漢字読み講座

「開闢」「入水」「古」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「開闢」「入水」「古」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「開闢」

「開闢」の読み方をご存じでしょうか?

「闢」と言う字の門構えの中に「辟(へき)」が使われているので「かいへき」と読んでしまった方もいるかも知れませんが、残念ながら間違いです。

とはいえ「闢」←こんな漢字は見たことがない方の方が多いのではないでしょうか?

漢字が難しい上に日常的に使う言葉でもないので、かなりの難問です。

さて、あなたには読むことができますか?

「開闢」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
  2. 「天と地が初めてできた時」という意味です
  3. 我が国開闢以来の大災害が起きた

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「開闢」の読み方!正解は!?

正解は「かいびゃく」です!

「開闢(かいびゃく)」とはヒントで紹介したように「天と地が初めてできたとき」という意味で、古くは「かいひゃく」と呼ばれることもありました。

山を信仰の地として開き、寺院などを初めて作ることも開闢といいます。

転じて、荒れ地が切り開かれたり、新たなものが開設されりしたときも「開闢」という言葉が使われるようになりました。

2問目はこの漢字!「入水」

「入水」の読み方をご存じでしょうか?

「にゅうすい」とも読みますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。

「入」も「水」も小学校1年生で習う、最も基本的な漢字ですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「入水」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 意味は、水に身を投げて自殺すること
  3. 「入水自殺を図ったとみられる」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「入水」の読み方!正解は!?

正解は「じゅすい」です!

「入水(じゅすい)」とは、海や川などの水に身を投げて自殺することをいいます。

冒頭でお話ししたように、「入水」と書いて「にゅうすい」とも読みますが、「にゅうすい」とは、海やプールなどの水の中に入ることです。

「入水自殺」を「にゅうすいじさつ」と読んでいた方も、意外と多いのではないでしょうか?

漢字には今回のように、同じ文字でも読み方を変えると意味が違ってくるものがたくさんあります。

たとえば「色紙(いろがみ/しきし)」「人気(にんき/ひとけ)」「黒子(くろこ/ほくろ)」など、本当にややこしいですね。

このような漢字は、前後の文章から読みを判断する必要があるので、注意しましょう。

最後はこの漢字!「古」

「古」の読み方をご存じでしょうか?

今回は「こ」や「ふる」ではない読み方を正解とします。

「それ以外の読み方ってあった?」と思われる方も多いかもしれませんが、意外と耳にする言葉ですよ。

さて、あなたには正解がわかりますか?

「古」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 意味は、過ぎ去った遠い昔のこと
  3. 「京都は古の都の様子をとどめている」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「古」の読み方!正解は!?

正解は「いにしえ」です!

日常会話で使うことはあまりありませんが、テレビの旅番組や小説などではよく使われる言葉ですね。

「古(いにしえ)」とは、はるか遠くに過ぎ去った過去のことをいいます。

以下は「いにしえ」を使った例文です。

  • 古い街並みを歩きながら、いにしえに思いを馳せる
  • いにしえより受け継がれてきた伝統を守る
  • いにしえの都には多くの観光客が訪れる

「いにしえ」の類語としては、「昔」「往日(おうじつ)」「こし方」などがあります。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!