今回の難読漢字は「遡上」「呵責」「与る」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「遡上」
「遡上」は何と読むか知っていますか?
「遡」は、「八朔(はっさく)」や「朔日(さくじつ)」に使う「朔(さく)」というという漢字に似ています。
そこで、つい「さくじょう」と読みそうになりますが、残念ながら不正解です。
「遡上」の読み方は?ヒントはこちら
「遡上」の意味は、急な流れに逆らって上っていくことです。
たとえば「鮭が川へ遡上していく」のように使ったり、津波が内陸へ上がっていく際の高さを「遡上高」と呼んだりします。
「遡上」の読み方の字数は「〇〇〇〇」の4文字です。
「遡上」の読み方!正解は…?
正解は「そじょう」です!
漢字を見てもなかなか読みづらいですが、読み方を聞くと、ピンときた人も多いかも知れません。
「遡」という漢字は「さかのぼる」「むかう」「さからう」などの意味を持ちます。
「遡」から始まる言葉には、過去までさかのぼるという意味の「遡及(そきゅう)」などもありますね。
「遡及(そきゅう)」は結構、耳にする言葉なのではないでしょうか?
「時間の流れに逆らって過去へさかのぼる」ことを「川の流れに逆らって上る」という意味に例えた言葉なのですね。
こうして考えると、漢字って深いなぁと思います。
これからも深面白い漢字を、どんどん紹介していきますね!
2問目はこの漢字!「呵責」
「呵責」と書いてなんと読むかわかりますか?
阿吽(あうん)の「あ」と、責任の「せき」です。
もちろん、(あせき)とは読みません。
呵責は自分の中の哲学や論理などとの戦い……なのかも知れません。
さて、なんと読むでしょう?
「呵責」読み方のヒントは?
自分にできることがあったのに、あえてしなかったことで
「良心の呵責に苛まれる」
事があります。
自分の中では悪い事だと認識しているので、
罪の意識を感じてしまい自分を攻めてしまう事です。
小さな罪悪感から、大きな罪悪感まで感じたことは無いでしょうか?
「呵責」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
相手が傷つくのをわかっているのに、
口にしないといけない時にも良心の呵責に悩まされてしまいます。
また、良心を持たない人も稀に存在します。
さて、もうわかりましたか?
「呵責」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かしゃく」
です!
できるだけ呵責の無いように過ごしたいですが、
仕事となると言いづらい事も言わないといけない事が多々あります。
あまり囚われないようにしましょう。
最後はこの漢字!「与る」
「給与(きゅうよ)」や「与党(よとう)」など・・・
「与」という漢字は画数も3文字ですし、簡単で身近な漢字だと言えますよね。
送り仮名を付けて「与(あた)える」という使い方も特別難しくはないはず。
ですが、「与る」と書いて何と読むかは、知らない人の方が多いのではないでしょうか・・・?
「よる」?「あたる」?
残念ながらどれも違うんです。
それではさっそく見ていきましょう!
「与る」の読み方のヒントとは・・・?
- 読み方は、ひらがなで「〇〇〇る」の3文字です。
- 大ヒント!異字同訓(違う漢字で同じ訓をもつもの)は、「預かる」です。
②は大・大・大ヒントですよ!
「与る」の読み方の答えは・・・
そうです、答えは「あずかる」です!
「あずかる」と聞くと、異字同訓の漢字「預かる」の方が、頭に浮かびますよね。
でも、正真正銘「与る」と書いても「あずかる」と読むんです。
「預かる」と「与る」、どちらも「あずかる」と読みますが、使われるシーンが違うという訳なんです。
「預かる」と「与る」の使い分け方とは・・・
「預かる」と「与る」は意味が違うので、使い方も違います。
- 「預かる」は、「引き受けて保管する、管理する」という意味。⇒(例)荷物を預かる。
- 「与る」は、「関係する・受ける」という意味。⇒(例)お招きに与る。国政に与る。
同じ「あずかる」でも感じが違えば意味や使われ方も違うんですね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。