難読漢字クイズに挑戦です!
「後朝」あなたは何と読みますか?
音読み訓読みではなく、漢字の組み合わせからイメージを膨らませてくださいね。
「後朝」の読み方のヒントは?
ヒント1.「後朝」をひらがなにすると4文字になります。
ヒント2.「後朝」は、ちょっと色っぽい意味合いです。
ヒント3.『後朝や髪撫で上ぐる笹の露』寺田寅彦
正解は…
正解は「きぬぎぬ」でした!
「後朝(きぬぎぬ)」とは、男女が一夜を共にした翌朝を意味します。
ふたりの衣を重ねて寝た翌朝、それぞれが自分の衣を身につけて別れることから生まれた古語です。
平安時代は通い婚でしたから、男性が夜に女性のもとを訪れ、朝になれば去っていくのが普通でした。「後朝の別れ」は離別の象徴とされる言葉です。
せつない「後朝の歌」
百人一首には多くの「後朝の歌」が詠まれています。
「後朝の歌」は、逢瀬の後で男性から女性へ贈る歌です。歌を女性に届ける者は「後朝の使い」と呼ばれました。
百人一首50番『きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな』
現代語『あなたに逢うためなら捨てても惜しくないと思っていた命ですが、あなたに逢った今では長くありたいと思うようになってしまいました。』