今日の難解漢字は、
「嘯く」
「轆轤」
「剽軽」
「箆」
「噤む」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「嘯く」です!
嘯く
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「うく」ではありません。
嘯ってごちゃごちゃしていて見づらいですよね。
ただ部首が口へんなので言葉を表す何かなのは確かです。
どんな読みの漢字なのか考えてみてください!
「嘯く」読み方のヒントは?
これは人にやったらイライラされるか怒られるかするので、あんまりいい意味の動詞ではありません。
印刷の刷の訓読みですが、1番目の意味(主な使われ方)とは関係ありません。なぜ印刷に「刷」が使われているのかは2番目の意味を知ると「なるほど!」と納得できます。
最後に大ヒント!原義は「うそ吹く」です。もうわかりましたか?
「嘯く」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はうそぶくでした。
意味は「とぼけて知らんぷりする」、「偉そうに大きなことを言う」という意味です。
嘘をついてとぼけたり、虚言を言って豪語している様子をあらわす感じです。
ただ単に嘘つきと書くよりも嘯くと書く方がカッコいいですし使ってみたいですね。
嘯くは難しい感じなので読みを忘れてしまいそうですがそんな時は原義の「嘘吹く」と一緒に覚えれば忘れにくいかもしれません。意味も一緒に覚えられますしね。
お読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「轆轤」です!
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。「轆轤」
2文字とも全く馴染みのない漢字だと思います。
読みは3文字。
「◯◯◯」、あなたは読むことができますか?
「轆轤」の読み方のヒントは?
それではこの漢字の中から、読みにつながりそうな手がかりを探してみましょう。
どちらの漢字も部首は「車(車部)」です。
車のイメージは「動く」ではないでしょうか。
もっというと、車輪をまわして進むものには車という漢字がつきやすいです(自転車、台車など)。
実はこの漢字が指し示すものも「回る道具」なんです。
陶器を作る際に使う回転する道具…。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
ろくろ
でした!
陶芸をしたことがある方ならなじみのあるものですが、普段の生活でろくろに触れる機会がある人は少ないのではないでしょうか。
それもあってこの漢字の使用頻度はかなり低めですが、覚えておくと漢字マスターに一歩近づくことができるかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「剽軽」です!
「剽軽」という漢字、普段はあまり見かけませんね。
この言葉は一般的には平仮名で表記されることが多いので、漢字を知っている方はかなりの漢字マニアとお見受けします。
この読み方や意味についてはヒントを見てもらえば想像できると思いますが、年配の方にはお馴染みの、あのバラエティ番組の番組名にも入っている漢字です!
あまりいいニュースがない今日この頃ですが、みんなで「剽軽」になって盛り上げていきましょう!
「剽軽」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「剽」の字は「ひょう」と読みます。
ヒント➁ バラエティ番組の名前は「オレたち〇〇〇〇〇ぞく」です。
ヒント③ おちゃらけている人などを表す言葉です。
「剽軽」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひょうきん」です!
「ひょうきん」って、漢字ではこう書くんですね。
ヒントのところでも触れていますが、「剽軽」とは「おどけている、ばかばかしくて笑い出したくなるようなさま、言動が軽いこと」などの意味があります。
一見すると、なんだか中身のない、軽い人に使われる感じがしますが、どちらかというとまわりを明るくするような、良い意味での「軽さ」を表した言葉でもあります。
1980年代の大ヒットバラエティ番組のタイトルにも使われている「剽軽」、あのときの出演者たちがそうであるように、いつの時代もまわりを明るくしてくれる人って素敵ですね!
4つ目の漢字は「箆」です!
漢字1文字のものに限って難しい・・・。
今回の漢字も、普段まず見たことがありませんね。
唯一のヒントとなるのは「竹かんむり」がある、ということだけです。
となると、この漢字が示すものは「竹に関係する何か」ということになりますが、これだけではさっぱり訳が分かりません!
次のヒントを参考に、一緒に考えていきましょう!
「箆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これがあれば混ぜる料理は完璧です!
ヒント② 「〇〇」の2文字です。
ヒント③ 「しゃもじ」ではありません。
「箆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「へら」です!
「箆」とは、木製や竹でできた「しゃもじ」のような平べったいキッチン道具の一つですね!
これがあれば、お芋を蒸かして混ぜるのも、チョコレートを混ぜるのも簡単です!
バレンタインデーなどでは大活躍する「箆」ですが、普段の料理にはあまり使わる頻度は少ないのが現実・・・。
「しゃもじ」に似ているけどご飯はよそらない、そんな「へら」は「箆」という漢字があったんですね!
へらへらしてないで、きちんと「箆」を見てあげましょうね。
5つ目の漢字は「噤む」です!
難読漢字クイズです。
本日の問題は「噤む」です!
「嗜む(たしなむ)」や「啄む(ついばむ)」に似ていますが…
あなたは何と読みますか?
「噤む」の読み方のヒント
3つのヒントから想像してみましょう!
1.『しんとくちを「噤む」 ただそれっきりのことだ』宮沢賢治「春光呪詛」より引用
2.「噤む」は、「口」とセットで使われる言葉です。
3.「Bさんの噂話をしてたら、Bさんがやって来たので全員口を噤む」
正解は…
正解は…
「つぐむ」
でした!
「噤」の音読みは「キン」、訓読みは「噤む(つぐむ)」と「噤じる(とじる)」です。
同じ意味の熟語には、「噤閉(キンペイ)」があります。
口を「噤む」シチュエーション
「噤む(つぐむ)」とは、口を閉じて言葉に表さない様子です。
「口を噤む」シチュエーションは、大まかに3つ考えられるでしょう。
ひとつは、自らの意思で黙る、口を閉ざす、沈黙する、貝になることです。
例:「犯人は犯行を認めたが、動機については頑固に口を噤む」
もうひとつは、さまざまな事情で何も言えなくなることです。
例:「メールの内容を妻に追求されて、夫は口を噤んだままだ」
最後は、無意識に黙ってしまうケース。
例:「あまりに美しい音色で、言葉を失い、口を噤んだ」
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!