今日の難読漢字は、
「狆穴子」
「御玉杓子」
「幇間」
の3問です!
難問ぞろいですが、果敢に挑んでくださいね!
さっそく行きましょう。
目次
難読漢字、第1問は「狆穴子」!
「狆穴子」・・・「穴子(あなご)」の仲間のようですが、失礼ながら穴子(あなご)は水族館の人気者とは言えないような?
謎が深まる「狆穴子」ですが、何と読むのかさっそく見ていきましょう!
「狆穴子」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
- アナゴ科の生物です。
- 体長は約35㎝で、とっても細長いのが特徴です。
- 体は灰色に黒色の斑点が特徴。
これって普通のアナゴと変わらないんじゃない?と思われた方のために。大ヒントです!
体の後ろ半分を砂の中に入れ、前半分を砂から出してゆらゆらと揺れている、ひらがなで「〇〇あなご」の5文字の生物ですよ。
もう、わかりましたよね?
「狆穴子」の読み方の答えは・・・
正解は、「チンアナゴ」でした!
砂から体を出してゆらゆら漂うのが何とも可愛い狆穴子(チンアナゴ)。
水中のプランクトンを食べる時は顔を出し、外敵から身を守る時には完全に砂に隠れます。
体の半分だけ砂から出しているのは、とっても臆病で警戒心が強いからなんですって!
ところで、「珍しい」穴子だから「珍穴子」と書くと思っていた方もいるのではないでしょうか?
「狆穴子」の「狆」は、日本原産の愛玩犬である「狆(チン)」に顔が似ていることからつけられたんですよ。
愛嬌たっぷりの「狆(チン)」の顔も、狆穴子とそっくりかチェックしてみてくださいね。
難読漢字、第2問は「御玉杓子」!
「御玉杓子」・・・何だか高貴な方のフルネームにも見えなくもないこの漢字。
どこか仰々しい雰囲気も漂う4文字ですが、実はとっても可愛い姿のある生き物を表しているんです!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「御玉杓子」の読み方のヒントは・・・?
それではさっそくヒントです!
- 春になると田んぼや池に現われる、黒くて小さな生物です。
- 大きくなると、手や足が生えて来て・・・
- 陸に上がっても生活できるようになります。
そうです!ひらがなで「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字の生き物です。
もう、わかりましたよね?
「御玉杓子」の読み方の答えは・・・?
正解は、「おたまじゃくし」でした!
何故カエルの幼生を「御玉杓子(おたまじゃくし)」と呼ぶのか、由来についてお話します。
汁物をすくう「おたま」、実は「御玉杓子」という杓子(しゃくし)の1種なんです。
つまり普段「おたま」と読んでいる道具は、「御玉杓子(おたまじゃくし)」の略語なのです。
カエルの幼生のことを「御玉杓子」と呼ぶようになったのは、形が「おたま」とそっくりだったからだそう。
確かに丸くて細い柄がしっぽに見えて、そっくりですよね。
難読漢字、最終問題は「幇間」!
「幇間」って、見慣れない漢字ですよね。
「ふうかん」?「ふうま」?
残念ながら、どれも間違いです。
日本に現在、数名しかいない絶滅寸前の職業を表している漢字なのですが。。。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「幇間」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「幇間」がどんな仕事かをヒントにします!
- 落語や舞踊と並ぶ、日本の伝統芸能の1つです。
- お座敷で芸者や舞妓を助けながら場を盛り上げる仕事です。
- 俗称、「太鼓持ち」とも呼ばれますが「幇間」が正式名称です。
読み方はひらがなで「〇〇かん」の4文字です。
さあ、分かりましたか?
「幇間」の読み方の答えは・・・
正解は、「ほうかん」でした!
「幇間(ほうかん)」は芸者や舞妓とともに宴席に出て、客の遊びに興を添える職業の事です。
三味線や歌、軽快な話芸や滑稽な踊りなどで客を笑わせます。
その歴史は古く、元禄の時代には幇間(ほうかん)を専業とする者が現われていたと言われています。
「幇(ほう)」には「助ける」と言う意味があり、「間(かん)」は「人と人との間」と言う意味、つまり「幇間(ほうかん)」は「人間関係を助ける」という意味があるのです。
俗称として「太鼓持ち」とも呼ばれます。
「太鼓持ち」と言うと偉い人にへつらって持ち上げる者と言う意味があり、あまり良いイメージではありません。
ところが実際の「幇間(ほうかん)」は、現在日本に数名しかいない、体験貴重な職業なのです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!