今回は「放屁虫」「闖入」「跳梁」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「放屁虫」
「放屁虫」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「ほうへむし」になりますが、それは間違いです。
おそらくあなたも見たことがあると思いますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「放屁虫」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- さわると悪臭を放つ虫のこと
- ゴミムシ、オサムシ、カメムシなど
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「放屁虫」の読み方!正解は!?
正解は「へひりむし」です!
地域によっては「へっぴりむし」とも呼びます。
へひりむしとはヒントでも紹介したように、さわると悪臭を放つ虫のことです。
カメムシが洗濯物にくっついて、悪臭で困った経験を持つ方は多いかもしれませんね。
臭いが強くて嫌われものの虫ですが、実は初秋の季語だったりもします。
ちなみに「屁」という漢字は「へ」と読みますが、「放屁」は「ほうひ」と読みます。
「ほうへ」とは読まないため、注意しましょう。
2問目はこの漢字!「闖入」
「闖入」の読み方をご存じでしょうか?
「闖」は「門がまえに馬」ですが「ばにゅう」と読むのはもちろん間違いですよ。
とはいえ、それなら何と読めばよいのやら…
あなたには正しい読み方がわかりますか?
「闖入」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 無断で突然、どこかの場所に入り込むことです
- 「最近は闖入者が多くなっている」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「闖入」の読み方!正解は!?
正解は「ちんにゅう」です!
意味は、断りなく突然ある場所に入り込むことです。
似たような意味の言葉に「侵入(しんにゅう)」がありますが「侵入」は、領土や陣地を犯して入ってくるという意味。
対する「闖入」は、突然何の前触れもなく入ってくるということなので、少し意味合いが違いますね。
例文をあげると…
- コンビニにイノシシが闖入してきた
- 舞台に子供が闖入した
- 会議室の闖入者を防ぐ
以上のように使うことができます。
最後はこの漢字!「跳梁」
「跳梁」の読み方をご存じでしょうか?
「跳ねる」と「梁(はり)」で「はねはり」と読むのはもちろん間違いですよ。
日常であまり使う言葉ではありませんが、きっと耳にしたことがあるのでは。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「跳梁」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 跳梁跋扈は「〇〇〇〇〇〇ばっこ」と読みます
- 思うまま、好き勝手にふるまうこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「跳梁」の読み方!正解は!?
正解は「ちょうりょう」です!
そもそもの意味は自由に跳ね回ることですが、転じて、悪人が好き放題にふるまうことを指して言うようになりました。
以下は「跳梁(ちょうりょう)」を使った例文です。
- 倉庫では大量のネズミが跳梁していた
- ルールが崩壊し、悪鬼が跳梁する世となった
- この町では窃盗団が跳梁している
ヒントに示した「跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)」は、「跳梁:跳ね回る」と「跋扈:権威を無視してやりたい放題する」の二つの意味が合わさって「悪人が好き勝手にふるまい、のさぼる」と言う意味になります。