漢字読み講座

【今日の難読漢字】「胡乱」「譴責」「猟虎」「苟も」「彿う」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「胡乱」

「譴責」

「猟虎」

「苟も」

「彿う」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「胡乱」です!

「胡乱」は何と読むのか、ご存知でしょうか?

パッと見た感じでは「こらん」と読んでしまいそうですが、もちろん間違いです。

やさしい漢字なのに読めない、まさに難読漢字ですね。

さて、あなたは読めるでしょうか?

「胡乱」の読み方のヒントはこちら

  1. 胡乱の読み方は「〇〇〇」の3文字です
  2. 意味は「曖昧で当てにならない、正体が怪しい」など
  3. 似たような言葉に「胡散くさい」があります

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「胡乱」の読み方!正解は!?

正解は「うろん」です!

知らなかったら、想像がつかない読み方だといえるでしょう。

胡乱の「胡」は、筋が通らない、でたらめといった意味を持ちます

さらに「乱」は、乱れるという意味。

その2文字が重なることで、当てにならない、怪しいという意味になるのは、納得です。

ヒントで例に出したように「胡散(うさん)くさい」という言葉も、同じような意味になります。

「うろん」と聞いただけでは何のことかわかりませんが、漢字をひも解くとわかりやすいですね。

読みづらい漢字も多いけど、そういう意味では漢字はありがたいです。

2つ目の漢字は「譴責」です!

この言葉は一般的にはあまり使われることのない言葉で、むしろ知らなくて良い言葉かもしれません。

 

対象は、企業や会社にお勤めのサラリーマンになりますが、まず真面目に働いていれば関係のない言葉です。

 

漢字としても意味としても難解ですが、正解を知ることで働き方を見直す契機となれば幸いです!

 

「譴責」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② 「責」は「せき」と読みます。

ヒント③ 懲戒処分の一つです。

 

「譴責」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「けんせき」です!

 

「譴責」とは、会社の従業員から始末書を提出させて、厳重注意をする行為のことです。

 

人事部署の人にとっては頭の痛い悩みでもありますが、働き手側にとっては自己を律しながら真面目に働かなければなりません。

 

いわゆる懲戒処分の一つとされており、多くの会社では最も軽い処分として定められていることが多いようですが、処分には変わりありません。

 

お金を対価としてもらっている以上、いつも誠実に、実直に、新入社員の頃の気持ちを忘れずに働いていきましょうね!

3つ目の漢字は「猟虎」です!

「猟虎」

これ、何と読むかわかりますか?

 

なんだかちょっと怖そうな見た目のこの漢字。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「猟虎」読み方のヒント!

 

「猟虎」

 

ヒントは

「とってもかわいい、水族館の人気者」です!

 

字面からは想像できないキュートな生き物なのですが…

 

さて、読めるでしょうか?

 

「猟虎」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「らっこ

です!

 

「猟虎」は

「食肉目イタチ科ラッコ属のほ乳類」です。

 

貝をお腹に乗せ、石などで割って食べているようすが特徴的な、

とってもかわいい生き物でおなじみ。

 

実は「ラッコ」という語源はアイヌ語にあり、

昔から北海道の海に生息していたようです。

 

ですが、毛皮を目的とした乱獲によって数が激減。

現在は絶滅危惧種に指定されています。

 

以前は、水族館の人気者として数多く飼育されていましたが、

輸入の制限などにより飼育頭数も減っているそうです。

 

そんな、かわいくてレアな動物ですが、

漢字はかなり怖い印象ですよね。

 

実は猟虎は肉食で、貝やカニ、ウニ、

時には海鳥も捕食してしまうのだとか…!

 

そう聞くと、ハンターを思わせるこの漢字にも納得できますね。

 

かわいい見た目と裏腹に、とっても怖い漢字の「猟虎」。

ぜひ読み方を覚えて、漢字マスターを目指しましょう!

4つ目の漢字は「苟も」です!

「苟も」と書いて、なんと読むか分かりますか?

筍(たけのこ)や蒟蒻(こんにゃく)に似ているからといって、食べ物ではありません。

あまり自分で使う言葉ではないですが、人が使っているのを聞いたことがあると思います。

さて、「苟も」と書いてなんと読むでしょうか?

「苟も」読み方のヒントは?

「仮にも」「かりそめにも」「仮にも」「万一にも」などという意味を持つ言葉です。

人に言う時は、

「苟もリーダーがポイ捨てをしてもいいのか!」

「苟も学級委員長なら校則を破るべきではない!」

「苟も家族の一員なら後片付けはするべき!」

などと注意する時に使います。

 

自分で使うなら、謙遜しているように見せかけ、本当はものすごく自信がある時などに使います。

たとえば「苟も学級委員長をしている限り、ずるい行動は見逃せません!」など。

あまり耳障りのいい言葉ではないので、自分で使うのは止めておきましょう。

この「苟も」を「仮に」という言葉に置き換えてもだいたい同じ意味になります。

「苟も」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇も」です!

さあ、もうわかりましたか?

「苟も」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「いやしくも

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「彿う」です!

本日の難読漢字クイズは「彿う」!

「彷彿とさせる」の「フツ」です。

あなたは何と読みますか?

「彿う」の読み方のヒントは?

1.「佛う」をひらがなにすると4文字になります。

2.「彿う」の類義語には、「判別困難」「同類」「酷似」などがあります。

3.「これと彿う話は、他国にも存在するだろう」のように使います。

4.「佛」でなく「彿」です。

正解は…

正解は「にかよう」でした!

異なるもの同士がとてもよく似ていること、共通点があることです。一般的には「似通う」と書きますね。

「彿」は8画の漢字で、音読みは「フツ」、訓読みは「彿う(にかよう)」と「彿か(ほのか)」です。

「彿」の右側にある「弗」は、つるの垂れた形やひもをあらわす「弓」と、左右に切り分ける「丿乀」が合わさって「左右に払いのける」という意味になります。

左側の「彳」には、「進んでは止まる」「少しずつ歩く」などの意味があります。

「彷彿」の意味

「彿」を使う言葉で代表的なのは「彷彿(ホウフツ)」ですが、記憶がよみがえる「彷彿とさせる」以外にも使います。

例1:何かと何かがよく似ていることを「子どもの仕草を見て、亡くなった祖母を彷彿する」。

例2:何かがぼんやり見えることを「森の奥に蛍の光が彷彿と現れた」といいます。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!