今回の難読漢字は「合歓木」「豪猪」「霜雪」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「合歓木」
「合歓木」は何と読むかご存知でしょうか?
そのまま音読みで「ごうかんぼく」とも読みますが、もっと一般的な読み方があります。
「木」という文字が入っているので、木の名前のようですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「合歓木」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 6~7月頃に淡いピンク色の花を咲かせます
- 夜になると眠っているように見えるそうです
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「合歓木」の読み方!正解は!?
正解は「ねむのき」です!
また「ごうかんぼく」も、ねむの木のことを言います。
ねむの木は夜になると葉っぱが閉じて垂れ下がり、眠っているように見えることから、ねむの木と呼ばれるようになったそうです。
また、古い日本語では「眠る」を「ねぶる」と発音したため、「ねぶのき」と読まれる場合もあります。
「合歓(ごうかん)」という熟語には、家族が仲良く寄り添ったり、喜びを共にするという意味があるそうです。
「合歓木(ねむのき)」に「合歓(ごうかん)」という漢字が当てられているのは、葉がぴったりとくっついている様子が、添い寝する男女に似ているからだとか。
夜になるとぴったりと葉を合わせて眠る「合歓木(ねむのき)」は、何とも不思議でロマンチックですね。
2問目はこの漢字!「豪猪」
今回の漢字クイズはこちら。「豪猪」という難読漢字です。
「猪」がつくためなんとなく動物だというのはわかるかも知れませんが、どの動物を指すかまでわかる方は少ないのではないでしょうか。
あなたは読むことができますか?
「豪猪」の読み方のヒントは?
とても特徴的な見た目の動物ですが、動物園以外で目にする機会はほとんどありません。
長いトゲがいくつも生えており、ハリネズミと混同されがちな動物です。
「〇〇〇〇〇のジレンマ」という言葉で知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もう分かってしまいましたか?
正解は…
正解は…
ヤマアラシ
でした!
ハリネズミよりもさらにトゲが長いので、誤って触れてしまうと大怪我してしまいそうです。
ちなみに、「ヤマアラシのジレンマ」(ハリネズミのジレンマともいいます)は、長いトゲがあることで互いに近づけないヤマアラシの様子になぞらえて、『近づきたいけれど傷つくのを恐れて近づけない心理』のことを指します。
実際、ヤマアラシ同士はそのような心理を抱えているんでしょうかね?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「霜雪」
気象を表す言葉は、読み方が特殊なものが多くあります。
「霜雪」
もその一つ。
「しもゆき」と読むと思いきや……、正しい読み方は違います。
「霜雪」読み方のヒントは?
「霜雪」とは、文字通りしもとゆきを表します。
響きも字面も綺麗な言葉なので、文学作品にも頻出の表現ですよ。
読み方のヒントは、「霜」も「雪」もどちらも訓読みすること!
雪は「せつ」と訓読みしますね。
では「霜」は……?
「霜雪」の読み方、正解は……
「霜雪」の正解は……
「そうせつ」です!
「霜」の訓読みは「そう」と言うんですね。
「霜雪」のほかには「降霜」や「晩霜」などの熟語もあります。
また「霜雪」は、
冬の寒さを表現するだけでなく、歳を取って白くなった頭髪やヒゲを比喩する際にも用いられます。
「頭に霜雪をおく」と書くと、なんだか「白髪まじりの」と書くよりもオシャレな表現になりますね!
もちろん、小説や詩のなかでは用いてもよいですが、間違っても人に面と向かって言わないようにしましょう。
霜が降りる頃になったら、ぜひ「霜雪」を思い出してみてくださいね。