今日の難解漢字は、
「逼迫」
「欠片」
「小聡明い」
「釣人」
「耐乏」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「逼迫」です!
「逼迫」の読み方をご存知でしょうか?
「迫」という字は、「迫力(はくりょく)」「脅迫(きょうはく)」などでも使われるので、読める方が多いでしょう。
問題は「逼」の字です。
「福(ふく)」に似ていますが、ちょっと違いますね。
さて、あなたには読むことができますか?
逼迫の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- ぎりぎりまで追い詰められて余裕がないことをいいます
- 類義語に「切迫」「緊迫」「急迫」などがあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
逼迫の読み方!正解は…!?
正解は「ひっぱく」です。
とんでもないピンチにおちいって、即座に対処しないといけない。
そんな状況に使われることばです。
たとえば「物価が急上昇して経済が逼迫している」「病状が逼迫して予断を許さない」のように使うことができます。
逼迫の「逼」の字は常用漢字ではないため「ひっ迫」や「ひっぱく」など、ひらがなで表記されることが多いようですね。
2つ目の漢字は「欠片」です!
「欠」は、「欠ける」と言う意味の漢字ですよね。
また、「片」は、「断片(だんぺん)」や「破片(はへん)」などに使われる漢字です。
そこで「けっぺん」と読めそうですが・・・間違いですよ!
日常的によく使う言葉なので、この機会にきちんと覚えましょう。
「欠片」の読み方のヒントは・・・?
ヒントとして、「欠片」の言葉の意味を紹介します!
- 物が欠けた時の、その欠けた破片のこと。
- ごくわずかな量のたとえ。
さらに、大ヒントです。
読み方はひらがなで「〇〇〇」の3文字です。
もう、何と読むのか分かりましたよね?
「欠片」の読み方の答えは・・・
正解は、「かけら」でした!
「ガラスが割れた欠片(かけら)が飛び散った」「瀬戸物の欠片(かけら)が散らばっている」など、物が欠けた時の破片の部分のことを指します。
もう1つの使い方としては、「誠意の欠片(かけら)も感じられない」「良心の欠片(かけら)もない」などと「ごくわずかな量のたとえ」でも使われます。
こちらの使い方をマスターすると、ぐっと上級者っぽく感じられますよね。
簡単な漢字同士の組み合わせの方が、案外難しい読み方になることも多いもの。
覚えておきましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
3つ目の漢字は「小聡明い」です!
難読漢字クイズにチャレンジ!
今回の問題は「小聡明い」。
小動物や女性アイドル、かわいい系男子に使われる言葉です。
雑誌やネットでよく見かけるはずですよ。
「小聡明い」の読み方のヒントは?
ヒント1.「小聡明い」をひらがなにすると4文字になります。
ヒント2.「上目遣いでねだる姿が小聡明い女性」のように使います。
ヒント3.「小聡明い」の類義語には、「狡猾」「抜け目ない」「計算高い」「腹黒い」などがあります。
正解は…
正解は…
「あざとい」でした!
「小賢しい(こざかしい)」と間違った人が多かったのでは?
「小聡明い(あざとい)」とは、ズルさや卑怯さが賢さを上回ったネガティブな印象の言い回しです。
また、思慮が足りない、浅はか、目先の利益だけに囚われるという意味も含まれます。
「小聡明い」の語源については諸説ありますが、古語の「戯ざる(あざる)」という説が有力です。
「戯ざる」には、ふざける・くつろぐ・無作法な振る舞い・くだけた様子などの意味があります。
「小聡明い」は誉め言葉?
最近の女性雑誌を読むと「あざとかわいい」というキャッチコピーを見かけます。
本来は悪い意味の「小聡明い」ですが、現代は誉め言葉として使われるケースがあるようですね!
4つ目の漢字は「釣人」です!
「釣人」って何て読むか分かりますか?
(つりびと)とも読みますが、他にも読み方があります。
「人」は(じん)と読みます。
「釣」の読み方が分かれば、正解は目の前です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「釣人」の読み方のヒントは?
魚釣りをしている人のことです。
読んで字の如し、ですね。
何と読むか分かりましたか?
「釣人」の読み方、正解は……
正解は……
「ちょうじん」
です!
同じような意味で「太公望」も使われます。
中国史『史記』に出てくる人物です。
周代の政治家で、呂尚と呼ばれる人物の別名が「太公望」でした。
太公望という名前は、渭水で釣りをしていた呂尚を、「先代の大公が望んでいた人物だ」と言って周の文王に見出されたことが由来とされています。
太公望は周の文王・武王を助け、殷を滅ぼし、その功績を讃えられ斉に封じられました。
また、『封神演義』という中国の小説にも出てきます。
封神演義は明代に成立した神怪小説で、殷周革命が題材となっていますが、フィクション性が高く、幻想的な物語です。
興味があれば、ぜひ読んでみてください。
漫画にもなっていて、アニメ化もされている有名な作品です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
5つ目の漢字は「耐乏」です!
「耐乏」と書いて、なんと読むか分かりますか?
耐えると欠乏の「乏」という漢字なので、イメージは合っていると思います。
「耐」という漢字は、「耐震」「忍耐」など、とにかく耐える事という意味になっています。
「乏」という漢字は、「貧乏」「窮乏」といった乏しいという意味です。
さて、「耐乏」と書いてなんと読むでしょうか?
「耐乏」読み方のヒントは?
「耐乏」とは、物資が不足している中で耐え忍ぶことです。
戦争中などだと圧倒的に物資が不足している中で、じっと我慢するしかありませんから当然「耐乏生活」を送っています。
不自由な中で我慢しながら不安な毎日を送る生活は、本当に辛い時間でしょう。
子どもの頃は欲しいものがいっぱいだったので、我慢ばかりの、ある意味で耐乏生活だったかもしれませんが、大人になると対して欲しいものが無くなってしまう不思議。
耐乏生活とは、欲しいものが手に入らないのではなく、必要な物が手に入らないような状態の事を指しています。
「耐乏」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
実はそのまま読みます。
さて、もうわかりましたか?
「耐乏」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たいぼう」
です!
反対の言葉でいえば「潤沢」(じゅんたく)ですかね。
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!