漢字読み講座

【今日の難読漢字】「常夏」「閊える」「嘯く」「便宜」「手繦」です!

今日の難解漢字は、

「常夏」

「閊える」

「嘯く」

「便宜」

「手繦」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「常夏」です!

常に夏だと、気分もhappy!と言う人も多いでしょう。

それでは、「常に夏」と書いてなんと読むでしょうか?

常用の「常」ですが、(じょう)とも(つね)とも読みません。

また、野生のナデシコの異名でもあります。

さあ、なんと読むでしょうか?

「常夏」読み方のヒントは?

常に夏のような気候の事や、一年中夏であることを「常夏」と言います。

ハワイなどが常夏にあたりますね。

日本だと沖縄でしょうか?

寒い時期にはとても羨ましく思います。

「常夏」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!

私なら常春(とこはる)の場所に住みたいです!

さあ、もうわかりましたか?

「常夏」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「とこなつ」

です!

 

一年中夏だと、開放的な気分が続きそうですが、

やっぱり日本に生まれたなら「四季」を感じられる方がしっくりくるのかも。

四季があるからこそ、夏の解放感を楽しめるような気がします。

ぜひ、覚えておきましょう。

2つ目の漢字は「閊える」です!

今回の難読漢字クイズは「閊える」です。

もちろん「悶える(もだえる)」ではありませんよ。

早速3つのヒントを見てみましょう!

「閊える」の読み方のヒントは?

1.「閊える」をひらがなにすると4文字になります。

2.「閊える」の類義語には、「塞がる(ふさがる)」「詰まる(つまる)」「滞る(とどこおる)」などがあります。

3.『令嬢は胸の閊へがとれたやうな楽な気がした。そこで松の根本へ腰を下した。』坂口安吾「傲慢な眼」より引用

正解は…

正解は「つかえる」でした!

11画の国字(日本で作られた漢字、国内でのみ通用します)なので音読みはありません。

「閊える(つかえる)」の意味は、妨げられて通れない。さしさわりがあることです。

「つっかえる」とも言いますね!

よく使う言い回しの「差し支えがある」は、「差閊」または「指閊」と書きます。

「閊える」の使い方

「餅が喉に閊えた!」「砂利に閊えて車が進まない」「差閊があるので帰ってください」「入口が狭いので人が閊えている」「読めない漢字に言葉が閊える」など、「閊える」には色々な使い方があります。

ちなみに、「喘息で喉元が閊える」「悲しみで胸が閊える」のように、病気、悲しみや心配といった感情が原因の場合のみ、「痞える」と書いても正解です。

3つ目の漢字は「嘯く」です!

「嘯く」と書いて、なんと読むか分かりますか?

自己保身のために、うまく嘯くことができればだいぶん世渡り上手です。

その代わり人に嫌われるでしょう。

出世している人は「嘯く」事が上手な人が多いです。

人の手柄を強引に自分の物にして、「知らなかった」「今、初めて知った」など、平然と言うことができます。

さて、「嘯く」と書いてなんと読むでしょうか?

「嘯く」読み方のヒントは?

「嘯く」は、とぼけて知らないふりをするという意味です。

周りに居ると非常に迷惑ですね。

しかし、自分で豪語する場合にも使う事があり、某有名漫画家が学生の頃に「俺は漫画家で有名になる!」と嘯いていたとかいう都市伝説があります。

こういう豪語は、とても素敵ですね。

決して嘘はついていません、嘯いているだけです

なんて軽く使えるようになるといいですね。

なかなか難しいですが……。

他にも、鳥や猛獣などが鳴き声を上げることも「嘯く」といいます。

「嘯く」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇く」です!

さて、もうわかりましたか?

「嘯く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「うそぶく」

です!

ぜひ、使ってみてください!

4つ目の漢字は「便宜」です!

便宜」と書いて、なんと読むか分かりますか?

(びんせん)(びんじょう)(べんざ)とは読みません。

まあまあ便利な言葉なので、口に出してよく使っているという人も居ると思います。

しかし、漢字を読むとなればとたんにわからなくなります。

さて、「便宜」と書いてなんと読むでしょうか?

「便宜」読み方のヒントは?

「便宜」は、その場の都合のいい事。好都合の事という意味があります。

また、状況を伝える手紙や情報のことを指しています。

ある程度察して欲しい時に「便宜上、こう呼ぶことにしました。」「便宜上その方がいい。」など間の説明などをある程度飛ばして、次に進むことができるのでビジネスシーンなどでもよく使われています。

言われた方はその便宜を図るように、全てを言わなくても行動するようになります。

そう聞くと、非常に便利な言葉ですが、最近の若い子はその便宜をイチから説明することを求めたりと、ちょっとしたジェネレーションギャップかも。

「便宜」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「便宜」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「べんぎ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「手繦」です!

「手繦」の読み方をご存じでしょうか?

「繦」という字はもしかしたら見たこともない方が多いかも知れません。

「強」に似ているので「てきょう」と読みたくなりますが、もちろん間違いです。

漢字で書くと難しいですが、ごく普通に誰でも知っているものですよ。

では何と読むのか、あなたにはわかりますか?

「手繦」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
  2. 運動会でよく使うものです
  3. 和服の袖をたくし上げるために使うひものこと

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「手繦」の読み方!正解は!?

正解は「たすき」です。

運動会でリレーのアンカーが肩に斜め掛けする輪っかにのことを「たすき」と呼びます。

選挙の立候補者などが肩に斜め掛けする、名前が書かれた輪っかも「たすき」です。

また、和服の袖がじゃまになる時に、たくし上げるために使うひもも「たすき」と呼ばれます。

「たすき」は「襷」と書くこともできますが、いずれにせよ難しい漢字ですね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!