漢字読み講座

「挿頭す」ってなんて読む? なんと(そうとうす)ではないのです!

「挿頭す」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(そうとうす)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

 

「挿頭す」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「○○す」となります。
言葉としては普段から聞くものですが、意味は思っていたのと違うはずです。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

 

「挿頭す」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「か」です。
この言葉の意味は、なんと漢字の通りで「髪や冠に花や枝などを差す」という意味の動詞です。
これで見当がつく人もいるのではないでしょうか?

「挿頭す」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「かざす」
です!
かざすと聞くと、一般的には「手に持っているものを高く掲げる」とか、
「手を頭上や顔のあたりにあげて光をさえぎる」、また「手をおおうように差し出す」
といった意味で使われることが多いかと思います。そういった場合のかざすは
漢字が異なり、「翳す」と表記します。
今回のかざすは意味がまったく異なるのですね。普段聞く言葉なのに、
これだけマイナーな意味を持つ言葉も珍しいと思います。
花や枝を髪に差すというのも、かんざしのように機能的なだけではなく、
おしゃれとしてやっていたのかと思うと、とても風流な感じがして素敵ですね。