今日の難解漢字は、
「弥が上にも」
「荒らげる」
「郭公」
「嗄れ声」
「囲炉裏」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「弥が上にも」です!
- 2 「弥が上にも」の読み方のヒントはコレ!
- 3 「弥が上にも」の読み方!正解は…?
- 4 「弥が上に」の意味は?
- 5 「弥が上にも」は、誤用・誤変換が多い言葉
- 6 「弥が上にも」の例文
- 7 2つ目の漢字は「荒らげる」です!
- 8 「荒らげる」の読み方のヒントはこちら
- 9 「荒らげる」の読み方!正解は!?
- 10 3つ目の漢字は「郭公」です!
- 11 「郭公」の読み方のヒントはコレ!
- 12 「郭公」の読み方の正解は・・・・?
- 13 4つ目の漢字は「嗄れ声」です!
- 14 「嗄れ声」の読み方のヒントはこちら
- 15 「嗄れ声」の読み方!正解は!?
- 16 5つ目の漢字は「囲炉裏」です!
- 17 「囲炉裏」読み方のヒントは?
- 18 「囲炉裏」読み方のもうひとつのヒントは?
- 19 「囲炉裏」読み方、正解は・・・
- 20 まとめ
1つ目の漢字は「弥が上にも」です!
「弥が上にも」
この漢字、何と読むかわかりますか?
「弥」には、「や」「み」「いよいよ」などさまざまな読み方がありますが、
「弥が上に」の場合、上で挙げた読み方はどれも不正解です。
「弥が上にも」の読み方のヒントはコレ!
まずは「弥が上にも」の読み方のヒントを2つご紹介します。
- ヒント1:「さらに」「いっそう」「ますます」などの意味で使われる言葉。
- ヒント2:「ただでさえ○○なのに、よりいっそう××になる」という意味で使われる。
そろそろわかった人も多いのではないでしょうか?
「弥が上にも」の読み方!正解は…?
「弥が上にも」の読み方、正解は……「いやがうえにも」です!
この表記を見たことがなくても、
耳なじみのある言葉だと感じた人は多いのではないでしょうか。
「弥が上に」の意味は?
「弥が上にも」の意味は、「さらに」「いっそう」「ますます」などです。
「ただでさえ○○なのに、よりいっそう××になる」というように、
「もともと顕著だった何かが、よりいっそう甚だしくなる様子」を
表す際に使われる言葉でもあります。
「弥が上にも」は、誤用・誤変換が多い言葉
「弥が上にも」は、「嫌が上にも」と間違って使われることの多い言葉です。
また、「否が応でも」と同じ表現だと勘違いしている人も多く、
「嫌が応にも」などと誤変換されているケースもよく見かけます。
- 弥が上にも:もともと勢いのあるものが、ますます盛んになること。
- 否が応でも:誰かに対し、無理矢理にでも行動を強いること。
2つの言葉は、響きこそ似ているものの、意味はまったく違います。
なお、「否が応でも」を「否が応にも」と表記するのも誤りです。
「弥が上にも」の例文
最後に、「弥が上にも」を使った例文をご紹介します。
- 恋人からの応援のおかげで、弥が上にも気分が高まった
- 彼のプレーは、弥が上にも観客を惹きつける
「弥が上にも」は、話し言葉でよく使われる表現です。
そのため、メールなどの文章で表現する際、
誤変換や誤用をしてしまう可能性が高いと言えます。
「否が応でも」と混同したり、「嫌が上にも」と誤変換したりしないよう、
しっかり気を付けていきましょう!
2つ目の漢字は「荒らげる」です!
「声を荒らげる」などという時に使う、「荒らげる」の読み方をご存知でしょうか?
「あらげる」と読んでいる方が多そうですが、実は間違いです。
それでは、正しい読み方は?
「荒らげる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇らげる」の5文字です。
- 激しく大きな声を出して怒ることをいいます。
- 「声を荒らげて言い争ってしまった」などと使います。
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「荒らげる」の読み方!正解は!?
