漢字読み講座

「追追」「追頌」「稟議」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「追追」「追頌」「稟議」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「追追」

「追追」の読み方をご存じでしょうか?

「追」という字は「追跡(ついせき)」の「つい」ですが、「ついつい」と読むのは間違いですよ。

日常的によく耳にする言葉なので、すぐに正解がわかった方も多いかも?

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「追追」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
  2. 時間の経過とともに、だんだんと。徐々に。
  3. 「その問題については追追考えていきましょう」などと使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「追追」の読み方!正解は!?

正解は「おいおい」です!

「追々」と書く場合もありますね。

また、「追追」は「追い追い」を略して表記したものです。

ヒントで示したように「時間の経過とともにだんだんと」や「順を追って」といった意味になります。

下は「おいおい」を使った例文です。

  • おいおい暑くなって来てからエアコンを購入しよう
  • 使い方については、おいおい説明させていただきます
  • このままでは、おいおい困ったことになるよ

2問目はこの漢字!「追頌」

「追頌」の読み方をご存じでしょうか?

これは滅多にお目にかからない漢字ですね。

この言葉自体、日常会話で出てくることはあまりないでしょう。

漢字検定1級レベルの超難問です。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「追頌」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
  2. 意味は、人の死後に生前の善行や功績をたたえること
  3. 「故人の遺徳をしのび追頌する」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「追頌」の読み方!正解は!?

正解は「ついしょう」です!

意味はヒントで紹介したように、生前の善行や功績をたたえたり、表彰したりすることをいいます。

以下は、「追頌(ついしょう)」を使った例文です。

  • 故人にたいして、追頌の銘を書く
  • 生前の功績をたたえて名誉町民に追頌された

「追」という字は「後を追う」という意味。

一方の「頌」という字には「功徳をほめる」といった意味があるため、「追頌」という熟語になることで「亡くなった人を追ってほめる」という意味を持ちます。

最後はこの漢字!「稟議」

「稟議」の読み方をご存じでしょうか?

「りんぎ」と読まれた方が多いかもしれませんが、実は「りんぎ」は慣用読み。

慣用読みとは、間違った読み方が広く用いられた結果、完全な誤りとはいえなくなった読み方のことです。

では、「りんぎ」ではない正しい読み方とは?

「稟議」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  2. 会議の手間を省く目的で、書類を回覧して承認を求めること。
  3. 「新たな設備の導入について、稟議に回す」などと使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「稟議」の読み方!正解は!?

正解は「ひんぎ」です!

ただし、一般にはほとんどの場合「りんぎ」と読まれています。

ヒントで示したように、稟議とは「会議の手間を省くために書類を回覧して承認を求めること」

回覧するので「稟議に回す」や「稟議を回す」といった表現がよく使われます。

稟議に回す案件は「個人の一存では決められないけれど会議を開く程ではない」といったもので、高価な備品の購入や、取引先との契約などです。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!