今日の難解漢字は、
「搾菜」
「徒ならぬ」
「大猩猩」
「刃毀れ」
「月祖伯」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「搾菜」です!
この漢字はいったい何と読むのでしょうか?
「搾る」ものといえば、普通は果物など、瑞々しいものや汁を多く含んだものを連想しますが、「菜っ葉」って・・・。
草を搾ったところで、緑色の汁がにじみ出てくるだけで、何だか美味しそうではありませんよね。
そもそも、「搾ると汁が出る」で合っているのかどうか、ヒントも参考にしながら考えてみましょう!
「搾菜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇ー〇イ」の4文字です。
ヒント➁ 植物の名前でもあるし、漬物としての名前でもあります。
ヒント③ 中華料理屋さんでよく出てきます。
「搾菜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ザーサイ」です!
「ザーサイ」は、いわゆるアブラナの一種の草で、カラシナの変種です。
植物単体として、そのまま「ザーサイ」とも呼びますが、私たちが普段イメージするのは中華料理などで出てくる漬物の方の「ザーサイ」ではないでしょうか?
でも、日本でも茨城県つくば市や神奈川県三浦市などでは特産品の一つとして、生産されています。
味は、キムチの辛くないバージョンに近いと思いますが、いずれにしろ、脂っこい中華料理などにぴったりの一品です!
2つ目の漢字は「徒ならぬ」です!
「徒ならぬ」の読み方をご存知でしょうか?
「とならぬ」ではありませんよ。
「従」は「生徒(せいと)」の「と」なので、「とならぬ」って読みたくなる気持ちはよく分かるのですが…
それでは正しい読み方は?
「徒ならぬ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇ならぬ」の5文字
- 「普通ではない」「見過ごせない」といった意味です
- 「徒ならぬ事件が起きたようだ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「徒ならぬ」の読み方!正解は!?
正解は「ただならぬ」です!
「徒」という字は、普通は「生徒」「使徒」のように「と」と読むか、「従う」のように「したが」と読むかのどちらかなので、「ただならぬ」はかなり難読だといえます。
「徒」という漢字には、「空虚、普通、ただの」といった意味があるため「ならぬ」という打消しの言葉が続くことで「普通ではない」といった意味になるのですね。
「ただならぬ気配!」などと聞くと、少し時代劇がかって感じるかも?
普段の会話では聞くことが少ない言葉ですが、小説やドラマでは出てきますよ。
この機会に、ぜひ覚えておいてくださいね。
3つ目の漢字は「大猩猩」です!
動物園などで見かけるおなじみの動物でも、漢字の表記を見ると「そんな感じで書くの?」って驚いてしまうものっていますよね。
例えば、「小熊猫」と書いて「レッサーパンダ」。
「大熊猫」で「パンダ」などなど。
上記の2つは何となく漢字を見ればどんな動物か連想できるんですが、問題の「大猩猩」は全く連想できないですよね・・・
それではさっそく見ていきましょう!
「大猩猩」の読み方のヒントは・・・?
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 大きくて黒い体が特徴です。
- チンパンジーやオラウータンに似てるかも!?
・・・・さあ、分かりましたか?
「大猩猩」の読み方の答えは・・・?
正解は、「ごりら」でした!
気になる「猩」の文字ですが、「狸(たぬき)」と似ているようで違うんです。
「猩(しょう)」と読む漢字で、「猩猩(しょうじょう)」と書いて「オラウータン」「古典書物に登場する架空の動物」を表しているんです。
そして、「大(きい)猩猩(しょうじょう)」と書いて「ごりら」。
だけど、もちろんオラウータンとゴリラは全くの別物です。
同じ大型猿人類ではありますが、ゴリラは地上に群れで暮らし、オラウータンは木の上で基本的に単独生活をしています。
ちなみにゴリラのIQは非常に高く、平均70~95もあるんだとか!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「刃毀れ」です!
「刃毀れ」・・・「刀」は読めるけど「毀れ」は読めない!
という方が多いのではないでしょうか?
ところが、残念!
「刃毀れ」の「刃」は、「かたな」と読むのではないんです・・・
よく見れば、「刀」ではなく「刃物(はもの)」の「は」ですもんね。
それでは「刃毀れ」は何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「刃毀れ」の読み方のヒントは・・・?
「刃物(はもの)」の「刃」は、それだけだと「やいば」と読みます。
「刃物(はもの)」をはじめ、「刃先(はさき)」や「刃渡り(はわたり)」など、「刃」を「は」と読む単語はたくさんありますよね。
「刃毀れ」も、ひらがなで「は〇〇れ」と読みます。
もちろん刃に関係する言葉ですよ。
もう、分かりましたか?
「刃毀れ」の読み方の答えは・・・
正解は、「はこぼれ」でした!
「刃毀れ」とは、「刀・包丁などの刃が一部分欠けること」を意味しています。
ちなみに「刀」と「刃」の違いですが、「刀」が刀剣全体を広く総称する言葉であるのに対して、「刃」はそのパーツの中でも「切断する機能を持つ部位」のことを指すのです。
「毀れる」という文字には「欠けたり崩れたりして完全な姿を失う」という意味があり、水などの液体が「零れる(こぼれる)」とは別の漢字ですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
5つ目の漢字は「月祖伯」です!
本日の難読漢字クイズは「月祖伯」です!
それほど難しい漢字は使われていませんが…
あなたは何と読みますか?
「月祖伯」の読み方のヒントは?
1.中央アジアに位置する共和制国家。首都は「タシュケント」です。
2.「月祖伯」の人々の食事は、ナン・炊き込みご飯・ヌードルなど穀物の主食が豊富。羊肉をよく食べるそうです。
3.「月祖伯」の古都サマルカンドは「青の都市」と呼ばれる観光地です。
3.シルクロードのオアシスとして、昔から栄えてきました。
正解は…
正解は「ウズベキスタン」でした!
「月即別」と書いても正解です。
正式名称は「ウズベキスタン共和国」といいます。
ソビエト連邦が崩壊した1991年に、「ウズベク・ソビエト社会主義共和国」から独立を宣言しました。
国名のウズベキスタンとは、14世紀前半にキプチャク・ハン国の君主だったウズベク・ハン(月即別汗)を由来としたトルコ系遊牧民「ウズベク人」が語源といわれています。
ちなみに「ウズベク」は「自身が君主」「独立独歩」、「スタン」はペルシャ語で「土地」や「国」という意味です。
「月祖伯」の国旗には、三日月と12個の星が入っています。
青が青天と純水、白が平和と純粋、緑は自然、赤い線は生命力を表しています。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!