今回のお題は「蝙蝠」「二十日草」「覿面」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「蝙蝠」
今回は超難問です!
まず2つの漢字からして日常的には使わないものですし、そもそも「虫へん」がつく漢字って昆虫はもちろん、魚介類のケースもあるので予想もつかないですね・・・。
音読みや訓読みである程度、推測ができる漢字もありますが、「蝙蝠」は漢字自体が難しくてそれすら出来ません・・・。
今回はおとなしく、ヒントを見ながら正解に近づいていくことにしましょう!
「蝙蝠」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 通常は「カタカナ」表記します。
ヒント③ 「洞窟」、「ハロウィン」、「逆さ」。共通するものは?
「蝙蝠」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「コウモリ」です!
「蝙蝠」は、ハロウィンや魔女や吸血鬼とセットで出てくるイメージがある動物ですが、哺乳類として翼をもち、完全な飛行ができる動物として知られています。
鳥類と同様にはばたくことによって飛びますが、その羽の構造は鳥の羽毛とは違い、「蝙蝠」の翼は「飛膜」と呼ばれる伸縮性のある膜でできているのが特徴です。
哺乳類で飛行する動物としては、他にムササビやモモンガなどがいますが、鳥類に匹敵するほどの飛行能力を持つのは「蝙蝠」だけなんですって!
さすが、スーパーヒーローのバッドマンのモチーフになるだけのことはありますね!
2問目はこの漢字!「二十日草」
「二十日草」と書いてなんて読むかわかりますか?
「二十日草」ですが、(にじゅうにちぐさ)ではありません。
(はつかぐさ)でも間違いではありませんが、もっと馴染み深い読み方があります。
「二十日草」の読み方のヒントは?
花の名前です。
花言葉は「風格」「富貴」「恥じらい」などです
「百科王」「花神」といった別名もあります。
4月~6月が開花時期で、4月下旬~5月上旬が見頃です。
また、10月~1月にかけて咲く「寒〇〇〇」や、1月~2月に咲く「冬〇〇〇」もあります。
歌人、与謝野晶子はこの花を「神秘の花」、「熱の花」と呼び、多くの歌にこの花を登場させています。
さあ、「〇〇〇」はもうわかりましたか?
「二十日草」の読み方、正解は……
正解は……
「ぼたん」
です!
中国の詩人、白楽天が「花開き花落つ二十日、一城の人皆狂うが如し」と詠んだ歌が由来です。
牡丹の花が咲く20日間ほどは、多くの人が花見に繰り出し、花の香りと美しさに狂わんばかりに酔いしれる様子を詠ったものです。
もちろん、一つの花だと3日〜4日しかもちません。
中国の人は昔から20日間ほど牡丹を楽しんでいたようですね!
また、牡丹は花びらが一枚ずつ一気に散っていくことから、「崩れる」と表現するそうです。
散り際まで、凛とした風格を持った花ですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「覿面」
「覿面」
これ、何と読むかわかりますか?
見たことも書いたこともないような漢字がありますね。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「覿面」読み方のヒント!
「覿面」ですが、実はよく使われる言葉にも入っているんです。
その言葉が「効果覿面」!
言葉を知っていれば読めますよね?
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「覿面」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「てきめん」
です!
「覿面」は、
「まともに見る」「面と向かって見る」こと。
また、それが転じて「効果や成果がすぐに現れること」も表します。
先に出した「効果覿面」は、
「目の前で即座に効果が現れる」という意味です。
「テレビで取り上げられたため覿面に売上が良くなった」
「ひきはじめの風邪に、薬が覿面に効く」
などの例文が挙げられます。
因果関係がわかりやすく、何かの行動や言動が効果を表した時に使える言葉ですよ!
ビジネス上でも「広告出稿の効果が覿面に現れる」など、
使える場面が多くあります。
同じ「覿面」を使った熟語には「因果覿面」「応報覿面」というものもあります。
どちらも「悪い行いの報い受けること」という意味。
あまり使いたくない言葉ではありますが、覚えておいて損はありません!
難しい漢字ですが、覚えてしまえば簡単です。
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!