今日の難解漢字は、
「鸛」
「漏洩」
「出納」
「玉筋魚」
「須く」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「鸛」です!
漢字一文字で「鸛」。
難読漢字でもお馴染みの鳥シリーズですが、鳥や魚の漢字といえばどれも一文字が多く、読み方が難しい!
さらに、魚はなんとなく意味があるものが漢字に含まれていることが多いですが、鳥はこの限りではありません。
ヒントを見ながら、この難しい漢字に挑戦してみてください!
「鸛」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは、「〇〇〇トリ」と読みます。
ヒント➁ 日本の医療系ドラマのタイトルにもなっています。
ヒント③ 赤ちゃんを運んできてくれる鳥、というイメージが強いです。
「鸛」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「コウノトリ」です!
「コウノトリ」は、主に中国の北東部やロシアの南東部流域で繁殖している大型の渡り鳥で、冬になるとお隣の韓国や私たちの日本にもたまーに飛来してくる鳥です。
大きさは1m前後の個体が多く、パッと見はツルやシラサギなどのような外観をしています。
かつては、日本でも生息していたようですが、現在では、自然環境下で日本での生息は確認されておらず、アジア圏を中心に3000羽程度しかいない、まさに絶滅危惧種の一つでもあります。
「赤ちゃんを運んでくる幸運の鳥」、そんな幸運な鳥はいまや不運な環境にさらされています。
みんなで協力して、これから先も「鸛」が生きていける環境を維持していきましょう!
2つ目の漢字は「漏洩」です!
「漏洩」の読み方をご存知でしょうか?
「ろうえい」と読まれている方が多いかと思います。
もちろん間違いではありませんが、「ろうえい」と読むのは慣用読みになります。
慣用読みとは、間違えた読み方をする人が余りにも多いため、認められた読み方です。
それでは、本来の読み方があなたにはわかりますか?
「漏洩」の読み方のヒントはこちら!
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 秘密が外部に漏れることをいいます
- 「ろうえい」という読み方と2文字しか違いません
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「漏洩」の読み方!正解は!?
正解は「ろうせつ」です!
とはいえ、現代ではほとんどの場合「ろうえい」と読まれているので、「ろうせつ」という響きからは意味を理解してもらえないかも知れません。
近年特によく耳にするのは「個人情報の漏洩」ですね。
この言葉も「個人情報の漏洩(ろうせつ)」と聞くと、ピンと来ない方が多いかも。
類義語に「開示」「摘発」「暴露」などがありますが、意味は少しずつ違うため注意が必要です。
3つ目の漢字は「出納」です!
「出納」を(しゅつのう)と読んでも正解です。
しかし、もっと通な読み方が存在することを知っていますか?
経理や銀行、お金に関わる仕事の人は知っていて当然かも知れません。
地方の出納局なども(しゅつのうきょく)とは読みません。
出納帳も同じく、(しゅつのうちょう)ではありません。
仕事で「出納」を通な読み方をしていると、ちょっと知的に見える漢字です。
さあ、「出納」と書いてなんと読むでしょうか?
「出納」読み方のヒントは?
主に、お金の支出と収納の事です。
イメージは合っていると思いますが、読み方はちょっとイメージと違います。
なじみの深い、日常的に使われている物と同じ読み方です。
「出納」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
家から飲み物を持って行く時に、使う容器と同じ読み方です。
さあ、もうわかりましたか?
「出納」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すいとう」
です!
「出」は音読みで(すい)と読み、「納」は慣用読みです!
サッと使えるとちょっとカッコイイですね。
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「玉筋魚」です!
どこからどう見ても「たますじ」の部分が目立って、「魚」はオマケ程度の言葉に見えますねwww
でも、ここで指す「玉」っていったい何でしょうか?
何かの「魚」であることは間違いないでしょうし、「卵」そのものを意味するのか、「玉のような筋がある」と解するのか、はたまた真相はどちらでしょうか。
さらにこの「筋」という漢字についてですが、一説によると「筋」という漢字を使うのは中国の方での表記で、正しくは「お箸」を意味する「筯」なんだとか。
確かに、「お箸」の方が魚の容姿を的確に捉えていますもんね!
「玉筋魚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇ご」の4文字です。
ヒント② 関東では「こうなご」と呼んだりします。
ヒント③ 佃煮の定番ですね。
「玉筋魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いかなご」です!
「玉筋魚」とは、分かりやすく言えば「佃煮の定番となっている小魚」でしょうかwww
関東では「こおなご」、関西では「しんこ」などと呼ばれてもいますね。
佃煮になると、サイズがすごく小さいですが、実際に泳いでいる「玉筋魚」は大人になると20cmほどにもなるんだとか。
冒頭にも書きましたが、まさにこれは「海のお箸」と言っても過言ではありませんね!
5つ目の漢字は「須く」です!
「須く」の読み方をご存知でしょうか?
「須」は「急須(きゅうす)」の「す」という字ですが「すく」と読んでしまうと恥ずかしいですよ。
とはいえ、確かに読みにくいですね…
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「須く」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇く」の5文字です。
- 「当然~すべき」という意味で使う。
- 子供は須く義務教育を受けるべきである。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「須く」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「すべからく」です!
漢字は「須」の一文字なので、知らないとなかなか読めないでしょう。
「すべからく」という言葉の意味は、ヒントでも紹介したように「当然~すべき」ということです。
しかし、現在では少し意味が変わってきて、単に「例外なく全ての」という意味になってきているようです。
「~すべき」や「~でなくてはならない」という意味が無くなってきているのです。
言葉は次第に変化していくため、いずれは誤用の方が正しい使い方になるかも知れませんね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!