今回のお題は「諧謔」「括れ」「鸚哥」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「諧謔」
「諧謔」読み方のヒントは?
いっけん読むのが難しそうですが、「諧謔」それぞれの漢字の”つくり”をよく見て、音読みしてみましょう。
「諧謔」の読み方、正解は…
「かいぎゃく」と読みます。
皆と虐が”つくり”になっていて、それぞれの音読みをすればよいので、比較的簡単だったかもしれません。
意味としては、「ユーモア、おどけた滑稽なこと、こっけいみのある気のきいた言葉」です。
「どうしてそんな意味になるの!?」と思った方もいるでしょう。
仮に読み方が分かっても、その意味を想像することが難しい言葉の一つといえます。
それぞれの漢字をみると、
諧…調和
謔…戯れる
という意味があります。
合わせると、たしかに「ユーモア」の訳語として適切かもしれません。
文例としては、「諧謔心のある人」「諧謔に富んだ言い回し」のような感じです。
最近のテレビに出ている芸人より、どちらかといえば昔の喜劇人、チャールズ・チャップリンのような人を形容するときにふさわしい言葉でしょうね。
2問目はこの漢字!「括れ」
「括れ」の読み方をご存知でしょうか?
簡単な漢字なのに、読めそうで読めない難読漢字だといえますね。
一括(いっかつ)、総括(そうかつ)、括弧(かっこ)など、通常は熟語でしか使わない漢字なので、単独で使う読み方は、ほとんどの方がわからないかも?
さて、あなたには読むことができますか?
「括れ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇れ」の3文字です。
- 中ほどで細くなっていることをいいます。
- 「腰が括れている」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「括れ」の読み方!正解は!?
正解は「くびれ」です!
言葉の由来としては「くぼみ」が訛って「くびれ」になったという説があります。
また、体の中で細い部分を「首」と呼ぶため、「くびれ」という言葉が生まれたという説もあるようです。
「括」という字には「手で束ねる」といった意味があります。
手で束ねると束ねた部分が細くなるため、「括れ(くびれ)」という字が使われるのですね。
最後はこの漢字!「鸚哥」
「鸚哥」と書いて、なんと読むか分かりますか?
この漢字、どこかで見たような気がする… 鸚哥という字面からなんとなく「オウム」と浮かんだひともいるかもしれませんが、オウムではありません。
さあ、なんと読むでしょう?
「鸚哥」読み方のヒントは?
1文字目の右側に「鳥」が含まれていますね。そうです、これはある鳥の名前です。
先程は間違えて「オウム」と読んでしまった方もいるかもしれません。
でもオウムと同じくらい、とてもポピュラーで馴染み深い鳥ですよ。
「鸚哥」読み方のもうひとつのヒントは?
次は2文字目に注目してみましょう。
こちらも「可」が重なったあまり普段は見かけない漢字ですね。
ただしこの漢字の読み方がヒントになるかもしれません。
可という字面的に、カキコクコを感じる字でありませんか?
オウムと同じくらい馴染み深くて、終わりがカキクケコの鳥といえば…?”
「鸚哥」の読み方、正解は・・・
正解は…
「インコ」
です!
皆さんの中でも飼ったことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?
ペットの鳥といえばインコというくらい、最も定番の鳥と言えるでしょう。
かわいらしさと人懐っこさだけでなく、人のおしゃべりを真似したり、非常に人気の鳥ですね。
ちなみにオウムは漢字で「鸚鵡」と書きます。インコと1文字目が同じですね。
この「鸚」という字には、「人の言葉を真似する鳥」という意味もあるそうです。
たしかに言われた言葉をそのまま繰り返すという意味で「オウム返し」という言葉がありますね。インコもオウムもどちらも人の言葉を真似する鳥だからですね。
さらにちなみに、インコの中でも一番の人気品種であるセキセイインコは、「背黄青鸚哥」と書きます。
セキセイという言葉は宝石的なキラキラした美しさを感じるのでそういう意味なのかな?と思いきや、単純に「背中が黄色と青色」という意味なんですね。