今回の難読漢字は「会得」「襟巻蜥蜴」「間髪」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「会得」
読んだことはあるはずなのに、パッと読み方を思い出せない漢字ってありますよね。
「会得」
「会社」「懇親会」など、日常でよく使われる「会」。
「納得」「獲得」のように、「得」という漢字もよく使われます。
さて、二つの漢字を合わせた「会得」は何と読むのでしょうか?
「かいとく」ではありませんよ!
「会得」読み方のヒントは?
会得には、「物事を十分に理解し、自分のものにすること」という意味があります。
類語としては、
「習得」
「修める」
などが挙げられます。
そろそろ思い出せましたか?
「会得」の読み方、正解は・・・
正解は……
「えとく」
です!
「船の操縦技術を会得するのに、1年以上を費やした。」
「海外留学を夢見て、はやい段階で英語を会得した。」のように使います。
「会」という漢字の読み方は、基本的には3種類。
- かい …「集会」「会合」など
- え …「一期一会」「会釈」など
- あ(う) …「会う」「会いたい」など
この漢字なんて読むんだっけ?という状態に陥ったときは、いろいろな読み方を試してみると思い出せるかもしれませんよ!
2問目はこの漢字!「襟巻蜥蜴」
今回ご紹介するのは「襟巻蜥蜴」という難読漢字です。
画数も多く複雑なこの漢字ですが、実はみなさんもきっとご存知の「ある動物」を指し示しています。
あなたは読むことができますか?
もし読むことができたらあなたは漢字マスターかもしれません!
「襟巻蜥蜴」の読み方のヒントは?
後半の漢字2文字は初見で読むのは少し難しいので、前半から推測するとよいでしょう。
「襟巻」カタカナでいえばそう、マフラーのことですね。
そして「襟巻」がつく動物といえば…?
そして「蜥蜴」の2文字のどちらにも「虫」がつきます。
虫ではないのですが、たしかに虫っぽい大きさや見た目の生物なので、それもヒントになるかもしれません。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
エリマキトカゲ
でした!
威嚇する際に広げる皮膚が襟巻のように見えるためその名前がついたそうですが、最近あまり襟巻という言葉を使うことはないような気もします。
これからはこのトカゲの名前の中でのみ、襟巻という言葉が生き延びていくのかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「間髪」
「間髪」の読み方をご存知でしょうか?
「かんぱつ」ではありませんよ。
間違えている人が非常に多いのですが…
さて、あなたは正しい読み方がわかりますか?
「間髪」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は「ただちに」「即座に」
- 「間髪入れずに息の合った合いの手が入る」などと使います
以上の4つのヒントから、考えてみてくださいね。
「間髪」の読み方。正解は!?
正解は「かんはつ」です!
「かんぱつ」と読んでいた人が、かなり多いのではないでしょうか?
実際「かんぱつ」という読み方が浸透しすぎて、パソコンでも「かんぱつ」で変換できてしまいますね。
「間髪(かんはつ)」という言葉の由来は、中国の説話集「説苑(ぜいえん)」に出て来る言葉によるもので「髪の毛1本も入る隙がない」ことを表しています。
それが転じて「わずかな時間もおかずに、すかさず、直ちに」という意味になったのです。
ですので、正しい言葉の区切りは「間(かん)、発(はつ)を入れずに」となります。
「かんぱつ」と読んでいた方は、ぜひこの機会に「かんはつ」という読み方で覚えておいてくださいね。