漢字読み講座

【今日の難読漢字】「浅葱」「躓く」「鷹揚」「口風琴」「平型洋琴」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「浅葱」

「躓く」

「鷹揚」

「口風琴」

「平型洋琴」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「浅葱」です!

「浅葱」は何と読むかご存知でしょうか?

「あさつき」(ネギに似た野菜)と読むこともできますが、今回はもう一方の読み方を答えてくださいね。

「あさねぎ」と読んでしまいそうですが、もちろん間違いです。

では何と読むか、あなたにはわかりますか?

「浅葱」の読み方のヒントはこちら

「浅葱」の読み方は3文字で「あさ〇」です。

「浅葱」は色を表す言葉で、ネギの葉の薄い緑色のことを浅葱と呼びます。

新選組が着ていた羽織の色が、浅葱色として有名になったそうですよ。

ちょっと難しいかも知れませんが、以上のヒントから考えてみてくださいね。

「浅葱」の読み方!正解は!?

正解は「あさぎ」です!

「浅葱(あさぎ)」は「浅葱色(あさぎいろ)」の略語なので、色という文字を後につけなくても、色名として成立してする言葉になります。

江戸時代の日本では、着物の裏地に浅葱色を使うのが定番になりすぎて、おしゃれな人はあえて裏地には使わなかったそうです。

そのため「浅葱裏(あさぎうら)」とは「田舎者の武士」を揶揄(やゆ)する意地悪な言葉だったとか。

しかし現代からすると「浅葱」の裏地は、爽やかでおしゃれな感じがしますよね。

2つ目の漢字は「躓く」です!

「足へん」に「質」と書く「躓く」。

 

送り仮名が「く」なので「ひざまずく」と読めそうですが、残念ながらそれは「跪く」と書きます。

 

では、「足の質」と書いて何と読むのでしょうか。

 

足の質が良いのか悪いのか、そこが問題になりそうです!

 

「躓く」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② これは「障害」を表すこともあります。

ヒント③ 足取りが悪いと起こります。

 

「躓く」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「つまづく」です!

 

「躓く」とは、「足取りが悪くて転ぶこと」ですね。

 

何かが足の先が突っかかって、転びそうになることを表す言葉ですが、ここから転じて「途中での困難や障害によりうまく行かない」という意味もあります。

 

でも、人生に「躓き」は付き物ですし、むしろ必要なものです。

 

誰もが失敗してしまうものですが、その失敗である「躓き」からいかに立ち直れるかが重要です。

 

転ぶことも立ち上がることも、まさに「足の質」が問われるもの。

 

常に前向きに、今日も頑張っていきましょう!

3つ目の漢字は「鷹揚」です!

「鷹揚」って何て読むか分かりますか?

(たかば)ではありません。

(たかあげ)でもありません。

 

人柄を表す時に使う言葉です。

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「鷹揚」の読み方のヒントは?

 

「鷹揚」の意味は「小さなことにこだわらず、ゆったりとしている様子」です。

 

鷹が何も恐れず大空をゆったりと飛んでいる様子」から転じて、人の性質や態度を表すようになりました。

 

«例文»

  • 彼女はいつも鷹揚としている。
  • 彼は鷹揚で、優しく、素敵な青年だ。

 

何と読むか分かりましたか?

 

「鷹揚」の読み方、正解は……

正解は……

 

「おうよう」

 

です!

 

「鷹揚」と発音が似ていて、意味が似ている言葉に「大様」(おおよう)があります。

「大様」も「小さなことにこだわらず、せこせこしない様子」を表しますが、「大雑把な」といったマイナスのイメージも持っていますので、使い方には注意して下さい。

「鷹揚」は「こころに余裕があって、上品な様子」というイメージを持って使う言葉です。

「鷹揚」と「大様」はニュアンスの違う言葉ですので、混同しないように気をつけましょう。

 

鷹揚とした心を持った、器の広い人って憧れてしまいますね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「口風琴」です!

「口風琴」って何でしょう?

漢字から推測すると、「口」で「風」を起こす「琴(こと)」なので、「くちぶえ」?

と思った方も多いのではないでしょうか?

でも、残念!

「くちぶえ」は、漢字で「口笛」ですよね。

何と読むのか、さっそく見ていきましょう!

「口風琴」の読み方のヒントは・・・?

「口」も「風」も「琴」も、3文字とも特別難しい漢字ではありませんよね。

そのまま素直に読めば、「くちふうきん」です。

ただし、そうは読みません。

ある楽器の名前なんです。

カタカナで表す楽器も、日本に伝わった際に漢字をあてはめられたものが数多くあります。

例えば、ピアノは「洋琴」。

ヴァイオリンは「提琴」。

トライアングルは「三角鉄」など・・・

オルゴールは、「自鳴琴」と書くように、漢字を見るとどんな楽器なのか特徴がよく分かりますよね。

それでは「口」で「風」を送って鳴らす「琴」とは何でしょう・・・?

「口風琴」の読み方の答えは・・・

正解は、「ハーモニカ」でした!

確かにハーモニカは、口にくわえて吹いたり吸ったりすることで音を出しますよね。

楽器に漢字があてはめられているなんて、連想ゲーム見たいで楽しいですね。

色々な楽器の漢字が気になります!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

5つ目の漢字は「平型洋琴」です!

本日の難読漢字クイズは…

「平型洋琴」です!

きっと見たことがあるはずですよ。

イメージを膨らませて考えてみてください。

「平型洋琴」の読み方のヒントは?

1.「平型洋琴」をカタカナにすると7文字です。

2.「平型洋琴」が日本に入ってきたのは1900(明治33)年といわれています。

3.「平型洋琴」が自宅にある人は、お金持ちかも!

正解は…

正解は「グランドピアノ」でした!

「平型洋琴(グランドピアノ)」は、クラシックコンサートで目にする奥行きのあるピアノです。

メーカーによりますが、高さは約100㎝、奥行きは149から227㎝程度。大きいですね!

ちなみに一般家庭に多いアップライトピアノは「竪式洋琴」と書きます。高さは120から130cm前後、奥行きは最大でも130cm程度です。

両者の違いは、鍵盤とつながっている内部のハンマーの位置。

「平型洋琴(グランドピアノ)」は鍵盤と平行ですが、「竪式洋琴(アップライトピアノ)」は垂直です。

「洋琴(ピアノ)」の起源

「洋琴(ピアノ)」を発明したのは、イタリアの楽器制作家バルトロメオ・クリストフォリという人物でした。

「洋琴(ピアノ)」の正式名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」といいます。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!