漢字読み講座

【今日の難読漢字】「窮地」「諺」「甚振る」「氷柱」「匁」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「窮地」

「諺」

「甚振る」

「氷柱」

「匁」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「窮地」です!

窮地

この漢字、なんて読むかわかりますか?

「きわち」ではありません。

「窮地に陥る」などと使ってピンチであることを表す熟語です。

どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!

「窮地」読み方のヒントは?

窮地は「追い詰められ、のがれようもない、苦しい立場。」という意味でピンチである状況を表す言葉です。

ちなみに窮地の窮は訓読みで「窮(きわ)める」と読むことができます。こちらの意味は極めるとおなじです。

ここで大ヒント!「窮鼠猫を嚙む」の窮と同じ読みです。ここでのネズミの状況もピンチの状況ですね。

「窮地」の読み方、正解は・・・

それでは正解です。

 

正解はきゅうちでした。

「窮」は音読みで「きゅう」、「地」は音読みで「ち」と読んで「窮地(きゅうち)」です。

「窮(きゅう)鼠(そ)猫(ねこ)を噛(か)む」でもネズミが立たされている立場は「窮地」といえるでしょう。併せて覚えておくと忘れづらいかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「諺」です!

「諺」と書いて、なんと読むか分かりますか?

ヒントを先にいうと、ひらがなにすると4文字です!

誰でも必ず、知っている「諺」があります。

好きな「諺」やあまり好きではない「諺」もあると思います。

さて、「諺」と書いてなんと読むでしょうか?

「諺」読み方のヒントは?

「諺」とは鋭い風刺や教訓・知識を含んだ簡潔な言葉のことです。

「思い立ったが吉日」
「失敗は成功のもと」
「ちりも積もれば山となる」
「時は金なり」
「備えあれば憂いなし」
「早起きは三文の徳」

など大切な事を簡単に、でも深い意味で言い伝えてきました。

「転ばぬ先の杖」の事を「やぶからスティック」などと言って一世を風靡した人も。

「悪銭身に付かず」とかも有名ですね!

二兎を追う者は一兎も得ず」なんて、言い得て妙で昔の人は本当にうまい事うと感心してしまいます。

「初心忘るべからず」なんて、とても大切な言葉です。

さて、これらの言葉を総称するとなんと言いますか?

「諺」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ことわざ」

です!

 

明日は明日の風が吹く、何事もおおらかな気持ちで居たい物です。

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「甚振る」です!

「甚振る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(じんぶる)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「甚振る」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「○○○る」となります。
少し乱暴な意味の言葉なので、普段の会話や文章でもそこまで頻繁に使われるわけではないかもしれません。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「甚振る」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「い」です。
これは「激しく揺り動かす」とか「痛めつけたり嫌がらせをする」という意味の動詞です。
ここで例文をひとつ。後者の意味で、「自分より弱い相手を〇〇〇るなんてもってのほかだ」というように使います。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「甚振る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「いたぶる」
です!
初めに紹介した「激しく揺り動かす」という意味では普段なかなかお目にかかりませんが、
夏目漱石の彼岸過迄の中で「枝も幹も凄まじい音をたてて、一度に風からいたぶられるので」
という風に使われているそうですよ。
一般的には「痛めつけたり嫌がらせをする」のほうがよく使われている印象があります。
いじめる、ゆする、といった言葉と同様に、弱い立場のものに対して行われるえげつない行為
といえるでしょう。

4つ目の漢字は「氷柱」です!

「氷柱」って何て読むか分かりますか?

(こおりばしら)とも読みます。

(ひょうちゅう)とも読みますが、もっと一般的な読み方があります。

 

ひらがな3文字です。

”○○○”

 

冬の寒い時期に、屋根などで見ることができます。

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「氷柱」の読み方のヒントは?

「氷柱」とは水の雫が凍って、棒状に垂れ下がったものを指します。

 

「垂氷」(たるひ)と表現することも。

 

冬の季語として、俳句などに読まれることもあります。

 

何と読むか分かりましたか?

「氷柱」の読み方、正解は……

Gゼロインソール

正解は……

 

「つらら」

 

です!

「氷柱」を(こおりばしら)と読むときは、人工的に氷を角柱形にした氷の柱のことを意味します。

 

エアコンなどが無かった時代に、室内に氷柱(こおりばしら)を作って涼んでいました。

 

氷柱(こおりばしら)と読むときは、夏の風物詩になります。

 

埼玉県秩父には「日本三大氷柱」と呼ばれる氷柱(つらら)の名所があります。

 

「三十槌の氷柱」(みそつちのつらら)「あしがくぼの氷柱」(あしがくぼのひょうちゅう)「尾ノ内氷柱」(おのうちひょうちゅう)です。

 

冬の幻想的な氷の世界を楽しめますので、ぜひ一度行ってみてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

5つ目の漢字は「匁」です!

難読漢字です。

今回の問題は「匁」

(かたな)」「(やいば)」どれも違います…

さて、あなたは何と読みますか?

「匁」の読み方のヒントは?

1.「匁」をひらがなにすると3文字になります。

2.貨幣・タオル・シルク・真珠、「匁」は国内のさまざまな取引に使われてきました。

3.『おい。みんな今日は石を一人で九十匁ずつ運んで来い。』宮沢賢治「カイロ団長」より引用

正解は…

正解は「もんめ」でした!

日本国内だけで通用する「国字」なので音読みはありません。訓読みは「もんめ」と「め」です。

江戸時代は貨幣単位として使われていましたが、明治以降は主に尺貫法の重さの単位として取引に用いられました。

「匁」を用いる取引

「匁」とつながりが深い取引はタオルとシルクと真珠です。

真珠の取引では今も匁が使われています。

1匁は3.75gです。

タオル1ダース(12枚)の重さは、200匁が標準といわれています。

3.75g×200=750g ですから、750g÷12枚=タオル1枚が62.5gですね!もし匁が変わるなら、タオルの厚さが違うということです。

シルクの場合は93×93cmが1匁なので、もし匁が変わるなら、シルクの密度が高いということです。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!