今日の難解漢字は、
「滴る」
「鉞」
「石榴」
「望潮」
「上梓」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「滴る」です!
漢字クイズのお時間です。
「滴る」という漢字、読むことができますか?
「滴」という漢字は「水滴」「点滴」などで使われますが、「てきる」ではありません。
この漢字の読みの難易度はそれほど高くないですが、覚えておいて損はないので出題させていただきました。
いかがでしょうか?
「滴る」の読み方のヒントは?
この単語の意味は「液体のものがしずくになって落下する」というものです。
雨の日、傘の先から水が滴ったり、大けがを負って血が滴ったり…。
そんなシーンで使います。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
したたる
でした!
できれば血が滴るような状況にはなりたくありませんね。
漢字を覚えることでそんなリスクを回避できるかは怪しいですが、覚えておいて損はない読みであることには間違いありません。
ぜひたくさん漢字の知識を身に着け、「水も滴る」漢字博士を目指してみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「鉞」です!
難読漢字クイズです。
「鉞」という漢字、読むことができますか?
今回はこの漢字が表すある「モノ」自体にもあまり馴染みがないため、難しいかもしれません。
ただ、この読みは大半の人が聞いたことがあるはずです。
ヒントもお出しするので、ぜひ考えてみてください!
「鉞」の読み方のヒントは?
金偏(かねへん)がついていることから分かるように、鉞は金属製の道具です。
斧のような見た目をしていますが、一般的な手斧よりも大きいです。
主に木の伐採に使われますが、はるか昔には武器としても使われていたそうです。
そう、武器としての鉞が最大のヒントです。
昔話の登場人物、金太郎が担いでいる武器は鉞です。
分かりましたでしょうか?
それでは正解の発表です。
正解は…
正解は…
まさかり
でした!
現代社会で生活する私たちにはほとんど馴染みのない道具ですが、昔話で平然と登場するところを見ると、以前はもっと生活に近い道具だったのかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「石榴」です!
お風呂や洗面所には欠かせない「せっけん」。
パッと見、今回の「石榴」という漢字は「せっけん」と似ていますが、それは「石鹸」と書きます。
2文字目は「榴」という字で、これ1文字だけでも今回の「石榴」と同じ読み方をします。
ちなみに、漢字検定1級の超難問ですのでこの1文字だけでも読むのは難しいと思いますので、ここは素直にヒントを参考にしましょう!
「石榴」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは果実です。
ヒント➁ 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ 中の実は、小さな粒がたくさん入っています。
「石榴」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ザクロ」です!
「ザクロ」とは、落葉樹の植物になる果実のことで、樹木自体は高さ5m前後にもなる大型の樹です。
ひと昔前は、庭に植えている家庭も多く、鑑賞用としても食用としても親しまれていたものですが、最近はあまり見かけなくなってしまいました。
「石榴」の特徴は、果実の外観は赤っぽい臙脂色をした実の中に、小さな粒がたくさん詰まっていてる、少し酸味がする果物のような味がします。
あまりメジャーではありませんが、「石榴」ジュースが商品化されていますので、気になった方はぜひご賞味あれ!
4つ目の漢字は「望潮」です!
帽子にトレンチコート、咥えタバコを口にしながら片足を波止場にかけた男性。
まさに海を眺める男、もとい「潮を望む」男を想起させる「望潮」ですが、これは一体何と読むか分かりますか?
素直に読めば「ぼうちょう」になりますが、小説のタイトルに使われることはあっても単語としては無いのでこれは除外します。
では、「潮を望む」先には何があるのか、波止場の男性と一緒に考えてみましょう!
「望潮」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「し〇〇〇き」の5文字です。
ヒント② 「潮」を「望む=待つ=招く」です。
ヒント③ カニの仲間です。
「望潮」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しおまねき」です!
「望潮」とは、「スナガニ」の仲間のことです。
特徴は片手のハサミだけが大きく、潮がくる度に上下に動かす習性があることで、その様子から「潮を招いている」ように見えることから名付けられたそうです。
その他、「望潮」とは「もちしお」とも読み、「潮を待ち望む」→「満潮」を指す言葉としても使われています。
一度でいいから、「望潮」のときの「望潮」を見てみたいものです。
あ・・・、満潮だから砂浜は海に沈んじゃいますねwww
5つ目の漢字は「上梓」です!
「上梓」って何て読むか分かりますか?
(うえあずさ)ではありません。
(じょうさい)でもありません。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「上梓」の読み方のヒントは?
「上梓」とは「書籍を出版すること」という意味で使われる熟語です。
もともとは「版木に文字を刻むこと」で、木の板に文字や絵を彫ってその板にインクを塗って紙に押し付けて本を作っていました。
昔、中国で版木に使われていたものが「梓」の木でした。「ヨグソミネバリ」という木の別名です。
「上梓」を英語で表現すると、次のような単語になります。
「publication」
何と読むか分かりましたか?
「上梓」の読み方、正解は……
正解は……
「じょうし」
です!
「上梓」は「冊子」や「本」を出版するときに使う熟語です。
そのため、「漫画」「小説」「図鑑」などの本文や表紙を綴じて冊子にしたものに対して使われます。
「新聞」「チラシ」「広告」などの印刷物は綴じていないので「上梓」を使うことができません。
冊子として出版されたものが元となっている電子書籍に対しては「上梓」を使うことができます。
一生に一度でいいから、自分の書いた小説を「上梓」できたら幸せですね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!