今日の難解漢字は、
「時宜」
「避球」
「廂」
「瘤」
「潤ける」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「時宜」です!
「時宜」は何と読むかご存知ですか?
「じき」と読んでしまったあなた、惜しいですが違います。
さて、なんと読むでしょうか?
「時宜」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の字数は2文字で「じ〇」になります。
- 意味は「タイミングが良い」「うまく時期をとらえる」などです。
- 使い方としては「時宜を得る」「時宜を得た発言だ」などがあります。
以上の3つのヒントで考えてください。
「時宜」の読み方!正解は!?
正解は「じぎ」です!
「じき」と読んでしまった方は、本当に惜しいです…
「じき」とよく似ているのですが、「じき」だと漢字は「時期」や「時機」になってしまいます。
「時期(じき)を得る」や「時機(じき)を得る」といった使い方は間違いなので、注意しましょう。
漢字は本当に紛らわしいものが多いですね(汗)
同じような紛らわしい言葉をもう一つ紹介すると、要点をとらえた表現のことを「的を得(え)る」というのは間違いです。
正しくは「的を射(い)る」になります。
「的を得た発言ですね」のような使い方はよく耳にしますが、実は間違いだったんですね。
漢字も日本語も、本当に難しい…
2つ目の漢字は「避球」です!
漢字だけを見れば「球を避ける」と書く「避球」ですね。
「球を避ける」と言われても、スポーツ競技では、球はゴールに入れたり追いかけるものがほとんどのはず。
スポーツ以外に「球」を使うものといえば、パチンコやおはじきのようなゲームでしょうか。
でも、スポーツにしろゲームにしろ「球を避ける」シチュエーションってそんなにないと思うんですが、この「避球」は一体何と読む??
「避球」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはスポーツにもなった球技です。
ヒント② カタカナで「〇〇〇ボール」です。
ヒント③ 投げる、取る、避ける、の3つが基本動作です。
「避球」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ドッジボール」です!
「避球」とは、小学生の遊びでは定番にもなっている、サッカーボール大のボールを使って相手に当てるゲームですね。
昔から、大人数で遊べるものとして誰もがやったことがある定番の遊びですが、正式に日本ドッジボール協会が設立されるなど、競技としての地位を築いています。
この「ドッジボール」というゲームは、ボールを相手に当てた人数が多ければ勝ちというものですが、この「ドッジ」は英語で「避ける」や「素早くかわす」という意味があります。
でも、避けてばかりじゃ勝ちにはならないので、どちらかというと「ヒットボール」の方が合っていると感じるのは私だけ!?
3つ目の漢字は「廂」です!
本日の難読漢字クイズは「廂」です!
画数は多くありませんが…何と読むのでしょう?
「廂」の読み方のヒントは?
1.「廂」をひらがなにすると3文字です。
2.「廂」は建物と関係の深い言葉です。次に関係が深いのはファッションです。
3.玄関やベランダに「廂」があると便利です。
正解は…
正解は「ひさし」でした!
一般的には「庇」と書くことが多いですね。
「廂(ひさし)」は訓読みで、音読みは「ショウ」「ソウ」です。
建物に関係する「廂」
扉や窓、縁側などの開口部の上に出っ張っているのが「廂」です。ちなみに、屋根の下部に出っ張っている部分は「軒(のき)」です。どちらも日差しや雨風から家を守ってくれます。
昔の寝殿造では、母屋 (もや) の外側に張り出した一段低い部分を「廂の間(ひさしのま)」「廂間(ひあわい)」と呼びました。屋根はなく、周囲に妻戸(観音開きの扉)などを立て、外に縁を巡らせた場所です。
ファッションに関係する「廂」
帽子に付いている日よけ「つば」「バイザー」を「廂」といいます。
また、明治30年後半から大正にかけて流行したのが「廂髪(ひさしがみ)」です。髪を束にまとめ上げ、前髪と左右耳際の髪を前方へ突き出すのが特徴でした。
4つ目の漢字は「瘤」です!
「瘤」という漢字・・・何となく「がん」とか「しびれ」などの病気や身体症状をイメージする人が多いのではないでしょうか?
というのも「瘤」という漢字、「やまいだれ」が付いているんです。
「やまいだれ」というのはずばり、「病気」に関する漢字に付いています。
「痺れ(しびれ)」や「癌(がん)」、「痰(たん)」や「痙攣(けいれん)」など・・・
それでは「瘤」は何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「瘤」の読み方のヒントは・・・?
読み方は、ひらがなで「〇〇」の2文字です。
大ヒントは、「たん〇〇」と「〇〇取りじいさん」ですよ!
もう分かりましたよね?
「瘤」の読み方の答えは・・・
正解は「こぶ」でした!
「瘤(こぶ)」とは、「皮膚が盛り上がってできた肉のかたまり」を指す言葉です。
よく使う「たん瘤(たんこぶ)」という言葉は、臓器にできる腫瘍のような瘤(こぶ)に対して、打撲によってできた瘤(こぶ)の事を指すんですって!
また、「目の上の瘤」のように「邪魔な物」という意味でも使われます。
さらに交際・結婚相手に子供や同居人がいることを「瘤付き(こぶつき)」と言うこともあります。
色々な使い方や意味があって面白いですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
5つ目の漢字は「潤ける」です!
「潤(じゅん)」という漢字には、「水を含む」「うるおす」「うるおう」と言う意味があります。
水や液体に関する漢字に付く「さんずい」の漢字であり、「湿潤」「潤滑」など日常的によく使われる文字ですよね。
女性だったら化粧水や美容液など、肌にうるおいを与える化粧品によく使われる文字として馴染みがあるかもしれません。
そんな馴染みのある漢字なのに、「潤ける」を初見で読める人は少ないのではないでしょうか?
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「潤ける」の読み方のヒントは・・・?
「潤ける」の言葉の意味やどんな時に使うかがヒントです!
「潤ける」には次のような意味があります。
- 水に浸かって吸うことで、やわらかくなったりふくらんだりすること。
- 気持ちがゆるみだらける。
例えば、「水に浸した豆が潤ける」「潤けた態度」などというように使います。
そして大ヒント!
お風呂に長く浸かっていると、手指や足指が「潤ける」んですよね。
そういう時、ひらがな4文字で「〇〇ける」と言いませんか?
もう、分かりましたよね?
「潤ける」の読み方の答えは・・・
正解は「ふやける」でした!
「潤ける(ふやける)」というと、「潤う」よりもさらにひたひたに水分に浸るイメージですね。
転じて、だらしなくゆるんだ態度の事を表すなんて面白いですね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!