今日の難読漢字は、
「軈て」
「項垂れる」
「嘲る」
の3問です!
あなたは何問分かりますか?
さっそく挑戦していきましょう!
目次
難読漢字、1問目は「軈て」
「軈て」・・・全く見慣れない漢字ですよね。
しかも画数の多い漢字で、難しそう・・・
「軈て」の「軈」という漢字は、24画あって漢字検定1級レベルなんですって!
でも、読み方さえ聞けば誰もが日常的に使う言葉だと分かりますよ。
「軈て」の読み方のヒントは・・・?
読み方はズバリ、ひらがなで「〇〇て」です!
そして、大ヒント。
「軈て」の意味は次の通りです。
- まもなく
- そのうち
- かれこれ
例えば、「軈て日が暮れるだろう」「軈て全員集まるだろう」というように使います。
さあ、分かりましたか?
「軈て」の読み方の答えは・・・・
正解は、「やがて」でした!
「まもなく」「そのうち」「かれこれ」という意味で日常的に使われる「軈て(やがて)」。
でもかつては違ったニュアンスで使われていた時代もあったようです。
「軈」の漢字は、「身」+「應」で成り立っています。
「身をもってすぐに応(應)じる」という意味で、現在の「いつか・そのうち」というニュアンスとは違って、「すぐに・ただちに」といった意味で使われていたようです。
中国から伝わったのではなく、日本で作られた「国字」なんですよ。
難読漢字、2問目は「項垂れる」
「項(こう)」も「垂れる(たれる)」も、それほど難しい漢字ではないのに、「項垂れる」は「こうたれる」ではないんです!
それでは、「こうべたれる」では?
…と思ったあなたも、残念!
「こうべたれる」でもないんです。
「こうべ」は「頭」や「首」と書きますもんね・・・
「項垂れる」の読み方のヒントは・・・?
読み方は、ひらがなで「〇〇だれる」です!
そして「垂れる」には、次のような意味があります。
- 先端が下がった状態になる
- しずくになって落ちる
さらに「項」という漢字には、次のような意味があるんですよ。
- 物事を小分けにした1つ1つ。
- 代数式や数列などの構成要素。
- うなじ。
なんと!「項」は「うなじ」という意味・読み方もあるんです。
さあ、もう分かりましたよね?
「項垂れる」の読み方の答えは・・・
正解は、「うなだれる」でした!
失望や恥ずかしさから、心配事や考え事のため、首を前に垂れてうつむく様子を表す言葉です。
「試験の結果が振るわず、不合格の通知に項垂れた」
「先生に叱られて、しょんぼりと項垂れた」
などと使われます。
「項」は「うなじ」という意味があると前述しましたが、「項髪(うながみ)」などのように「うな」とも読むのです。
難読漢字、3問目は「嘲る」
「嘲る」・・・何となく見たことあるような気もしますが、読み方を即答できる人は少ないのではないでしょうか?
「あおる」?
「あさる」?
・・・残念ながら、どれも不正解です!
今までスルーしてきた人も、この機会に正しい読み方をぜひ覚えましょう!
「嘲る」の読み方のヒントは・・・?
「嘲る」はズバリ、「笑い方」の1つです。
一口に「笑い方」と言っても、色々ありますよね。
「微笑む(ほほえむ)」や「愛想笑い(あいそわらい)」、「爆笑(ばくしょう)」などなど・・・
「嘲る」は、次のような笑い方の事を指します。
- 人の事を見下して笑う
- 人の事を軽蔑したり悪く言ったりする
つまり、馬鹿にしたように人を笑う時の笑い方ですね・・・
そんな時の笑い方、何と読むか分かりましたか?
「嘲る」の読み方の答えは・・・
正解は、「あざける」でした!
「嘲る(あざける)」の漢字は、「口」に「朝」ですね。
これは、口から唾を飛ばして話す様子を表した擬声語なんですって!
同じ「嘲」を使った言葉に「嘲笑う(あざわらう)」や「嘲笑(ちょうしょう)」がありますが、こちらは「嘲る」に比べて「馬鹿にして笑う」意味合いを強く持つんだそう。
「嘲る」よりもさらに「笑う」のニュアンスが強まっている感じなんですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!