今日の難解漢字は、
「黄葉」
「瑞い」
「掉尾」
「靡く」
「憚る」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「黄葉」です!
- 2 「黄葉」の読み方のヒントはコレ!
- 3 「黄葉」の読み方の正解は・・・・?
- 4 2つ目の漢字は「瑞い」です!
- 5 「瑞い」の読み方のヒントはコレ!
- 6 「瑞い」の読み方!正解は…?
- 7 「瑞」の他の読み方は?
- 8 まとめ
- 9 3つ目の漢字は「掉尾」です!
- 10 「掉尾」読み方のヒントは?
- 11 「掉尾」の読み方、正解は…
- 12 4つ目の漢字は「靡く」です!
- 13 「靡く」の読み方のヒントは・・・?
- 14 「靡く」の読み方の正解は・・・
- 15 5つ目の漢字は「憚る」です!
- 16 「憚る」読み方のヒントは?
- 17 「憚る」読み方のもうひとつのヒントは?
- 18 「憚る」の読み方、正解は・・・
- 19 まとめ
1つ目の漢字は「黄葉」です!
「黄色い葉」と書いて、何と読むのでしょうか?
「紅葉」が「もみじ」なので「イチョウ」?
いいえ、違います。
今回はすこし生物学的な話も交えながら進めていきましょう!
「黄葉」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」3文字です。
ヒント② 秋によく見られるものです。
ヒント③ 実は「紅葉」と同じ??
「黄葉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、なんと「もみじ」です!
え?「黄葉」も「もみじ」と読むの?と驚いた方もいることでしょう。
緑色の葉っぱが赤に染まっていく「紅葉(こうよう)」という現象は、落葉広葉樹の葉が「紅色や黄色」に色づくことを言います。
一般的には、もみじ=赤色=紅葉というイメージがありますが、赤い葉になるまでの過程では黄色にもなっているので、「黄葉」とも書きます。
葉っぱには、「クロロフィル」という緑色の色素と「カロチノイド」という黄色の色素がもともと含まれており、秋になって日差しが弱くなると、このクロロフィルが分解されます。だから、秋になると葉っぱの色が、緑⇒黄色⇒赤に変化して、あの綺麗な景色が生まれるんですね!
2つ目の漢字は「瑞い」です!
「瑞い」
この漢字、何と読むかわかりますか?
「みず」という読み方もありますが、
「瑞い」と書いて「みずい」とは読みません。
「瑞い」の読み方のヒントはコレ!
まずはヒントとして「瑞い」の意味を紹介します。
- ヒント1:「しるし」
- ヒント2:「よろこばしい兆し」
意味から読み方を連想できた方もいるのではないでしょうか?
「瑞い」の読み方!正解は…?
「瑞い」の読み方、正解は……
「めでたい」です!
- 意味1:「しるし」「めでたいしるし」
- 意味2:「よろこばしい兆し」
まさに意味通りの読み方ですよね。
「瑞」の他の読み方は?
せっかくですので、「瑞」の漢字がもつ他の読み方についても見ていきましょう。
- 音読み:「スイ」「ズイ」
- 訓読み:「しるし」「みず」「めでた(い)」
「瑞」の読み方、あなたはいくつ知っていましたか?
どの読み方も、おめでたいことを表すときに使われるので、
これを機にすべての読み方を覚えておくとよいでしょう。
まとめ
「瑞い」は「めでたい」と読み、
「しるし」「めでたいしるし」「よろこばしい兆し」
という意味をもつ漢字です。
また、「瑞」の読み方はこれ以外に4つあり、
「スイ」「ズイ」の音読みと
「しるし」「みず」の訓読みで表記されることも。
どの読み方をする場合でも意味は同じで、
おめでたいことを表す少し特別な漢字です。
これを機に、それぞれの読み方を覚えておくと箔がつきますよ。
3つ目の漢字は「掉尾」です!
今回の漢字は、株式相場の格言にも関係します!
「掉尾」読み方のヒントは?
いっけん読むのが難しそうですね。
「掉尾」それぞれの漢字の”つくり”をよく見て、音読みしてみましょう。
「掉尾」の読み方、正解は…
「ちょうび」または「とうび」と読みます。
「掉」は「ふるう」を意味する漢字で「ちょう(とう)」と読みますが、知っていないとわかりませんよね。
意味としては、「物事が最後になって勢いの盛んになること」「最後」となります。
分かればなあんだ、という感じですね。
「掉尾」は、実は経済に関係する用語でもあります。
年末になると、株価の上昇に期待がもてる場合があるそうです。
というのも、年末が近づくと、機関投資家などが”含み損”を解消するために株式を一斉に売却するからです。
売却が一段落した後、年末にかけて買い株価が再び上昇する現象が「掉尾の一振」と言われています。
これは株式相場の格言にもなっているようです。
漢字の読み方を知ることで経済にも強くなれば、一石二鳥ですね。
4つ目の漢字は「靡く」です!
「靡く」って、見慣れない漢字ですよね。
「扉(とびら)」とよく似ていますが「とびらく」とは読みません。
「広」「店」などの部首の「まだれ」の中に、カタカナの「ホ」のような形が2つと
「非」の形で出来上がっている「靡」。
難しい文字ですが、読み方は絶対に聞いたことがあるはずです。
それではさっそく、見ていきましょう!
「靡く」の読み方のヒントは・・・?
- 読み方は「〇〇く」。ひらがな2文字です。
- 「風でひらひらゆらめく」様子を表す言葉です。
- 「異性に言い寄られて、何となくその気になってきた…」時にも使う言葉です。
さあ、分かりましたか?
「靡く」の読み方の正解は・・・
正解は、「なびく」でした!
「靡く(なびく)」と聞くと、まず「風や水の勢いにしたがって横にゆらめくように動く。」という意味を思い浮かべますよね。
それともう1つ、「異性に言い寄られて承知する。」という意味でも使われるんです。
「あんな素敵な男性に言い寄られて、靡かない女性はいない」なんて感じで使われます。
さらには、「他の意思や威力などに屈したり、引き寄せられたりして服従する。」という意味も。
「結局、多数派に靡いた」なんて、話題を集めたドラマ『半沢直樹』の世界みたいですよね。
こんな難しい漢字が読めたら、好きな異性が靡いてくれるかも!?
5つ目の漢字は「憚る」です!
「憚る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
使う事が無くても、絶対に耳では聞いたことのある言葉です。
さて、なんと読むでしょうか?
「憚る」読み方のヒントは?
差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。ためらうなどの意味があり、
世間体を気にして「世間体を憚る」と使ったり、
逆に「誰にも憚らず、自由にする」などと使います。
また、幅をきかす。増長する。いばる。という意味でも使われており、
有名なのは「憎まれっ子世に憚る」ですね!
なんとなく、わかりましたでしょうか?
「憚る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇る」です!
さあ、もうわかりましたか?
「憚る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はばかる」
です!
「憎まれっ子世に憚る」と言われていた子は、たいてい成功しています。
少々無神経で人に嫌われても、上手に世の中を渡っていけるのでしょう。
見習いたいですね。
読み方もぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!