漢字読み講座

【今日の難読漢字】「釉薬」「外連味」「霍乱」全部読めたら漢字マスター!「外連味」を「がいれんあじ」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「釉薬」

「外連味」

「霍乱」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「釉薬」!

「釉薬」は、陶芸などの焼き物に関心の高い方にとって

「読めて当たり前!」という漢字です。

 

よく間違えられがちなのが「しゃくやく」。

「釉」が「釈」と似ているので、読み間違えてしまうんですよね……

 

でも実際は「釉」は2文字の読み。

「〇〇やく」と読むのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「釉薬」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ゆうやく

です!

 

「釉薬」は、

「陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分」を指す言葉です!

 

「うわぐすり」とも言われており、

陶器の仕上げに塗り焼成することで定着します。

 

釉薬によって色をつけることができたり、

傷がつきにくいコーティングにもなったりするんですよ。

 

焼くことで現れる色は透明や緑、青、飴色などさまざま。

また、どんな土に塗るのかによっても色は変化します。

 

その美しい色合いに、焼き物のファンになった方も多いんです。

 

奥の深い「釉薬」を使った焼き物の世界。

お好きな方も多い趣味なので、スマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「外連味」!

「外連味」は、元々は演劇の用語なのだとか。

そのため、現在でも演劇や小説、映画などの世界において、

とりわけ批評の世界では使われる言葉です。

 

素直に読むと「がいれんあじ」ですが、これは不正解。

「外」の読み方を少し工夫すると、すんなり読めてしまうかも。

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「外連味」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「けれんみ

です!

 

「外連味」は、

「はったり」「ごまかし」という意味の言葉です!

 

「外連味のない脚本だ」なんて言われ方をするのですが、

これには良い意味も悪い意味も含まれるんです。

 

「外連味のない」というと「はったりのない」=「正統派な」という意味になります。

たしかに正統派な脚本や作品が求められている場合は、この言葉が褒め言葉となります。

 

ただし斬新で人々を欺くような作品が求められている時には、

「外連味がないね」は「素直すぎて面白くないね」のような意味になるんです。

 

使う場面によって意味合いが変化するこの言葉。

漢字も意味も、スマートに読めるようになりましょう!

 

 

最後の難読漢字は「霍乱」!

 

「霍乱」は、古い言葉なのであまり聞きなれないかも。

しかも四字熟語を略してこの言葉になったのだとか。

 

読み方のヒントは「〇〇らん」!

ちなみに同じ読み方の感じに「撹乱」があります。

(意味はもちろん違いますよ!)

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「霍乱」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「かくらん

です!

 

「霍乱」は、

「日射病や真夏に激しく吐き下しする病気」を表す古い言葉です。

 

昔は日射病や熱中症、暑気あたりのような軽いものも「霍乱」と読んでいたのだとか。

これよりも重い、コレラやチフスなどの激しい下痢や嘔吐が起きる感染症にも

「霍乱」が使われていたそうです。

 

もとは「揮霍撩乱(きかくりょうらん)」という言葉が由来。

「もがいて手を振り回す」という意味で、病気の苦しさが伝わるような言葉です。

 

現在はそれぞれの病気に名前がつき

「霍乱」と一括りにされることはほとんどありません。

 

ですが、古文や近代小説などでも見かけるので覚えておくのが◎

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!