今回のお題は「芍薬」「煽る」「三和土」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「芍薬」
いきなりつまずいてしまいますが、1文字目の「芍」は漢字検定1級の難問です・・・。
むしろ、この漢字を使った言葉は「芍薬」以外には思いつかないくらい、この言葉のためにあるような漢字です。
2文字目が「薬」ですので、「〇〇やく」と読む、何かの薬だと予想できますが、どうでしょうか?
ここは素直にヒントを見ながら考えていきましょう!
「芍薬」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇やく」の5文字です。
ヒント➁ これは「薬」ではありません。
ヒント③ 「クログワイ」の別称です。
「芍薬」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しゃくやく」です!
「芍薬」とは、知っている人と知らない人が二分してしまうような言葉だと思いますが、花の名前です!
初夏になると、大きな「ボタン」のような白やピンクの花を咲かせ、幾重にも花びらがあるのでとても綺麗です。
また、「薬」の字が使われていることから想像できますが、「芍薬」は昔から「鎮痛剤」や「止血剤」などの用途があり、鑑賞用だけでなく人々の生活を支えてきた花です。
「綺麗な花にはトゲがある」という言葉がありますが、「芍薬」は綺麗で薬にもなる、完璧な花なんですね!
2問目はこの漢字!「煽る」
「煽る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
意味としては、人や物の勢いを強めること、仕向けることです。
そして煽ることで、対象の人や物の勢いを強めたりできます。
最近では「煽り運転」なんていう、迷惑行為もよく聞きますね。
さて、なんと読むでしょうか?
「煽る」読み方のヒントは?
昔は火を起こす時に、小さな火種をうちわなどで風を起こして、火を大きくしていました。
小さな火種を大きな炎にする様子を「煽る」と言います。
不安を煽る、人気を煽る、強風に煽られるなど。
小さな事なのに相手を乗せて、自分の都合にいいように大きくさせて使うという意味でもあります。
他にも原動力を高めるために「競争心を煽る」という使い方もあります。
「煽る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です。
さあ、もうわかりましたか?
「煽る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あおる」
です!
良い事も悪いことも、初めは小さな火種だったのでしょうが、
煽られることによって取り返しのつかない事になってしまったりします。
煽りに乗らず、しっかりと自分の行動を見直してみましょう。
最後はこの漢字!「三和土」
今日の難読漢字は…
「三和土」です!
不思議な組み合わせですが、何と読むのでしょう?
もちろん、「さんわど」ではありません。
「三和土」の読み方のヒントは?
1.ひらがなにすると3文字です。
2.毎日キレイに水拭きすれば、金運が上がるそうです。
3.あなたの家にも、きっとあります。
正解は…
正解は「たたき」でした。
玄関から屋内に入って、靴を脱ぎ履きするところです。
「三和土」は、常にキレイにしておきたいですね!
「三和土」と「土間」の違い
「三和土」と似ているのが「土間」。
両者の違いはご存じでしょうか?
「土間」とは、床より低く地面より高い場所、いわば屋内と屋外の中間です。
玄関だけでなく、テラスやガレージ、スタジオにも「土間」は作られます。
一方「三和土」は、「土間」を仕上げる昔ながらの方法のことをいいます。
「三和土」と書く理由
近年はモルタルやタイルの「土間」が多いですが、昔は「赤土・消石灰・にがり」を混ぜものを敷き詰めていました。
ここから、「三つを和ます土」と書くようになったのだそう。
また、「何度も叩いて固めた土」だから「たたき」になった、という説もあります。
今は素材が何であれ、玄関土間の仕上げはすべて「三和土」と呼ばれています。