今回のお題は「存える」「閲覧」「裏面」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「存える」
「存える」
何と読むかわかりますか?
この字は「保存」や「存続」などの単語に使われるため、
親しみ深い漢字ですよね。
訓読みでは「そん」「ぞん」と読みますが…
「存える」は「そんえる」「ぞんえる」とは読みません。
「存える」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:長い時間が経過したさまを表す
- ヒント2:「生き存える」という言い方もある
そろそろわかりましたか?
「存える」の読み方!正解は…?
「存える」の読み方、正解は…
「ながらえる」です!
- 長く生き続ける。生き延びる。
- 長い時間を経る。
- 長続きする。
このような意味を持つ言葉です。
「存」は、「ある」「いる」「生きている」など
存在していることを表す漢字でもあるため、
「存える」の読み方もイメージしやすいですよね。
「存える」の用例は?
「存える」の用例を2つご紹介します。
- 病気と闘いつつも、なんとか永らえた。
- 当時の震災から生き永らえた人物に話を聞く。
このように、「誰かが生きていること」、
「存在していること」を表現するときに使います。
「存命」という単語とほぼ同じなんですね。
「存える」は、小説などで見かける可能性の高い漢字です。
「あれ?何て読むんだっけ…」と慌てないためにも、
正しい読み方を覚えておきましょう!
2問目はこの漢字!「閲覧」
かしこまった文章や、知的な文章を読む時に使われることが多い言葉です。
間違ってもアニメや漫画を見る時に、使われるような言葉ではありません。
もっと分かりやすく言えば、自分の教養を高めるため、または知的欲求を満たす時に使われます。
見たことはあっても読めそうで読めないこの言葉、あなたは読めますか?
「閲覧」読み方のヒントは?
よく間違われる読み方は(かんらん)です。
「観覧」と「回覧」と混ざってしまい、
(かいらん)と覚えてしまっている人も多いのではないでしょうか?
しかし当然ですが、(かんらん)でも(かいらん)でもありません。
どの言葉も、目で見て確かめることには変わりはないです。
「閲覧」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「えつらん」
です!
知りたいニュースがあった時に新聞を閲覧したり、
図書館で専門書などを使って調べながら読む時に使います。
図書館には当たり前のように、閲覧コーナーが設けられているのも特徴ですね。
他にもサイトのPV数なんてのは、閲覧者数のことです。
何かを知りたいという気持ちがある時には、閲覧という言葉を使って間違いないでしょう。
ちなみに「観覧」は目で見て見物することを指し、美しい景色を眺めたり、美術品やお芝居を鑑賞したりする時に使います。
「回覧」は順番に回して見ていくことです。
連絡事項を回覧していく板を回覧板と言いますよね?
どれも同じで読むことには変わりはありませんが、読む意味によって少しづつ変わって行くので覚えておきましょう!
最後はこの漢字!「裏面」
「裏面」の正しい読み方をご存知でしょうか?
「うらめん」と読んでいる方が多い間も知れませんね。
表(おもて)に対して裏(うら)という意味では「うらめん」と読めないこともありませんが、正しい読み方が他にあります。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「裏面」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「物事の外側には現れない隠れた部分」や「裏の事情」のことを言います
- 「彼は、政界の裏面に詳しい」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「裏面」の読み方!正解は!?
正解は「りめん」です!
一般には、紙やCDなどの表側を「おもてめん」裏側を「うらめん」と呼ぶことが多いため、「うらめん」と読んではいけないという訳ではありません。
しかし、「裏面(うらめん)」の対義語は「表面(ひょうめん)」なので、厳密には「うらめん」は間違った読み方だといえます。
いずれにせよ、世の中の裏側のように、外部からは見えない内幕を表現したい場合は、「うらめん」ではなく「りめん」と読むようにしましょう。