今日の難読漢字は
「鏝」
「鋲」
「鉈」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「鏝」
ヒントは全体で2文字、「○○」となります。
とある職人がよく使う道具の名前です。
最初の一文字目は「こ」です。
ずばり!左官用具のひとつで、セメントや土などを塗るときに使う道具の名前です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「鏝」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こて」
です!
コテと聞くと「小手」と書くんじゃないの?と思われがちですが、
このコテは剣道などで手にはめて使う防具のほうですね。
籠手と書くのが正しいようです。
コテを使って床や壁などを塗るプロの仕事は本当に見事ですよね。
ところで、なぜ左官は左なのか不思議に思いませんか?
こちら有力な説としては、宮廷に出入りするためには資格や位が必要だった
ため、まず「官」が付けられたようです。そして技術を意味する「工」が
入る文字として左が選ばれたのだとか。仕事をするために授けられた称号が
「左官」だったということですね。そして逆の右官は何なのか、興味がある方は
ぜひ調べてみてくださいね。
2つ目は「鋲」
ヒントは全体で3文字、「○○○」となります。
色んな形があり、その中でも絵に関するこれは小学校の頃から馴染み深いはずです。
最初の一文字目は「び」です。
金属製の留具のことを指す言葉です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「鋲」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「びょう」
です!
みなさんが一番馴染み深い鋲というと、やはり画鋲なのではないでしょうか。
押すだけで紙を壁に止められる画鋲は、絵やポスターといった画像ものだけでなく、
色んなお知らせや学級新聞などの文字情報を伝える場合にも広く使われています。
床に落ちた画鋲をうっかり踏んづけてしまって、文字通り痛い思いをした方もいるでしょう。
また鋲は英語ではリベットと呼ばれ、ジーンズやベルト、革靴などにも使われるなど、
機能性とスタイリッシュさを兼ね備えるパーツでもありますね。
最後の難読漢字は「鉈」
ヒントは全体で2文字、「○○」となります。
道具の名前で、最近のキャンプ&BBQブームもあり耳にすることも少なくないはず。
最初の一文字目は「な」です。
木を切る、というよりは、枝や雑草を打ち払ったりする用途が多いですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「鉈」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なた」
です!
ポジションとしては、強くて大きい斧と、薄手で小型の鎌の間に位置する道具と言えるでしょうか。
特徴としては、鎌のように片手で扱えるサイズ感でありながら、斧のように厚手の刃があります。
先端が鎌ほどではないですが、少し包み込むように曲がっているタイプが多いですね。
ナタと聞いてパッと浮かぶ言葉といえば「大鉈を振るう」でしょうか。
これは思い切っていらないと思うものを切って整理するという意味ですね。
なぜこれが斧ではなく鉈なのかというと、斧は単純に木を切るものですが、
鉈はその用途から、目の前にある邪魔な草木を打ち払って、遠くまで視界を開かせる、
というニュアンスがあるためでしょう。