今日の難読漢字は
「月代」
「生糸」
「布帛」
以上、3問です!
さあ、挑戦してみてください。
目次
1つ目は「月代」
「月代」って何て読むか分かりますか?
(げつだい)ではありません!
(つきしろ)とも読みますが、別の読み方があります。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「月代」の読み方のヒントは?
ひらがなで4文字です。
”〇〇〇〇”
「まげを結った武士が、額から頭の中央にかけて半月状に髪を剃った部分」のことです。
日本は湿気が多いため、貴族の冠や武士の兜をつけるときに頭頂部が蒸れるのを防ぐために髪を剃っていたようです。
中国にも「辮髪」(べんぱつ)といった似たような風習がありました。
何と読むか分かりましたか?
「月代」の読み方、正解は……
正解は……
「さかやき」
です!
戦国時代に武士の間で流行した髪型です。
江戸時代になると、武士の間だけではなく、庶民にも広がりました。
士農工商という身分制度のなかで、武士に憧れて髪型を真似する人が多かったようです。
江戸時代の髪を洗う頻度は月に1回~2回でした。
うどん粉・粘土・灰汁などを使っていたようです。
戦国時代は髪を剃るのではなく、抜いていたので頭が血だらけでした。
毛を剃ることが一般化したのは、江戸時代からです。
武士が髪型を維持するのも大変だったようですね。
2つ目は「生糸」
(せいし)ではありません。
(なまいと)でもありません。
ひらがなで3文字です。
”〇〇〇”
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「生糸」の読み方のヒントは?
「蚕の繭からとった、まだ精製していない絹織物用の糸」のことです。
第二次世界大戦前は、日本最大の輸出品で、世界全体の約80%の生産高を占めていました。
現在の日本は中国やブラジルなどから輸入しており、中国が世界最大の生産高を誇っています。
何と読むか分かりましたか?
「生糸」の読み方、正解は……
正解は……
「きいと」
です!
生糸が精製されると絹糸が出来ます。
絹糸を使ったシルク製品は肌への親和性が非常に高く、肌触りが良いため、インナーやパジャマをシルクにすると、快適に過ごすことができます。
シルク製品には肌触りが良い以外にもたくさんのメリットがあります。
- 静電気が発生しにくい
- 吸湿性・保湿性・通気性に優れている
- 紫外線をカットしてくれる
- しわになりにくい
- 耐熱性に優れている
- 肌を清潔に保ってくれる
現在では毎日使用するようになったマスクも肌触りのよいシルクにしてみるのもいいかもしれませんね。
シルクを使ったことがないという場合はぜひ一度使ってみてください。
3つ目は「布帛」
「布帛」って何て読むか分かりますか?
「布」は「布巾」(ふきん)や「布教」(ふきょう)ように(ふ)と読みます。
「帛」の読み方が分からない……
「帛」はあまり日常的に使用しない漢字ですよね。
「布」という漢字を使っているだけに、ぬのに関する言葉です。
アパレル関係の仕事をしている人は知っているのではないのでしょうか?
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「布帛」の読み方のヒントは?
意味は「たて糸とよこ糸が直角に交差してできている布」のことです。
ひらがなで3文字です。
”〇〇〇”
代表的なものに、Yシャツ・デニムなどがあります。
何と読むか分かりましたか?
「布帛」の読み方、正解は……
正解は……
「ふはく」
です!
布帛はニット(編み物)に対して使われる言葉でもあります。
糸でループをつくって編み込んだものをニットと呼びます。
Tシャツ・セーターなどはニットです。
ニットではない生地の総称を布帛と呼びます。
布帛には、平織・綾織・朱子織などの織り方があり、織り方によってさまざまな生地ができます。
たて糸とよこ糸を使って織り込んでいるので、縦にも横にもよく伸びます。
繰り返し使っても型崩れしにくく、丈夫な生地です。
最後までお読みいただきありがとうございました。