正解は「あららげる」です。
「あらげる」だと「荒げる」という表記になりますね。
そもそもは「荒らげる(あららげる)」が正しい言い方ですが、最近ではテレビやラジオの放送でも「荒げる(あらげる)」を認めるようになっています。
「あららげる」は発音しにくいですし、「荒らげる」を「あらげる」と誤読している人が多いことも理由としてあるでしょう。
ただし、新聞社などではまだ「荒げる(あらげる)」は俗な言い方であるとし、「荒らげる(あららげる)」の方を採用しているようです。
3つ目の漢字は「郭公」です!
城郭、遊郭、輪郭など、「郭」という字は「建物」や「かこい」、「アウトライン」といったような意味がありますね。
「公」は「おおやけ」や「こう」と読み、「政府やお役所」や「私物ではないもの」という意味があります。
ここまでを踏まえると、公務員宿舎や公共施設のようなイメージが沸いてきますね!
読み方としては「かくこう」が無難なところですが、どうでしょうか?
今回の難読漢字は、意味からではなく「音読みの響き」で充てた漢字になりますので、「郭」の字に着目していると正解できないので注意してくださいね!
「郭公」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 森や林の中で、特徴のある鳴き声が聞こえたらこの鳥!
ヒント③ 最初の文字は「か」です。
「郭公」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「カッコウ」です!
「カッコウ」を「郭公」と書くのは、そのまま音読みの漢字を充てただけで深い意味はない、と感じてしまいますね・・・。
でも、それもそのはず、この鳥の特徴といえば「カッコー」と聞こえる独特の鳴き声で、「音」そのものがこの鳥のアイデンティティだから、音読みで充てることも不思議ではありません。
また、「郭公」の特徴といえば、鳴き声の他にも「他の鳥の巣に卵を産む」ことが挙げられます。
そのため、本来の巣の親鳥は自分の子供とは知らずに育てるため、人間でいえば完全なる「育児放棄」ですwww
・・・こんなことされたら、変わった声で鳴きたくなるのも頷けます。
4つ目の漢字は「嗄れ声」です!
「嗄れ声」の読み方をご存じでしょうか?
「かれごえ」以外の読み方でお答えくださいね。
日常的によく耳にする言葉なので、すぐにピンと来た方もいらっしゃるかも。
さて、あなたには読むことができますか?
「嗄れ声」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇れ〇〇」の6文字です。
- ハスキーボイスを「嗄れ声」と呼ぶことも。
- カラオケで歌いすぎて嗄れ声になった。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「嗄れ声」の読み方!正解は!?
正解は「しゃがれごえ」または「しわがれごえ」です!
確かによく耳にする言葉ですが、漢字で書いているのはあまり見かけませんよね。
かすれてガサガサとした声という意味で、一般に言う「かれた声」のことです。
「嗄れる」と書いて「かれる」と読むことができますが、「かれる」という言葉には下のように様々な使い方があります。
- 声がかれる:嗄れる
- 植物がかれる:枯れる
- 井戸の水がかれる、才能がかれる:涸れる
- 水分を失い、ひからびてかれる:槁れる
それぞれに漢字が異なるので、注意が必要です。
5つ目の漢字は「囲炉裏」です!
「囲炉裏」と書いて、なんと読むか分かりますか?
今でも「囲炉裏」のある家はみんなの憧れの存在です。
でも「暖炉」(だんろ)の事ではありません。
囲炉裏で美味しい物を焼いて食べることができるお店なんかもありますね。
特別な雰囲気の中で、特別に美味しく感じられます。
最近の物は「蓋」が付いており、掃除機で囲炉裏の灰が舞い上がる事も無くなっているようです!
さて、「囲炉裏」と書いてなんと読むでしょうか?
「囲炉裏」読み方のヒントは?
その昔、農家の家には必ず囲炉裏があったそうです。
床を四角に切り抜いて、火を焚いて料理を作ったり暖を取ったりと大活躍だったそう。
囲炉裏の周りで自分で釣った川魚などを串焼きにして食べるなんて、究極のスローライフのようで憧れてしまいます。
家族のコミュニケーションも、囲炉裏を囲んで沢山できていたのでしょう。
地方にもよりますが、実際は昭和30年くらいまで現役で使われていたそうです。
「囲炉裏」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「囲炉裏」読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いろり」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!