漢字読み講座

【今日の難読漢字】「茣蓙」「柘植」「鉄面皮」全部読めたら漢字マスター!「柘植」を「たくしょく」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「茣蓙」

「柘植」

「鉄面皮

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「茣蓙」!

「茣蓙」は、よ〜く見ると読めるかもしれません!

それくらいわかりやすい漢字です笑

 

また、先にも書いたようにこちらは実用品です。

お家で使われる方もいれば、運動会やお花見で使う方も…?

 

さて、読めたでしょうか?

 

「茣蓙」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ござ

です!

 

「茣蓙」とは、

「イグサを織って作られた敷物」です。

 

畳のような形状をしていて、巻いたりたたんだりしてしまっておける敷物です。

床に敷くと簡単に和室のようになるので、夏場などに活躍しますよね。

 

その由来は古く、平安時代にはすでにあったそうです!

 

『枕草子』の中では

「御座といふ畳のさまにて高麗など、いと清らなり」とあります。

これの「御座」が「茣蓙」のことなんです。

 

平安時代は、貴人が座るところに敷く特別な敷物だったそうですよ!

 

現在では、お家の中で使うほか、

お花見など、外でお弁当を食べるときに敷いたりしますよね。

 

ついつい「ござ」や「ゴザ」とひらがなで書いてしまいたくなりますが、

高貴な方も座っていたと聞くと、漢字を使いたくなりますね!

ぜひスマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「柘植」!

「柘植」は、とある植物の名前です。

垣根などに使われたり、伝統工芸の材料にも使われているんですよ!

 

また地名になっている漢字でもあるので、

その地元の方であれば読めるかも。

 

さて、読めたでしょうか?

ちなみに「たくしょく」ではないですよ!

 

「柘植」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「つげ

です!

 

「柘植」とは、

「主に西日本の暖かい地域に分布しているツゲ科の常緑植物」です。

 

日本の固有種で、西日本では垣根や庭木などに使われます。

椿のようなツヤツヤとした葉っぱが特徴的です。

 

また、ヒントの部分で書いたように、

伝統工芸品の材料としても多く活用されています。

 

特に有名なのが「つげ櫛」!

丈夫で梳かすとツヤが出るので人気が高く、

相撲や歌舞伎・古典芸能で結い髪にするときには、必ずつげ櫛を使うそうですよ!

 

ほかにも将棋の駒として使われることもあるそうです。

このことからも、材木の丈夫さがわかりますよね。

 

 

日本の伝統芸能には欠かせない素材「柘植」。

教養の一つとして、スマートに読めるようになりたいですね!

 

最後の難読漢字は「鉄面皮」!

 

「鉄面皮」は、途中までは簡単に読めると思います。

 

「鉄」も「面」も、とてもわかりやすい読み方なんです。

問題は「皮」。

これがちょっとだけ変わった読み方をするのですが…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「鉄面皮」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「てつめんぴ

です!

 

「鉄面皮」とは、

「鉄でできているような面の皮」という意味で、

転じて「恥知らずで厚かましいこと。その人やそのさま」を表す言葉です。

 

つまり、すごく図々しい人やその人の態度や様子を表す、批判の言葉なんです!

 

「1人1個の商品を、何度も買いに行くなんて鉄面皮も甚だしいね」

のように使いますよ。

 

類語としては「厚顔」という言葉があります。

こちらも「顔の皮が厚い」ということから作られた言葉です。

空気を読めない図々しい人のことを、

「顔の皮膚が厚い」と考えられていたのがわかりますね。

 

普段はあまり使わない言葉ですが、文学作品にも書かれている言葉です。

教養の一つとしてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!