今回は「作務衣」「好々爺」「乱高下」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「作務衣」
「作務衣」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「さくむい」になりますが、もちろん間違いですよ。
衣類であることは想像がつきますが…
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「作務衣」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- お坊さんが作業着として着ている服
- 最近は部屋着やおしゃれ着としても
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「作務衣」の読み方!正解は!?
正解は「さむえ」です。
「さむい」と読まれることもありますが、一般には「さむえ」と読まれる場合が多いようですね。
「衣」は普通は「衣装(いしょう)、更衣(こうい)」のように「い」と読むため、「え」と読むのは難読だといえるでしょう。
作務衣は禅宗の僧侶が掃除などの日々の作業を行う際に身に着ける作業着です。
上下に分かれていて、上は長袖で前の紐を蝶結びにして合わせます。
下は長ズボンのような形です。
最近ではちょっとおしゃれな部屋着や、動きやすい外出着としても人気があるようですね。
2問目はこの漢字!「好々爺」
「好々爺」の読み方をご存じでしょうか?
「こうこうじい」と読むのはもちろん間違いですよ。
と言われても、この言葉自体を知らなかったらかなり難しいかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「好々爺」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- いつもニコニコして優しいおじいさん
- うちの祖父はいかにも好々爺という風貌です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「好々爺」の読み方!正解は!?
正解は「こうこうや」です!
日常的にあまり使わない言葉なので「知らなかった」という方もいらっしゃるかも知れません。
好々爺とは、いつも穏やかで人が好さそうなお爺さんのことです。
例えて言うなら昔話の「はなさかじいさん」に登場する、正直者のお爺さんみたいな感じでしょうか。
「爺」という字は「じい」「じじ」「や」などと読まれ、対義語は「婆」になります。
「好」という字を2つ重ねて使うことで、いかにも人が良い雰囲気を表していますね。
最後はこの漢字!「乱高下」
「乱高下」の読み方をご存じでしょうか?
「らんこうか」と読んでしまいそうになりますが、それは間違い。
間違えていた方も多いかも知れません。
では、正しい読み方がわかりますか?
「乱高下」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 物価などが短期間に激しく上下すること
- 昨日の日経平均は大荒れに乱高下していた
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「乱高下」の読み方!正解は!?
正解は「らんこうげ」です!
「下」という字は「以下(いか)」「低下(ていか)」「目下(もっか)」など、ほとんどの場合「か」と読むため「げ」と読むのは難しいですね。
「乱高下(らんこうげ)」も、つい「らんこうか」と読んでしまいがちです。
「げ」と読む例としては「上下(じょうげ)」「嚥下(えんげ)」「卑下(ひげ)」などがありますが、非常に少ないといえるでしょう。
例文としては以下のような使い方があります。
- 真夏の外気温と室内のエアコンのせいで、体温の乱高下が激しい
- 天候が不安定なため、野菜の価格が乱高下している
- うまくいったかと思えば失敗もあったりで、気持ちの乱高下が激しい一日だった