今日の難読漢字は、
「御内儀」
「男鰥」
「御老成」
の3問です。
どれも難易度高い漢字ですが、全問正解目指しましょう!
目次
難読漢字1問目は、「御内儀」!
「御内儀」って、何だかひな人形の「お内裏様」みたいな漢字ですよね。
ですが、「お内裏様」の読み方はお内裏(おだいり)です。
「御内儀」は・・・「ごうちぎ」?「おうちぎ」?
何と読むのでしょうか?
また、どのような意味があるのかも合わせて見ていきましょう!
「御内儀」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「御内儀」の読み方のヒントです!
読み方は、ひらがなで「ご〇〇ぎ」の4文字です。
「内」の読み方が問題ですね・・・
「内」は、「うち」とも「ない」とも読みますが、どちらが入りますよ!
さあ、分かりましたか?
「御内儀」の読み方の答えは・・・
正解は、「おないぎ」でした!
気になる「御内儀」の意味ですが、他の方の奥さんを敬って呼ぶときの呼称です。
江戸時代、町人の妻を呼ぶときに使われました。
「町人の」とわざわざ言うのは、理由があります。
というのも、江戸時代には大名・武士の妻は「御新造」、将軍の妻は「御台所」と呼ばれていたのです。
皇族の妻は「御簾中」と呼ばれていました。
身分の違いによって、奥さんの呼び方も違っていたわけなんですね。
なかなか難しい時代だったのですね・・・
難読漢字2問目は、「男鰥」!
「男鰥」・・・男の「鰥」って、どんな魚なんでしょう?
「男」がつくということは、「女鰥」という魚もいるのでしょうか?
何と読むのか?
どんな魚なのか?
さっそく見ていきましょう!
「男鰥」の読み方のヒントは・・・?
それでは重大なヒントです!
「鰥」の1文字だと「丸く太った大きな魚」という意味がありますが、「男鰥」は、魚を表す漢字ではないんです。
「魚」は『女性』の象徴、「眔」は『涙』の象形文字です。
女性を思い泣く男性が「男鰥」というわけなんですが・・・
読み方は、「おとこ〇〇〇」の6文字です!
分かりましたか?
「男鰥」の読み方の答えは・・・
正解は、「おとこやもめ」でした!
「男鰥(おとこやもめ)」とは、奥さんがいない、または奥さんを失った男性を表す言葉です。
旦那さんを亡くした、または離別した女性の事は「寡婦(かふ)」と言います。
この「寡」も「やもめ」と言う読み方がありますが、あくまで女性に対して使う漢字なんです。
「男鰥(おとこやもめ)に蛆が湧き女寡(おんなやもめ)に花が咲く」という言葉をご存知ですか?
奥さんを亡くした男性は無精で汚くなり、夫を亡くした女性は身綺麗になりちやほやされるという意味なんですよ。
難読漢字最終問題は、「御老成」!
「御老成」・・・
「おんろうせい」?「ごろうせい」?
残念ながらどちらも違います!
漢字を見ると、何だか立派なご老人のことを表していそうですが・・・
それも違うんです!
何と読むのか?どんな人を表す言葉なのか?
さっそく見ていきましょう!
「御老成」の読み方のヒントは・・・?
それでは読み方のヒントです。
「御老成」は、実は「年の割に大人びた子供」を呼ぶときに使う言葉なんです!
読み方は、ひらがなで「お〇〇」の3文字ですよ。
これでもう、分かりましたよね?
「御老成」の読み方の答えは・・・
正解は、「おませ」でした!
小さな女の子がお母さんの真似をした時、小学生なのに大人顔負けの発言をした時など、「御老成(おませ)」だと表現しますよね。
もともと「老成」という言葉も存在しています。
「年を取って経験を積み、熟達していること」という意味で、まさに立派なご老人を指す言葉なんですね。
そして、「老生」には「年の割に大人びていること」と言う意味も含まれているのです。
「御老成(おませ)」は、ちょっと砕けた日常使いの言葉だと言えます。
「おませ」に漢字があるなんて、初めて知った方も多いのではないでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!