漢字読み講座

「遠流」って何て読む?「とおりゅう」でも「えんりゅう」でもありません!

「遠流

これ、何と読むかわかりますか?

 

漢字は簡単な割に、読み方は難しいんです!

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「遠流」読み方のヒント!

 

「遠流」は、現在はあまり使われない言葉です。

しかも、読み方も特殊!

 

読み間違えやすい「えんりゅう」「とおりゅう」ではありません!

どちらの漢字も、普段はあまり使わない読ませ方なのですが…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「遠流」の読み方、正解は…

 

 

 

 

 

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「おんる

です!

 

「遠流」は、

「流罪において一番重い懲罰のこと」を表した言葉です。

 

そもそも「流罪」とは、罪人を遠くの地へ送る追放の罰のことです。

流刑や島流しと言われる場合もありますよ。

 

流罪は、罪の重さによってどこに行くかが決まります。

比較的罪が軽い人は都から近いところへ、

罪が重い人は遠くに流されてしまいます。

 

その最も重い、遠くに島流しになることを「遠流」と呼びます。

日本では土佐や隠岐などが遠流の地だったそうですよ。

 

ちなみに流刑は日本だけではなく世界でもあった刑罰で、

ナポレオンも流刑を受けて「セントヘレナ島」という孤島で生涯を終えました。

 

普段はなかなか使わないけれど、教養として知っておくべき「遠流」。

読み方も意味もしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

出典:コトバンク