今回の難読漢字は「幇助」「嘱望」「阿諛」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「幇助」
「幇助」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た印象から「ふうじょ」と読んでしまいそうになりますが、それは間違いです。
ニュースなどで時々耳にする言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「幇助」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 他人の犯罪行為を手助けすること
- 「犯罪者の逃走を幇助した」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「幇助」の読み方!正解は!?
正解は「ほうじょ」です。
日常的に使う言葉ではないため、読めなかった方も多いかも知れませんね。
「幇助(ほうじょ)」とは、他人を脇から手助けしたり援助することをいいますが、多くの場合法律に違反するような、良くない意味で使われます。
下は「幇助」を使った例文です。
- 自殺幇助は罪に問われます
- 犯人の妻が障害幇助の罪で逮捕された
- 幇助犯と呼ばれる犯罪がある
「幇助」の類義語には以下のようなものがあります。
手伝い、力ぞえ、羽翼、後押し、扶助、支援、後援、かばい立て
2問目はこの漢字!「嘱望」
「嘱望」の読み方をご存じでしょうか?
「嘱」の字は「属」とよく似ていますが「ぞくぼう」と読むのは間違いですよ。
普段の生活であまり耳にしない言葉ですが、改まった場で聞いたことがあるかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「嘱望」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 意味は、将来に期待することです
- 「彼は将来を嘱望される新入社員だ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「嘱望」の読み方!正解は!?
正解は「しょくぼう」です!
「嘱望(しょくぼう)」は「属望」と書くこともでき、意味や読み方は同じ。
嘱望とはヒントでも紹介したように、将来に期待するということです。
「嘱」の字は「嘱む(たのむ)」とも読み、「たのむ、まかせる、ゆだねる」といった意味を持ちます。
さらに「望」という字には「ねがう、まちのぞむ」という意味があるため、これらの2つの字が重なることで「将来に期待する」という意味になるのです。
最後はこの漢字!「阿諛」
「阿諛」の読み方をご存じでしょうか?
「誼」や「棋」は「ぎ」と読めるため、「あぎ」と読んでしまったかも知れませんが、それは間違い。
とはいえ「諛」という漢字は初めて見たという方も多いでしょう。
漢字検定1級レベルの難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「阿諛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 意味は人のご機嫌を取ったりお世辞を言ったりすること
- 「阿諛追従」という四文字熟語があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「阿諛」の読み方!正解は!?
正解は「あゆ」です!
「阿諛(あゆ)」とは人の顔色をうかがって機嫌を取ったりお世辞を言ったりすること。
「阿諛」なんて言葉は聞いたことがないという方も多いでしょう。
日常的には使いませんが、小説などでたまに出てくるので、大人のたしなみとして覚えておくと良いですね。
また、ヒントで紹介した「阿諛追従(あゆついしょう)」とは、人に気に入られようとして媚びへつらうことです。
この機会に合わせて覚えておきましょう。