今回の難読漢字は「萎む」「猋」「耽る」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「萎む」
「萎む」の読み方をご存じでしょうか?
「なむ」と読むのは間違いですよ。
「萎える」と書くと「なえる」と読みますが、「萎む」には違った読み方があります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「萎む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です。
- 花が「咲く」の反対を意味する言葉。
- 「空気が抜けて風船が萎んでしまった」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「萎む」の読み方!正解は!?
正解は「しぼむ」です。
花が生気を失ってしおれてしまうことや、ヒントで紹介したように、風船のように膨らんでいたものが小さくなることも「萎む」と表現します。
夢や希望に向かってふくらんでいた気持ちが萎えることも「萎む」と言ったりしますね。
「萎」という漢字を使った言葉には他に「萎縮(いしゅく)」「萎(な)える」「萎(しお)れる」「萎(しな)びる」などがあり、いずれも元気を失ってしまうイメージです。
2問目はこの漢字!「猋」
「猋」の読み方をご存じでしょうか?
日常ではまず見かけることがない、まさに難読漢字の見本のような文字ですね。
音読みでは「ひょう」とも読めるそうですが、今回は訓読みを正解とします。
正解するにはかなり想像力が必要かも…
さて、あなたには読むことができますか?
「猋」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 3匹の犬が群がって走る様子を想像してみてください
- 渦を巻くように起きる強風
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「猋」の読み方!正解は!?
正解は「つむじかぜ」です!
普段見ない漢字の上に5文字も入っているため、かなりの難読漢字だといえますね。
渦を巻くように激しく起きる強風を「つむじかぜ」と呼びます。
一般的には「つむじ風」や「旋風」と書くことが多いでしょう。
また、状況を大きく揺らがすような出来事のことを比喩的に「つむじ風」と呼ぶ場合もあります。
「彼は平穏な日々につむじ風を巻き起こした」
のような使い方ですね。
ちなみに「つむじ風」と「竜巻」は、渦を巻くような強風という点では同じですが、竜巻は必ず積乱雲を伴うのに対して、つむじ風は晴天の日でも起きるという違いがあります。
また、竜巻の方がかなり規模が大きく、台風以上のものもあると言われています。
最後はこの漢字!「耽る」
「耽る」の読み方をご存じでしょうか?
何となく「はじる」と読んでしまいそうですが「恥じる」という字とは違うので要注意です。
一見簡単そうな漢字なのに読みにくいですね。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「耽る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です。
- 何かに夢中になること。
- 食事も忘れて本を読み耽る。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「耽る」の読み方!正解は!?
正解は「ふける」です。
意味は、1つのことに没頭したり、他を忘れて夢中になったりすること。
子供の頃「いつまでも遊び耽っていないで宿題をしなさい」などと叱られた経験のある方も多いのではないでしょうか。
「耽る」と同じ語源の言葉に「更ける」があります。
いずれも深くなるという意味を持ちますが、「耽る」は何かに気持ちが深まって集中することを言い、「更ける」は「夜が更ける」のように時間が深まる(進む)ことを言います。