今回のお題は「襠」「鉄漿」「一家言」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「襠」
「襠」の読み方をご存じでしょうか?
「しかけ」や「うちかけ」とも読みますが、2文字の読み方を正解とします。
日常生活でよく使う言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「襠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
- バッグを買う時に必ず確認しますよね?
- 小さい袋だけど〇〇があるから意外と入ります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「襠」の読み方!正解は!?
正解は「マチ」です!
バッグや袋物、財布などの胴体と前後をつなぐ奥行きの部分を、「襠(マチ)」と呼びます。
十分なマチがあるかどうかで収納量が大きく違ってくるため、バッグや財布を購入する際には必ず確認する方が多いのではないでしょうか?
「襠(マチ)」はもともとは、衣服や袋物の布幅や厚みが足りない部分に入れ込む布を指す言葉でした。
現代でも、シャツの胸ポケットなどに四角や三角の布が取り付けられているものを見ることがあるでしょう。
2問目はこの漢字!「鉄漿」
「鉄漿」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「てつしょう」ですが、もちろん間違いです。
と言われても「漿」なんて漢字は滅多に見かけないですよね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鉄漿」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 奈良時代から明治初期まで続いた日本の風習
- お化粧の一種です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鉄漿」の読み方!正解は!?
正解は「おはぐろ」です!
一般には「お歯黒」と書かれることの方が多いですね。
「漿」には「液状のもの」という意味があります。
歯を黒く染めるために鉄を原料とした溶液を使用したため「鉄漿」と書いて「おはぐろ」と読むのです。
お歯黒は日本だけの風習ではなく、世界各地で見られます。
また、女性だけでなく、中近世には男性貴族も施していたとのこと。
日本の東北などの一部の地域では、昭和初期まで見られたということですから、驚きですね。
最後はこの漢字!「一家言」
「一家言」の読み方をご存じでしょうか?
「いっかごん」と読んでしまった方が多いかも知れませんが、それは間違い。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「一家言」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 独自の主張やこだわりのこと
- 彼女は料理が堪能で、食器に関しても一家言持っている
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「一家言」の読み方!正解は!?
正解は「いっかげん」です!
これまで「いっかごん」と読んでいた方も多いのではないでしょうか?
「言」という漢字は音読みでは「げん」と「ごん」の2種類があり、どちらで読むのかとても紛らわしいですね。
- 言語道断(ごんごどうだん)
- 他言(たごん)
- 真言(しんごん)
- 過言(かごん)
これらは「ごん」と読むため、「一家言」も「いっかごん」と読んでしまいがちなので、注意が必要です。
また、一家言の類義語には「持論」「独自の見解」「主張」などがあります。