漢字読み講座

今日の難読漢字は「沖魚汁」「鱲子」「糝粉」の3問です!読めたあなたは漢字マスター!

今日の難読漢字は

「沖魚汁」

「鱲子」

「糝粉」

以上、3問です!

さあ、挑戦してみてください。

 

1つ目は「沖魚汁」

「沖魚汁」って何て読むか分かりますか?

(おきさかなじる)ではありません。

(おきぎょじる)でもありません。

 

ひらがな5文字です。

”〇〇〇〇〇”

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「沖魚汁」の読み方のヒントは?

  • ヒント①:海で獲った魚をすぐに煮炊きしてつくった汁のこと
  • ヒント②:沖魚(おきうお)とは沖で獲れる魚を意味します
  • ヒント③:沖汁(おきじる)とも言います

 

何と読むか分かりましたか?

 

「沖魚汁」の読み方、正解は……

正解は……

 

「おきなじる」

 

です!

 

新潟県には「スケトの沖汁」という郷土料理があります。

獲れたてのスケトウダラをぶつ切りにして、白子と一緒に鍋に入れ、長ネギ・しいたけ・にんじん・だいこん・はくさいなどの野菜と一緒に煮込み、佐渡みそで味付けしたものです。

 

漁師がスケトウダラを船の上でさばき、煮込んだ「沖魚汁」を持ち帰ったことから冬のお味噌汁として新潟県に根付いたと言われています。

 

青森県の「じゃっぱ汁」や山形県の「とんがら汁」も「沖魚汁」がもととなった料理です。

 

スケトウダラは身が淡白で食べやすいため、かまぼこ・ちくわ・さつま揚げ・チーたらなどに使われています。

また、卵はたらこや明太子として使われています。

 

スケトウダラは何にでも使える万能の魚です!

 

2つ目は「鱲子」

「鱲子」って何て読むか分かりますか?

魚へんだから、魚に関する何かだと思いますよね?

そうです!魚を干して作った食べ物の名前です。

 

ひらがな4文字で表します。

 

”〇〇〇〇”

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「鱲子」の読み方のヒントは?

  • ヒント①:乾物の一種です
  • ヒント②:卵巣を使って作ります
  • ヒント③:日本3大珍味の一つと言われています
  • ヒント④:形が中国の「唐墨」に似ていることからこの名前が付きました

 

何と読むか分かりましたか?

 

「鱲子」の読み方、正解は……

正解は……

 

「からすみ」

 

です!

 

ボラの卵巣を塩漬けにし、圧搾して干したものを言います。

日本の三大珍味とは「からすみ」「このわた」「うに」です。

 

からすみは高級品として扱われています。

からすみが高級な理由として以下の3つです。

 

  1. おいしいボラの生息域が限られていて、大量に獲れないこと
  2. からすみに適したボラの卵巣が限定されていること
  3. かなり手間暇をかけて製造していること

 

ボラ以外にもサワラ・ブリなどの卵巣を使う場合もあります。

 

からすみは日本以外でもつくられており、ヨーロッパ・中東・アジアなどの世界各地で食べられています。

特にイタリアのからすみ「ボッタルガ」が有名です。

イタリアに行った際は、ぜひ食べてみたいですね!

 

3つ目は「糝粉」

「糝粉」って何て読むか分かりますか?

米へんだから、米に関連している漢字です。

 

米には「うるち米」と「もち米」の二種類があります。

一般的に食べている「白ご飯」はうるち米を精米して、焚き上げたものです。

 

「糝粉」はうるち米からできています。

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「糝粉」の読み方のヒントは?

  • ヒント①:精白したうるち米を乾燥して、ひいて作った粉です
  • ヒント②:団子をつくるときに使います
  • ヒント③:色は白です
  • ヒント④:「新粉」とも書きます

 

何と読むか分かりましたか?

 

「糝粉」の読み方、正解は……

正解は……

 

「しんこ」

 

です!

 

ちなみに「白米」は「白ご飯」のことだけではありません。

「うるち米」と「もち米」の総称です。

 

もち米は真っ白で不透明ですが、うるち米は半透明という違いがあります。

 

糝粉は目の粗いものから「新粉」→「並新粉」と呼び名が変わり、目の細かいものを「上新粉」と呼びます。

 

上新粉は上用饅頭に使われています。

 

糝粉と似たものに「白玉粉」がありますが、白玉粉はもち米を水にさらして精白し、乾燥させたものです。

 

秋の十五夜にはおいしいお団子を食べて、月を眺めたいですね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ABOUT ME
yama-sa
佐賀県在住の佐賀をこよなく愛するライターです。