今回は「欠氷」「一寸」「鱚」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「欠氷」
「欠氷」
ずっと眺めていると「あれ?漢字の形これで合ってるっけ?」と思わずゲシュタルト崩壊してしまうそうな漢字ですね。
どちらも簡単な漢字ですが、二つ並ぶと読めそうで読めませんよね……。
「欠氷」読み方のヒントは?
ヒントは食べ物です!
夏の定番の、暑い日に食べたくなるようなあの食べ物……。
屋台で、「何味にしようかな」と悩んだ経験をした人も多いと思います。
……もうおわかりですね?
「欠氷」の読み方、正解は……
正解は……
「かきごおり」
です!
さまざまなシロップをかけて楽しむ欠氷は夏祭りの定番メニューですよね。
そんなかきごおりですが、実は現代発祥の食べ物ではありません。
なんと平安時代から食べられていたそうですよ。
今では数百円で気軽に楽しめるかきごおりも、清少納言の時代では高価な食べ物でした。
当時の呼び名は「削り氷」でしたが、『枕草子』にも登場するんですよ。
何気なく食べている夏の風物詩が伝統のおやつだったなんて驚きですね!
2問目はこの漢字!「一寸」
「一寸」
「一寸法師」のように、「いっすん」と読むイメージが強いこの漢字。
もちろん「いっすん」でも正解ですが、別の読み方があるのを知っていますか?
「一寸」読み方のヒントは?
ヒントは、「ち」から始まる4文字のあの言葉。
「物・時間・程度がわずかであるさま」
「すこしであること」を表現する際に使われることが多いです。
類語には「少々」「少し」などが挙げられます。
もうわかりましたね?
「一寸」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ちょっと」
です!
「ちょっと待って!」「ちょっとだけ貸して~」
などのように、わずかであるという意味で使われることが多いですが、
「ちょっと名の知れた作曲家」
のように、かなり・けっこうという意味も持っています。
ちょっとは、ちっとの音変化から生まれた言葉で「一寸」は当て字です。
また同じく当て字で、「鳥渡」でも「ちょっと」と読むことができます。
普段ひらがなで使うことが多いため、漢字を知ってたら一寸(ちょっと)かっこいいですよね!
最後はこの漢字!「鱚」
この漢字はいったい何と読むのでしょうか?
さかなへんが付いていることから、何かの魚だと想像できますが、この魚シリーズってずばりそのままの意味から成る漢字と当て字のようなものがあって、迷ってしまいますよね・・・。
今回は右側が「喜ぶ」で、そのまま「魚が喜ぶ」と書く単純なものですが、いったい何と読むのでしょうか。
ヒントをもとに一緒に考えてみましょう!
「鱚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 一般的には「〇〇」の2文字です。
ヒント➁ 釣りの対象魚としても人気のある魚で、主に砂浜から狙います。
ヒント③ やっぱりこの魚には天ぷら!
「鱚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「きす」です!
「きす」は皆さんご存じ、あの天ぷらでも定番の魚の「きす」です!
さくっと油であげたサクサクの白身は絶妙ですよね!
「きす」の正式名称は、その身の白さから「シロギス」といい、沿岸の浅い海や砂浜近くに好んで生息しています。
体が小さいくせに、その食性は雑食でゴカイや小さなエビなどを食べる、食欲旺盛な魚でもあります。
昔から釣りの対象魚としても人気で、砂浜から釣り竿を遠投している釣り人を見かけた人もいるのではないでしょうか?
シロギス釣りは、1匹1匹というよりも、一つの仕掛けで3~5匹くらい連なって釣れることもあるので、やってみると意外に楽しいのでオススメです!