今回は「墨西哥」「叛く」「縮緬」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「墨西哥」
難読漢字ではお馴染み、音読みでも訓読みでも読めず、普段見慣れない漢字で登場しているこの「墨西哥」。
明らかにこれは当て字と分かりますね・・・。
さらに、当て字の中にも発音からくるもの、意味からくるもの、もともと中国などで呼称されていた漢字をそのまま流用したものの3種類がありますが、これは3つ目の「そのまま使ったパターン」です。
もはや、こうなってしまうともうお手上げ状態、どこかの文献で目にした人以外には予想もできないレベルになってしまうので、難易度はMAXです。
これはもうヒントを見るしかないっ!
「墨西哥」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは国の名前です。
ヒント➁ アメリカ大陸の中央にあり、太平洋とカリブ海に挟まれています。
ヒント③ 「〇〇〇コ」の4文字です。
「墨西哥」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「メキシコ」です!
「メキシコ」は、アメリカ大陸の中央部に位置していて、西は太平洋、東はカリブ海やメキシコ湾に囲まれた国です。
メキシコといえば、古代はアステカ文明が栄えた都市でもあり、大航海時代に侵略されるまでは独自の文明を発達させていた国でもあります。
また、1980年代には麻薬カルテルの抗争が激化し、現在に至るまで治安が安定しない状況になっています。
そのため、今でも危険度が高すぎて海外旅行先にまず選ばれない国となってしまっていますが、古代文明も栄えた歴史ある国でもありますので、早く気軽に訪れるようになるといいですね!
2問目はこの漢字!「叛く」
難読漢字で知識を増やしましょう!
今日の漢字は「叛く」です。
あまり見かけない漢字ですね…。
「叛く」の読み方のヒントは…
昔、朝廷に「叛く」者たちを朝敵と呼びました。
朝敵とは、天子(天皇)に「叛く」者たちです。
母国に「叛いて」スパイになった。
正解は…
正解は…
「そむく」
でした!
「叛く」は「裏切り」を意味します。
また、わきを向いたり背中を向けたりする動作も含みます。
「叛く」と「背く」は同訓異義
現在、「叛く」は「背く」に置き換えられるケースがほとんどです。
ほぼ同義語として扱われることが多いでしょう。
でも、「叛く」と「背く」には、実は微妙な意味の違いがあるのだそう。
「叛く」:味方であったものが敵になる「裏切り」を意味する。
「背く」:命令、意見、約束、期待、ルールなどに「従わない」こと。
このような関係を「同訓異義」といいます。
「叛」を使う言葉
「叛く(そむく)」は訓読みです。他に「叛れる(はなれる)」とも読みます。
音読みでは「ハン」「ホン」と読みます。
叛逆者(ハンギャクシャ)・叛乱軍(ハンラングン)・叛骨精神(ハンコツセイシン)・叛旗(ハンキ)をひるがえす・謀叛(ムホン)
たくさんありますね!
音読みの「叛」を「反」に置き換えるケースが多いでしょう。
最後はこの漢字!「縮緬」
「縮緬」
これ、何と読むかわかりますか?
とっても身近なものにも、この言葉が使われているのですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「縮緬」読み方のヒント!
「縮緬」
「縮」という感じが使われているので「しゅく」と読みたくなりますよね。
ですが、「しゅくめん」は間違いです!
「〇〇めん」までは合っているのですが…
さて、読めるでしょうか?
「縮緬」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちりめん」
です!
「縮緬」は
「表面に細かいしぼがある織物の一種」です。
表面が波打って縮んでいるような布を見たことはないでしょうか?
風呂敷やお手玉によく使われていますよ。
言葉として、より身近なのが「ちりめんじゃこ」!
漢字で書くと「縮緬雑魚」となり、
今回紹介した漢字も使われています。
これは小魚を並べて干した時の様子が
「縮緬」の布地のように見えたことから名がついたのだとか。
ちなみに「縮緬」は「クレープ織り」とも呼ばれ、
フランスでは、クレープ織りのような模様に焼きあがることから
薄い生地のパンケーキのことを「クレープ」と呼ぶようになったそう!
なにかと食べ物の由来になっている「縮緬」。
エピソードも含めると覚えやすくなりますよね!
ぜひ読み方を覚えて、漢字マスターを目指しましょう!