今日の難解漢字は、
「嗚く」
「序に」
「芥箱」
「破綻」
「戸外」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「嗚く」です!
これは「鳴く」でしょ?と思った方は、よーく字を見てください!
「鳴く」は口へんに「鳥」ですが、これは「烏(カラス)」です。
さぁ、「なく」とは読まずに何と読む?
「嗚く」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 最初の文字はやっぱり「な」です。
ヒント➁ 「なく」ではありませんが、「声に出す」仕草や行動のことです。
ヒント③ 同じ意味の用法では、「あぁ、何と言う事だ・・・」でしょうか。
「嗚く」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なげく」です!
口へんに「烏(カラス)」で「なげく」です。
「鳴く」という漢字と混同されるためか、現在では「嘆く」という字を使いますよね。
嗚く・嘆くの意味は、
ひどく悲しむ、悲しんで泣く様子や、世の中の流れを憂いたり、何か嫌なことがあってため息をつく、というような意味があります。
そのほか、 心から切に願ったり哀願したりするようなときにも使われる言葉です。
鳴く⇒〇 嗚く⇒嘆く
鳥(トリ)は良いのに、烏(カラス)はダメなんて、一番カラスが嗚いちゃいますね・・・。
2つ目の漢字は「序に」です!
「序に」の読み方をご存知でしょうか?
「じょに」と読んでしまっては恥ずかしいですよ…
しょっちゅう見かける簡単な漢字も、難読漢字になることがよくあります。
「序に」も難読漢字の1つですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「序に」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 何かをする時に、その機会を使って他のことも行う様を表す言葉です
- 「買い物に行く序に図書館で本を借りる」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみだくださいね。
「序に」の読み方!正解は!?
正解は「ついでに」です!
一般にはひらがなで表記するので、これが読めた方はかなりの漢字通だといえるでしょう。
「序」という漢字は「順番」や「定まった並び」といった意味を持つため、一連作業につなげて何かを行うことを「序に(ついでに)」といいます。
「コンビニへ行ったついでにジュースを買ってきて」や「掃除のついでに本棚を整理した」のように、よく使う言葉です。
便利な言葉ですが、目上の人に使うと失礼になる場合も。
たとえば「コンビニへ行った際にジュースを買ってきてください」のように、少し言い換えるといいかも知れませんね。
3つ目の漢字は「芥箱」です!
「芥箱」・・・何かの箱(はこ)であることは間違いないんですが、すんなり読める人は少ないのではないでしょうか?
「ちゃばこ」?
確かに「芥」は「茶」と似ていますが違う文字ですね・・・
そういえば、文豪・芥川龍之介の苗字に使われている文字だと気づいた人も入るはず。
では「芥(あくた)」の箱で「あくたばこ」?
・・・残念ながら不正解です。
それではさっそく見ていきましょう!
「芥箱」の読み方のヒントは・・・?
- 読み方は「〇〇ばこ」の4文字
- 「芥」は、ここでは「あくた」以外の読み方をします
- 入らない物を入れる箱・・・
- 誰の家にも1つ以上は必ずあるはず。部屋ごとに置いている人も!
さあ、もう分かりましたね!
「芥箱」の読み方の答えは・・・
正解は、「ごみばこ」でした!
「ゴミ箱」とカタカナで書くことはあっても、まさかごみに漢字があるとは知らない人も多いのではないでしょうか?
「芥」は、「あくた」または「ごみ」と読み、「いらないもの・ちり・ごみ・ちり」という意味をもつ漢字です。
「塵(ちり)」という漢字も「ごみ」とも読むことから、「塵箱(ごみばこ)」という漢字でも書かれます。
ちなみに芥川龍之介の苗字「芥川」は本名。
珍しい苗字ですが、現在も日本全国に約5000人ほどの「芥川さん」がいるようです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「破綻」です!
「破綻」の読み方をご存じでしょうか?
「破錠(はじょう)」と少し似ていますが、よく見ると「錠」ではなくて「綻」ですね。
「綻」という字には「ほころびる」という意味がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「破綻」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 関係性が修復できないほど壊れてしまうことです。
- 「結婚生活は破綻した」「会社が破綻の危機に陥っている」などと使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「破綻」の読み方!正解は!?
正解は「はたん」です!
「破」はやぶれたり壊れることで、「綻」は、縫い目がほどけて離れてしまうこと」です。
これらの2つの字を合わせた「破綻(はたん)」という言葉は、修復できないほどに壊れてしまうことだとわかりますね。
類義語としては、「破滅」「破産」「失墜」などがありますが、少しずつ意味が異なるため、使い方には注意が必要です。
5つ目の漢字は「戸外」です!
「戸外」と書いて、なんと読むか分かりますか?
雨戸や網戸の「戸」ですが、(とがい)とは読みません。
しかし、家の外というイメージで正解です!
さて「戸外」と書いて、なんと読むでしょうか?
「戸外」読み方のヒントは?
屋外(おくがい)というと、建物の種類を問わず建物の外になり、屋根があり雨風がしのげる場所の事を指します。
しかし「戸外」は、人の住んでいる家の事を指している言葉です。
学校や体育館、ビルの外というのであれば「屋外」となり、
「戸外」となれば人の住む家と覚えておきましょう。
一戸建てもマンションも人が住んでいるので「戸外」となります。
もちろん、建物の中ではなく外のことです!
「戸外」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
(とがい)ではありませんよ!
さあ、もうわかりましたか?
「戸外」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こがい」
です!
野外だと、周りに何も建物が無い事を指しています。
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!