漢字読み講座

【今日の難読漢字】「巴哈」「明く」「溺れる」「愛でる」「磊落」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「巴哈」

「明く」

「溺れる」

「愛でる」

「磊落」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「巴哈」です!

この2文字から成る漢字は難しい・・・。

 

1文字目は「ともえ」や「うずまき」と読める漢字で、音読みだと「は」。

2文字目は「コウ」「ソウ」などと読み、音読みだと「は」。

 

ということは、「はは」=「母」の当て字かも?、と思った方、残念ながら不正解です。

 

音楽が好きな人は分かる人もいるかもしれませんが、ヒントを見ないと正解にたどり着けないと思いますよ!

 

「巴哈」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① ずばり人物名です。

ヒント➁ 「〇ッ〇」の2文字です。

ヒント③ 音楽の教科書には必ず載っているあの人です。

 

「巴哈」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「バッハ」です!

 

彼のフルネームは「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ」。

 

気軽に私たち日本人は「バッハ」「バッハ」と連呼していますが、「セバスチャン」なんて名前についているあたり、高貴なお方なんですよ!

「バッハ」といえば、18世紀のドイツで活躍した誰もが知る作曲家・音楽家の一人で、音楽の教科書にも「音楽の父」と紹介されているくらい、音楽の基礎を構築したと評されている偉大な人物なんです。

 

特にピアノの演奏に長けており、即興の演奏も得意としていたんだとか。

譜面もなしに、頭で浮かんだメロディーをその場で奏でる人がいたら、もう一目ぼれしちゃいますね!

2つ目の漢字は「明く」です!

「明く」と書いて、(あかるく)ではありません。

色々な読み方があるため、「明く」だけの言葉で見れば

ちょっとわかりにくいかも知れません。

さあ、なんと読むか分かりますか?

「明く」読み方のヒントは?

色々な読み方があるため、先に答えとは違うものを書いておきます。

ひらくでもありません。

みょうくでもありません。

あかるくでもありません。

あかくでもありません。

それ以外です!

さて、わかりましたでしょうか?

「明く」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇く」です。

そのまま読み仮名を入れれば完成です!

さあ、もうわかりましたか?

「明く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あく」

です!

正解を知ってしまえば、「あ~!」と納得する人も多いでしょう。

単純明快な答えなのですが、

つい難しく考えてしまいがちです。

 

「明く」は夜が明けるの(あける)など、年月など時が経つことに対して使います。

明くる年(あくるとし)などもそうですね。

喪が明ける、などもこの漢字を使います。

未来への希望は明るくという意味で、この漢字になったのかも知れません。

3つ目の漢字は「溺れる」です!

さんずいに「弱い」と書いて、「溺れる」という漢字はなんて読むか分かりますか?

部首であるさんずいは「水に関すること」を表す漢字です。

水に弱いと書いて、なんと読むでしょうか?

「溺れる」読み方のヒントは?

水の中では、弱いのは当たり前です。

水に弱い人が「溺れ」ます!

水だけでなく、何かひとつに熱中している様子も「溺れる」と言います。

何かから現実逃避したい人が、全く違う何かに熱中しすぎてしまったり、

一度、甘い罠にはまった人が抜け出せなくなったりすることを指すので、

あまりいい言葉ではありませんね。

所詮は他人事なので、人はあまり注意してくれないでしょう。

しかし、海で「溺れて」いる場合には、早急に救助が必要です!

なんとなく、読み方もわかりましたでしょうか?

「溺れる」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇れる」です!

さあ、もうわかりましたか?

「溺れる」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おぼれる」

です!

 

夢中になり過ぎて、我を忘れている事を「溺れる」と言います。

溺れ過ぎないように注意しましょう!

4つ目の漢字は「愛でる」です!

「愛でる」と書いて、なんと読むかわかりますか?

愛情の「愛」ですが(あい)でも、「愛弟子」の(まな)でもありません。

「花を愛でる」「月を愛でる」など、目の前の物を、慈しみ、かわいがり、大切にすることという意味です。

さて、「愛でる」と書いてなんと読むでしょうか?

「愛でる」読み方のヒントは?

「愛でる」は愛するという言葉に近いですが、少しニュアンスが違います。

おばあちゃんたちが孫に与える可愛がり方は「愛でる」事が多いです。

孫には無条件で愛を注ぎますよね。

心にゆとりがあり、愛することに条件や責任がありません。

そもそも、自分よりも弱い子どもや物自体に対して「愛でる」と使います。

対して愛するという事は、対等な立場の人に対して使うので、大切な家族やパートナーに使う言葉で責任が伴います。

もし、ペットを愛しているのなら、ペットの体に悪い物を与えたりはしませんが、

ただ愛でるだけの対象なら、ペットが欲しがる食べ物を欲しがるだけ与えてしまっているでしょう。

「愛でる」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇でる」です!

さあ、もうわかりましたか?

「愛でる」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「めでる」

です!

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「磊落」です!

「磊落」の読み方をご存じでしょうか?

石という字が使われていますが「せきらく」と読むのは間違いですよ。

とはいえ、何のことなのかさっぱりわからないという方も多いのでは。

さて、あなたには読むことができますか?

「磊落」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 小さなことにこだわらない心の広い人
  3. 豪放磊落

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「磊落」の読み方!正解は!?

正解は「らいらく」です!

「磊」という字は3つの石が重なっていることから「石がごろごろしている様子」を表します。

さらに「落」という字と合わさることで「石がごろごろ落ちていても気にしない」→「小さなことにこだわらない」という意味になるのですね。

ヒントで紹介した「豪放磊落(ごうほうらいらく)」という四文字熟語も「度量が広くて小さなことにこだわらない」という意味。

「豪放」も「磊落」も同じ意味を持つので、心の広さをさらに強調して表現した言葉になります。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!