると、今はかなり豊かですよね!
「丁稚」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
もっというと「〇っ〇」です!
真ん中は小さい「っ」が入ります。
さあ、もうわかりましたか?
「丁稚」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「でっち」
です!
テレビで討論などを見ていると「丁稚上げ」という言葉がよく使われています。
ぜひ、覚えておきましょう。