今日の難読漢字は
「仄々」
「玉響」
「肉刺」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「仄々」!
「仄々」は、見た目と読みのギャップがかなりあります!
「仄」と言うと「仄暗い」などで使われるとおり、
ホラー映画でも見かけたことがある漢字です。
ヒントは、読み方を活用すること!
するとなんだか違った印象の言葉が現れるはずです……
さて、あなたは何と読みましたか?
「仄々」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ほのぼの」
です!
「仄々」は、
「かすかに明るいさま」「心が和やかになるようなさま」という意味の言葉です!
子どもやペットがのびやかに過ごす様子を「ほのぼのしている」と表現しますが、
これを漢字にすると「仄々している」と書くのです!
なんだかホラーな印象とは真逆の感じですよね(笑)
元は「仄」自体に「かすかに」「わずかに」などの意味があります。
繰り返すことによって少しずつ明るくなる様子を表しているのです。
また、明るくなる様子から連想して、和やかさや心あたたまる様子などの
「ほのぼの」の意味になったのだと推測できます。
読みと漢字にギャップがあると、意外に覚えやすいですよね。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「玉響」!
「玉響」は、言葉の響きとしては聞いたことがあるはず。
元は古語に使われている言葉ですが、川端康成の短編小説のタイトルにもなっています。
読み方のヒントは、「玉」はそのままの読みでOK。
「響」のほうが曲者で、2文字の読みなのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「玉響」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「たまゆら」
です!
「玉響」は、
「ほんのしばらくの間」「一瞬」「かすか」などの意味の古語です!
方丈記にも「たまゆらも心を休むべき」という言葉が出てくるほど、
古くから使われている言葉なんですよ。
語源は、勾玉が触れ合ってたてるかすかな音のことを「玉響」と言ったそうで、
音が一瞬しかならない様子が転じて「ほんの一瞬」という意味になったのだとか。
ちなみに川端康成の『たまゆら』は短編のほかに、
NHK朝の連続テレビ小説の5作目として、
川端康成が初めてテレビ用に書き下ろした脚本としても知られています。
単なる古語かと思いきや、実は文学史にも残す言葉の「玉響」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「肉刺」!
「肉刺」は、とっても身近なあるものです。
ですが、本当は身近になってほしくないものでもあります……
ヒントは2文字!
さらに足の裏や手のひらなどにできて、とっても痛いものなのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「肉刺」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「まめ」
です!
「肉刺」は、
「手や足にできる水ぶくれ」という意味の言葉です!
「手の肉刺がつぶれて痛い」「歩きすぎて足に肉刺ができた」
など、普段から使う言葉ですよね。
肉刺は医学的には「外傷性水疱」と言われるそうです。
手足の一部に摩擦が加わることが原因でできるのだとか。
厄介な靴擦れなども、肉刺の一種です。
「まめ」を「肉刺」と書くなんて、
この漢字を当てた人は相当肉刺の痛みに悩まされていたのでしょう……
ちなみに肉刺は、厚めの靴下を履く・靴紐をしっかり縛るなどで
摩擦が起きにくくすると予防できるのだとか。
肉が刺されるような痛みを感じないためにも、覚えておいてくださいね!
身近なものに、意外な漢字が使われていることがあります。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!